言葉の学習
一、ともなく/ともなしに
「疑問詞十助詞十ともなく/ともなしに」の形で用いられ、「Aについてははっきりしない」の意。この形のものは慣用的なものが多い。(也不知…)
あいさつを忘れたのに気がついて、静香は刺身を取りかけていた箸[1] をおいて、両手を膝の上に揃え、誰にともなく頭をさげて「いただきます』と言った。(静香发现自己忘了打招呼,于是放下了就要夹着生鱼片的筷子,双手放在膝盖上,也不知对着何人低头说了声“我吃了”)
わたしは誰からともなく、このうわさを聞いたのだが、信じない。(我也不知是从哪儿听说了这个传闻。不过,我不相信。)
バラ[2] の花の匂いがどこからともなく漂ってきた。(不知从哪儿飘来了玫瑰的花香。)
文通[3] をしていたが、どちらからともなく交際が途切[4] れてしまった。(一直互相通信来着。可是也不知是谁开的头后来就没再交往下去。)
しばらくの間、どこへともなくふらふら[5] と步きまわりながら、田中が自分のアパートへ帰り着いた時はもう日も暮れかかろうという頃だった。何となくけだるい。今日一日は何だったのかと悔やまれてならなかった。(毫无目的信步溜达了一会儿,田中回到自己的公寓时已是太阳快落山了。总觉得有些倦怠。他后悔极了,“今天一天算什么啊。”)
生徒たちはよるおそく騒いでいたが、いつともなく自分の部屋に戻った。
2「動詞十ともなくともなしに』の形で用いられ、「意識してAをするわけではないが、無意識にAをしている』の意。この形の動詞は基本形でなければならない。(无意地,不经意地)
教室から外を見るともなしに見ていたら、交通事故を目撃[8] してしまった。(我无意中从教室往外望去,于是目击了一场车祸的发生。)
外が騒がしかったので、見るともなしに見ていたら、先生に注意されてしまった。(外面吵得很。我不经意地瞧了一下,结果受到了老师的批评。)
思うともなしにさまざまなことを思い出した。(也没又去想,可各种事儿都从脑海里浮现了出来。)
喫茶店で、隙[9] の席の話を聞くともなく聞いていたら、わたしの会社のことだったので驚いた。(在咖啡馆,无意之中听到了邻座的谈话,令我吃惊的是谈的正是我们公司的事儿。)
彼はお母さんが日本人なので、日本語は覚えるともなく自然に身についている(他的母亲是日本人,所以他的日语没有刻意地去记就自然而然地掌握了。)
二?はともかく(として)姑且不论,暂且不谈
服のデザインはともかくとして、色の組み合わせはやっぱりその人ならではの風格[10] がある。(服装的款式姑且不谈,颜色的搭配有他独特的风格。)
学識と能力はともかくとして、融通[11] がきかなぃ頑固な性格で、物事に柔軟[12] に対応することができなぃところがちよっと心配だ。(学识和能力暂且不谈,我担心不懂通融、固执的性格使他不会弹性地应对事物。)
内容はともかく、新しい単語が多すぎると辞書を引き引きになるのでおもしろくない。(内容姑且不谈,新单词太多的话要经常查字典,这样读起来没劲。)
いきさつ[13] の説明はともかく、まずその結果を教えてください。(别说经过了,先说结果吧。)
高等学校卒業生以上はともかく、中学を出た人がちゃんとした文章が書けるかどうか疑問[14] だ。(高中毕业以上的学生姑且不论,中学毕业的人能不能写好文章我抱有怀疑。)
[1]箸①【はし】
【名】
筷子,箸。(中国や日本などで、食事などに物を挟み取るのに用いる細長く小さい2本の棒。木·竹·金属·象牙などで作る。)
△竹の箸。/竹筷。
△とり箸。/公用筷。
△箸箱。/筷子盒。
△箸をつける。/动筷子; 下箸。
△箸をとる。/拿筷子(开始吃饭)。
[2]バラ◎【ばら】
【名】
玫瑰,蔷薇。(バラ科バラ属の低木の総称。)
△女性はだいたいバラがすきでしょう。/女性大多都爱玫瑰吧。
[3]文通◎【ぶんつう】
【名·自动·三类】
通信,写信联系。(文書で通信すること。手紙のやりとり。書信。)
△中国人と文通する。/和中国人通信。
△十年来文通を続ける。/十年来一直保持着通信联系。
△文通が絶える。/音信断绝。
[4]途切③【とぎれ】
【名】
暂停,途中间断。(とぎれること。中絶。途絶。途絶え。)
△途切なく話し続ける。/不停地说。
△話の途切。/话题中断。
[5]ふらふら①【ふらふら】
【副·サ変自】
(1)蹒跚,摇晃,晃荡。(力が入らなかったり、疲れたりして、体が揺れ動く様。)
△ふらふらと立ち上がる/摇摇晃晃地站起来。
△ふらふらした足どり/蹒跚的脚步。
△頭がふらふらする/头晕。
△一日中働いて,ふらふらになった/干了一整天,累得东倒西歪。
△空腹でふらふらになっている/饿得发晕。
(2)游移不定。(落ち着かないさま。安定しないさま。また、考えや態度が定まらないさま。)
△気持ちがふらふらしている/定不下心来。
△ふらふらしてないで,さっさと決心しなさい/别犹豫〔犹疑〕啦,快下决心吧。
(3)糊里糊涂;信步而行,溜达。(はっきりした考えや目的がなく行動する様。)
△わたしはふらふらとその店にはいった/我糊里糊涂地进了那个商店。
△ついふらふらと盗みをはたらいてしまった/不知怎么〔鬼使神差〕地就偷了东西。
△ふらふらと歩きまわる/信步到处溜达。
△ふらふらと出て行く/无目的地走出去;出去溜达。
[6]旅人◎【たびにん】
【名】
游侠;走江湖的人。(博徒など,各地を渡り歩く人。)
△旅人はきっと自由に憧れている。/走江湖的人肯定是崇尚自由的。
[7]立ち去る◎③【たちさる】
【自·一类】
走开,离去,离开。起身离开原来的位置。(その場を去る。たちのく。)
△だまって立ち去る。/悄悄地〔悄然、默默地〕离去。
△別れを惜しみながら立ち去る。/难舍难离地走开。
[8]目撃◎【もくげき】
【名·他动·三类】
目击,目睹,亲眼看到。(実際に目で見ること。)
△交通事故を目撃する。/亲眼看到交通事故。
△目撃者。/目击者。
[9]隙◎【すき】
【名】
(1)间隙,缝隙,缝。(すきま。)
△戸の隙からのぞく。/从门缝里看。
△人だかりの隙をぬって歩く。/从人堆的缝里穿过去。
(2)空处,空当子,空间,余地。(余地。)
△割り込む隙がない。/没有挤进去的余地。
△いまひとり入る隙がある。/还能容纳一个人。
(3)空,闲暇,余暇,工夫。(ひま。)
△仕事の隙を見て電話をかける。/瞅着工作中的空当儿去挂电话。
△間がな隙がな勉強する。/一有工夫就用功。
(4)空子,空隙,漏洞,机会,可乘之机。(ゆだん。)
△隙のない防備。/万全的防备。
△隙を狙う。/伺机。
△隙に乗ずる。/乘隙,乘机。
△隙をうかがって逃亡する。/乘隙逃跑。
△敵に隙を見せない。/不给敌人(以)可乘之机。
△隙さえあればもぐり込む。/有空子就钻。
△彼の身なりには一分の隙もなかった。/他穿戴得整整齐齐。
[10]風格◎【ふうかく】
【名】
风度,风格,风采;仪表,容貌。(その人の言動や態度に現れ出た品格。また、独特のあじわい。おもむき。)
△堂々たる風格。/仪表非凡〔堂堂〕。
△おっとりした風格。/风度大方。
△独特な風格。/独特风格。
△風格のある人物。/有风度的人。
△彼の文章には一種の風格がある。/他的文章有一种风格。
[11]融通◎【ゆうずう】
【名·他动·三类】
(1)融通,顺利通过。(融けあって滞りなく通じること。)
△融通無碍。/畅通无阻。
(2)通融。(金銭の流通すること。)
△金を融通する。/通融钱款。
(3)随机应变。(臨機応変に事を処理すること。)
△融通のきかない人。/头脑不灵活的人;死心眼的人。
△融通をきかせる。/灵活应付。
[12]柔軟◎【じゅうなん】
【形动】
(1)柔软。(からだが柔らか。)
△からだの柔軟な人は運動がうまい。/身体柔软的人适合搞体育运动。
△柔軟性。/柔性。
△柔軟体操。/柔软体操。
(2)灵活。(かんがえが自由。)
△柔軟な態度。/灵活的态度。
[13]いきさつ◎【いきさつ】
【名】
事情的经过,原委,底细,内情。(物事のこみいった事情。事件の経過。)
△事件のいきさつを説明する。/说明事件的经过。
△ふたりの間にどんないきさつがあったかは知らない。/不知道二人之间是什么复杂情况。
△人にも言えないようないきさつがある。/有不能对人说的原委,有难言之隐。
[14]疑問◎【ぎもん】
【名】
疑问。(疑わしいこと。)
△疑問を抱く。/怀疑。
△疑問に思う。/认为是个疑问。
△疑問の点を確かめる。/把疑问的地方弄清楚。
△彼が行くかどうかは疑問だ。/他是否去是个问题。
△疑問があったらなんでも聞きなさい。/如果有问题,尽管提出来。
△疑問の余地がない。/没有置疑的余地。