5、ちょっとひといきの豆知識
商談について
商談と聞くと、なにかしら「ノウハウ」?「秘訣」?「技巧」を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。事実、商談‘交渉の際に議論が煮詰まってきたり、核心にふれたりすると、話に力が入り、スピードも自然に速くなってきて、場合によっては理解が追いつかなくなることがしばしば[1] ある。そういった場合の商談?攻守のボイントとして、まず大事なのは、お互いにはっきり、そしてゆっくりと、例えば、取引商品(価格や包装の方法)、取引価格(どの通貨を使うか)、信用状の発行(いつ開設し、有効期限をいつにするか)、支払い条件、船積み時期、海上保険、品質保証、クレーム及びその他の解決法などの取引条件を十分確認できることを念頭に議論をすすめるべきだということである。
一方商談のプロセスは、アポイント[2] の取得から始まり、次は引き合い、オファー、製品や設備及び関連資料の紹介、送付、注文、価格、支払い、決済条件、納期、運送、保証、契約と進み、そして契約発効後、それを履行[3] していくのが常である。その後の主な仕事といえば、信用状の開設及びその受領から船積みへと進み、そして通関、貨物の受け取り及び代金の支払いなどである。
[1]しばしば①【しばしば】【副】
屡次。再三。一再。(何度もり返し行われることを表す。たびたび。)
△しばしば雨が降る。/常常下雨。
△しばしば忠告したがきかない。/再三劝告,可是不听。
△彼に騙されたことはしばしばある。/屡次受他骗。
[2]アポイント②【アポイント】【名】【英】appointment
约会。见面聚会的约定。(面会·会合の約束。)
△アポイントメント。/约会。
[3]履行◎【りこう】【名·サ変他】
履行。(約束や契約等実際に行うこと。実行。)
△約を履行する/履行合同。
△務の履行を怠る/不偿还债务。