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    愛しさ 優しさ すべて投げ出してもいい

《日语综合教程》第七册 第七課 城の崎にて

    だんだんと薄暗(うすぐら)くなってきた。いつまで()っても、(さき)(かど)はあった。もうここらで()(かえ)そう[1] (おも)った。自分(じぶん)何気(なにげ)なくわきの(なが)れを()た。()こう(がわ)(なな)めに(みず)から()ている半畳敷(はんたたみじ)きほどの(いし)(くろ)(ちい)さいものがいた。いもりだ。まだぬれていて、それはいい(いろ)をしていた。(あたま)(した)傾斜(けいしゃ)[2] から(なが)れへ(のぞ)んで、じっとしていた。(からだ)から(したた)れた[3] (みず)(くろ)(かわ)いた(いし)1()(すん)ほど(なが)れている。自分(じぶん)はそれを何気(なにげ)なく、しゃがんで[4] ()ていた。自分(じぶん)(さき)ほどいもり[5] (きら)いでなくなった。とかげ[6] 多少好(たしょうす)きだ。やもり[7] (むし)(なか)でも(もっと)(きら)いだ。いもりは()きでも(きら)いでもない。10(10)(ねん)ほど(まえ)によく(あし)[8] (みずうみ)でいもりが宿屋(やどや)(なが)(みず)()(ところ)(あつ)まっているのを()て、自分(じぶん)がいもりだったらたまらないという()をよく()こした。いもりにもし()まれ()わったら自分(じぶん)はどうするだろう、そんなことを(かんが)えた。そのころいもりを()るとそれが(おも)()かぶので、いもりを()ることを(きら)った。しかしもうそんなことを(かんが)えなくなっていた。自分(じぶん)はいもりを(おどろ)かして(みず)()れようと(おも)った。不器用(ぶきよう)(からだ)()りながら(ある)(かたち)(おも)われた。自分(じぶん)はしやがんだまま、わきの(しょう)まりほどの(いし)()()げ、それを()げてやった。自分(じぶん)(べつ)にいもりをねらわなかった。ねらってもとても()たらないほど、ねらって()げることの下手(へた)自分(じぶん)はそれが()たることなどは(まった)(かんが)えなかった。(いし)コツ(こつ)といってから(なが)れに()ちた。(いし)(おと)同時(どうじ)にいもりは4()(すん)ほど(よこ)()んだように()えた。いもりはしっぽ[9] ()らし、(たか)()げた。自分(じぶん)はどうしたのかしら、と(おも)って()ていた。最初石(さいしょいし)(とう)たっ、たとは(おも)わなかった。いもりの()らした()自然(しぜん)(しず)かに()りてきた。するとひじ[10] ()ったようにして傾斜(けいしゃ)[11] ()えて、(まえ)へついていた(りょう)前足(まえあし)(ゆび)(うち)へまくれ()むと、いもりは(ちから)なく(まえ)へのめってしまった。()(まった)(いし)についた。もう(うご)かない。いもりは()んでしまった。自分(じぶん)はとんだことをしたと(おも)った。(むし)(ころ)すことをよくする自分(じぶん)であるが、その()(まった)くないのに(ころ)してしまったのは自分(じぶん)(みょう)(いや)()をさした。もとより自分(じぶん)のしたことではあったがいかにも偶然(ぐうぜん)だった。いもりにとっては(まった)不意(ふい)[12] ()であった。自分(じぶん)はしばらくそこにしゃがんでいた。いもりと自分(じぶん)だけになったような心持(こころも)ちがして、いもりの()自分(じぶん)がなってその心持(こころも)ちを(かん)じた。かわいそうに(おも)うと同時(どうじ)に、()(もの)(さび)しさをいっしょに(かん)じた。自分(じぶん)偶然(ぐうぜん)()ななかった。いもりは偶然(ぐうぜん)()んだ。自分(じぶん)(さび)しい気持(きも)ちになって、ようやく足元(あしもと)()える(みち)温泉宿(おんせんやど)のほうに(かえ)ってきた。(とお)町外(まちはず)[13] ()()()した。()んだはちはどうなったか。その()(あめ)でもう(つち)(した)(はい)ってしまったろう。あのねずみはどうしたろう。(うみ)(なが)されて、(いま)ごろはその(みず)ぶくれ[14] のした(からだ)をごみといっしょに海岸(かいがん)へでも()()げられて[15] いることだろう。そして()ななかった自分(じぶん)(いま)こうして(ある)いている。そう(おも)った。自分(じぶん)はそれに(たい)し、感謝(かんしゃ)しなければすまぬような()もした。しかし、実際喜(じっさいよろこ)びの(かん)じはわき()がってはこなかった。()きていることと()んでしまっていることと、それは両極(りょうきょく)[16] ではなかった。それほどに()はないような()がした。もうかなり(くら)かった。視覚(しかく)[17] (とお)()(かん)ずるだけだった。(あし)()感覚(かんかく)視覚(しかく)(はな)れて、いかにも不確(ふたし)かだった。ただ(あたま)だけが勝手(かって)(はたら)く。それがいっそうそういう気分(きぶん)自分(じぶん)(さそ)っていった。

3週間(しゅうかん)いて、自分(じぶん)はここを()った。それから、もう3()年以上(ねんいじょう)になる。自分(じぶん)脊椎(せきつい)カリェス(かりぇす)になるだけは(たす)かった。

    『志賀直哉全集第2巻』による


 [1]引き返す③【ひきかえす】

【自·一

1)返回,折回。(進んできた道をもとへ戻る。ひっかえす。)

△途中から引き返す。/半路上折回,半路返回。

△いま来た道を引き返した。才来的路返回去了。

△進むことも引き返すこともできない。退两

2)相反。(反対にする。うってかわって。)

△昨年に引き返して今年は暖かい。/和去年相反,今年暖和。

 [2]傾斜◎【けいしゃ】

【名·自·三

1斜;斜度。(かたむいて斜めになること。また、その度合。かたむくこと。かたむき。〔地〕地層面などと水平面との角度。クリノメーターで測定する。勾配。傾斜角。)

△後方へ傾斜する。/向后斜。

△地盤がゆるんで傾斜した。/斜了。

△坂の傾斜は15度ぐらいある。/斜坡的斜度有十五度左右。

△傾斜儀。/

△傾斜角。/斜角。

2向。(心などが一定の方向に引きよせられること。気持ちが動くこと。)

△彼女への心の傾斜をおさえきれなかった。/她的于抑制。

 [3]滴る②【したたる】

【自·一

1)滴,滴落。(水などが、しずくになって垂れ落ちる。)

△木の葉からしずくが滴る。/从叶上滴下水珠。

2)表示非常鲜艳,非常美(美しさや鮮やかさがあふれるばかりに満ちている。)

△新緑滴るばかり。/青翠欲滴。

△水の滴るよう。/滴滴。

 [4]しゃがむ◎【しゃがむ】

【自·一

蹲,蹲下(ひざを折り曲げて腰を落とす。かがむ)。

△落としたものをしゃがんで取る/蹲下起掉的西。

△物陰にしゃがむ/蹲在背阴

 [5]いもり【いもり】

〈動〉

 [6]トカゲ◎【とかげ】

【名】

<>蜥蜴,四脚蛇。(有鱗目トカゲ亜目スキンク科に属する爬虫類の総称。広義にはトカゲ亜目に属する爬虫類を指し、イグアナ、ヤモリ、カメレオン、カナヘビ、アガマなどを含む。

△平均すると、ヘビはトカゲ類より大きく、成長すれば体重も大幅に増える。/平均来,蛇是大于蜥蜴,成后体重将大幅增加。

 [7]やもり【やもり】

〈動〉守,壁虎

 [8]蘆【あし】

芦,芦草,

 [9]尻尾③【しっぽ】

【名】

1)尾巴。(動物の尾。)

△尻尾を立てる/尾巴;尾巴。

△尻尾を垂れる/搭拉尾巴。

△尻尾を巻いて逃げる/起尾巴跑开;打退堂鼓溜开。

△犬は主人を見ると盛んに尻尾を振った/狗一看到主人,就不停地尾巴。

2)尾状物。(細長いものの、端。)

△たくあんの尻尾/咸卜梢儿。

3)末尾,末端。(順位の一番後ろ。)

△いちばん尻尾だ/在最后;落在最后。

△あんなことをしていてよく尻尾を出さないものだ/搞那种勾当,竟然没露出脚来。

△しまいに尻尾を出すだろう/究会露出狐狸尾巴来。

△なかなかやつの尻尾がつかめない/抓不住他的尾巴〔把柄〕。

 [10]肘②【ひじ】

【名】

1)肘,胳膊肘子。(上腕と前腕とを繋ぐ関節。また、その折曲げた時の外側の部分。)

△肘を曲げる。/曲肘。

△肘を張る。/支开胳膊肘。

△肘で押し分けて割り込む。/用胳膊肘推开挤进去。

△肘を枕にする。/曲肘枕。

△机に片肘をつく。/一只胳膊肘儿支在桌上。

2)肘形物。((1)の形に曲がって突き出しているもの。)

△いすの肘。/椅子扶手。

 [11]傾斜◎【けいしゃ】

【名·自·三

1斜;斜度。(かたむいて斜めになること。また、その度合。かたむくこと。かたむき。〔地〕地層面などと水平面との角度。クリノメーターで測定する。勾配。傾斜角。)

△後方へ傾斜する。/向后斜。

△地盤がゆるんで傾斜した。/斜了。

△坂の傾斜は15度ぐらいある。/斜坡的斜度有十五度左右。

△傾斜儀。/

△傾斜角。/斜角。

2向。(心などが一定の方向に引きよせられること。気持ちが動くこと。)

△彼女への心の傾斜をおさえきれなかった。/她的于抑制。

 [12]不意①【ふい】

【名·形

冷不防,忽然,突然,抽冷子,意外,想不到,出其不意。(思いもよらないこと。思いがけないこと。意外。)

△不意のできごと。/突如其来的事情。

△不意の来客。/没想到的客人,不速之客。

△不意をうつ。/突然袭击,出其不意。

△不意を突かれる。/来了个冷不防,被突然袭击

△敵の不意を突く。/攻不意。

△むかしの友だちが不意にたずねてきた。/老朋友突然来访

 [13]町外れ③【まちはずれ】

【名】

郊外,市郊。(町の家並みが終わろうとする辺り。町の外れ。)

△農業試験場は町外れにある。农业试验场在郊外。

 [14]水ぶくれ【みずぶくれ】

水泡>表皮内もしくは表皮下に組織液がたまって水様に透けてみえるものをいう。米粒大以下のものを小水疱という。熱傷(やけど)による水疱はよく知られている

 [15]打ち上げる④⑤◎【うちあげる】

【自他·二

1)打上去,射。(空高く上げる。)

△花火を打ち上げる。/放焰火。

△人工衛星を成功裏に打ち上げた。/成功地射了人造星。

△内野フライを打ち上げる。/打了一个内场腾空球。

2)波浪把西冲上岸。(波が物を岸に運びあげる。)

△砂浜に波が打ち上げる。/波浪冲拍着沙

△津波で大きな船が岸に打ち上げられた。/因大船被冲上岸来。

3束。(一興行を終える。)

3か月の芝居興行を打ち上げた。束了三个月的戏剧演出。

4)拿掉。把方的死棋从棋上拿掉。(死んだ相手の石を盤面から取り上げる。

 [16]両極◎【りょうきょく】

【名】

1)两极;两极端。(「両極端」に同じ。)

△善と悪との両極。/善两极。

2)两极;南极和北极。(北極と南極。)

3)两极;阳极和阴极。(陽極と陰極。)

 [17]視覚◎【しかく】

【名】

视觉。(目で見た時に起こる感覚。物を見る、神経の働き。)

△視覚を失う。/失去视觉

△視覚が弱る。/视觉减弱。

△このデザインは視覚に強く訴える。设计图人的视觉留下深刻印象。

△視覚器官。/视觉器官;官。

△視覚中枢。/视觉中枢。

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评论 3

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  1. #2

    阿婆主是不是一个一个词条查找粘贴过来排版好的 真的辛苦了 不知道还有没有机会看到第八九课www

    森野信子3年前 (2020-11-20)回复
  2. #1

    足に毛の生えた大きな川がにが石のようにじっとしている 川字后面缺了一个字就是;蟹

    opop7年前 (2017-09-30)回复
    • 应该是没缺的,川がに→川蟹 这样

      lotus5年前 (2019-08-02)回复

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