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    愛しさ 優しさ すべて投げ出してもいい

上外《日语综合教程》第五册 読み物 蜜柑

  それは油気(あぶらけ)[1] のない(かみ)ひっつめ[2] 銀杏返(いちょうがえ)[3] ()って[4] (よこ)なでの(あと)のある(ひび)[5] だらけの(りょう)(ほお)気持(きもち)(わる)(ほど)(あか)火照(ほて)らせた[6] 如何(いか)にも田舎者(いなかもの)らしい(むすめ)だった。しかも(あか)じみた萌黄(もえぎ)(しょく)毛糸(けいと)[7] 襟巻(えりまき)[8] がだらりと()(くだ)った(ひざ)(うえ)には、(おお)きな風呂敷(ふろしき)(つつ)みがあった。その(また)(つつ)みを(いだ)いた霜焼(しもや)[9] ()(なか)には、(さん)(とう)赤切符(あかぎっぷ)大事(だいじ)そうにしっかり(にぎ)られていた。(わたし)はこの小娘(こむすめ)下品(げひん)[10] (かお)だち[11] (この)まなかった。それから彼女(かのじょ)服装(ふくそう)不潔(ふけつ)[12] なのもやはり不快(ふかい)だった。最後(さいご)にその()(とう)(さん)(とう)との区別(くべつ)さえも(わきま)えない[13] 愚鈍(ぐどん)[14] (こころ)腹立(はらだ)たしかった。だから巻煙草(まきたばこ)()をつけた(わたし)は、(ひと)つにはこの小娘(こむすめ)存在(そんざい)(わす)れたいと()(こころ)もちもあって、今度(こんど)はポッケットの夕刊(ゆうかん)漫然(まんぜん)[15] (ひざ)(うえ)へひろげて()た。するとその(とき)夕刊(ゆうかん)紙面(しめん)[16] ()ちていた(がい)(こう)[17] が、突然(とつぜん)(でん)燈の(ひかり)(かわ)って、(すり)(わる)(なに)(らん)かの活字(かつじ)意外(いがい)なぐらい(あざ)やか[18] (わたし)()(まえ)(うか)んで()た。()うまでもなく汽車(きしゃ)(いま)横須賀線(よこすかせん)(おお)(トン)(ネル)最初(さいしょ)のそれへはいったのである。

  しかしその(でん)燈の(ひかり)()らされた夕刊(ゆうかん)紙面(しめん)見渡(みわた)しても、やはり(わたし)憂鬱(ゆううつ)(なぐさ)むべく、世間(せけん)(あま)りに平凡(へいぼん)出来事(できごと)ばかりで()()って[19] いた。講和(こうわ)[20] 問題(もんだい)新婦(しんぷ)新郎(しんろう)涜職(とくしょく)[21] 事件(じけん)死亡(しぼう)広告(こうこく)――(わたし)(トン)(ネル)へはいった一瞬(いっしゅん)(かん)汽車(きしゃ)(はし)っている方向(ほうこう)(ぎゃく)になったような錯覚(さっかく)(かん)じながら、それらの索漠(さくばく)[22] とした記事(きじ)から記事(きじ)へほとんど機械(きかい)(てき)()(とお)した。が、その(かん)勿論(もちろん)あの小娘(こむすめ)が、あたかも卑俗(ひぞく)[23] 現実(げんじつ)人間(にんげん)にしたような面持(おもも)ちで、(わたし)(まえ)(すわ)っている(こと)()えず意識(いしき)せずにはいられなかった。この(トン)(ネル)(なか)汽車(きしゃ)と、この田舎者(いなかもの)小娘(こむすめ)と、そうして(また)この平凡(へいぼん)記事(きじ)(うま)っている夕刊(ゆうかん)と、――これが象徴(しょうちょう)でなくて(なに)であろう。不可解(ふかかい)な、下等(かとう)[24] な、退屈(たいくつ)人生(じんせい)象徴(しょうちょう)でなくて(なに)であろう。(わたし)一切(いっさい)がくだらなくなって、()みかけた夕刊(ゆうかん)(ほう)()すと、(また)(まど)(わく)(あたま)を靠せながら、()んだように()つぶって[25] うつらうつら[26] (はじ)めた。


 [1]油気◎【あぶらけ】

【名】

油气;油性;光泽;;

 [2]引っ詰め【ひっつめ】

垂髻.

引っ詰め髪/梳在后面的发髻.

 [3]銀杏返し【いちょうがえし】

银杏卷.

 [4]結う◎①【ゆう】

【他动·一类】

1)系,结,··扎。(糸状·ひも状の物で、くくったりして組み立てる。)

2)梳扎(头发)。(髪をひ··で結んだりして形を整える。)

△髪を結う。/梳头;梳扎头发。

△島田に結う。/梳成“岛田”式发型。

 [5]皸◎【あかぎれ】

【名】

皲裂。(寒さや労··のため、手足の皮膚が深くさけること。

△足に皹が切れた。/脚裂口子了。

 [6]火照る②【ほてる】

【自动·一类】

(脸或身体)感觉发烧,发热。(顔やからだが熱く感じる。)

△興奮と恥ずかしさでからだじゅうが火照った。/满怀着兴奋和羞愧,全身都发烫。

 [7]毛糸◎【けいと】

【名】

毛线,绒线。(羊毛··の他の獣毛を紡いだ糸。)

△··糸で靴下を編む。/用毛线织袜子。

 [8]襟巻【えりまき】

【名】

围巾。(寒さを防··ためや装飾として首、肩の回りに巻くものの総称。

 [9]霜焼け◎【しもやけ】

【名】

冻伤,植物遭霜打··色。(寒さのために皮膚の血管が麻痺し、赤紫色にはれたもの。凍瘡。霜腫れ)

△霜焼けの手。/冻伤的手。

 [10]下品◎【げひん】

【名·形動】

卑鄙;粗野,粗俗;下流,下作,不雅。(言動や顔つき等に卑しい品性が感じられること。品が悪いさま。)

△下品なことばづかい/说话粗野。

△礼儀を心得ない下品な人···/不懂礼貌的粗野的人。

△食···方が下品だ/吃东西下作。

 [11]顔だち◎【かおだち】

【名】

容貌,面庞,相貌··脸盘儿。(顔全体の形。顔のつくり。目鼻立ち。)

△端正な顔だち。/容貌端正。

 [12]不潔◎【ふけつ】

【名·形动】

1)不清洁,···洁净,不干净,肮脏。(清潔であることが期待されるべきものが汚れていて、それに接することがはばかられる様子だ。)

△不潔な食器。/不干净的餐具。

△不潔は病気のもと。/不清洁是生病的根源。

2)不纯洁,秽亵。(汚らわ··くて、付き合いたくない様子。)

△不潔な行為。/不端庄(秽亵)的行为

 [13]弁える④③【わきまえる】

【他动·二类】

辨别;··别;理解;明白。(物事の区別や善悪の区別をする。人としての道理を承知している。)

ことの善悪を弁えなければならない。/必须辨别事情的善恶。

△礼儀をわきまえる。/懂礼仪。

 [14]愚鈍◎【ぐどん】

【名·形动】

愚蠢,迟钝。(頭の働きが悪く、することもまがぬけていること。のろま。ばか。)

△愚鈍な警察諸君、私を捕まえてみたまえ。/愚蠢的警察啊,来抓我看看呀。

 [15]漫然◎【まんぜん】

【形动】

杂乱无章,胡乱··漫不经心,无意。(とりとめのないさま。ぼんやりとして心にとめないさま。)

△漫然と日を暮らす。/漫不经心的度日。

 [16]紙面①【しめん】

【名】

1)纸面,篇幅。(···の表面。)

△紙面の都合で割···する。/因篇幅关系而割爱。

△紙面を拡張する。/扩大版面〔篇幅〕。

2)报纸上。(手紙。書面。新聞。)

△選挙に関する記事が紙面をにぎわしている。/报上登满了有关选举的消息。

 [17]外光◎【がいこう】

【名】

户外的光线。(家··外の太陽の光。また、戸外から差し込む光。

 [18]鮮やか②【あざやか】

【形動】

1)鲜明。色、···美而清晰。(際立ってくっきりと美しいさま。)

△色彩が鮮やかに見える。/彩色显得鲜明。

△鮮やかな景色。/漂亮的风景。

2)巧妙···精湛。优美。(動作や技術が胸のすくほど、さえて見事なさま。)

△鮮やかな腕前。/熟练的技巧。

△鮮やかなプレー。/精湛的表演。

△鮮やかに答弁する。/巧妙地答辩。

△ひとつひとつの仕事を鮮やかにこなした。/样样事都做得干净利落。

 [19]持ち切る③◎【もちきる】

【自五】

始终拿着不放;一直拿到底;始终保持同一状态;全部拿着;维持到底;支持到底

 [20]講和①【こうわ】

【名·自动·三类】

媾和,议···,讲和。(戦争を終結し、平和を回復するための交戦国間の合意。媾和。)

△単独講和。/单独媾和。

△講和を申し出る。/请和。

△交戦国と講和する。/和交战国讲和。

△講和条約。/媾和条约。

△講和派。/主和派。

 [21]涜職【とくしょく】

渎职.

涜職する官吏がふえる/贪污的官员增多.

△涜職罪/渎职罪; 贪污罪.

 [22]索漠◎【さくばく】

【形动】

荒凉,寂寞,落··。(心を満たすものがなく、もの寂しく感じるさま。荒涼として気のめいるさま。

△索漠たる風景。/落寞的风景。

 [23]卑俗①【ひぞく】

【名·形动】

卑俗;下流。(下品でいやしいこと。

△卑俗な趣味。/低俗兴趣。

 [24]下等◎【かとう】

【名】【形动】

1)(质量···低劣,下等,低级,次。(物の品質·程度や、品性が劣っていること。また、そのさま。低級。「―な品」·上等。)

2)低等。(同種のものの中で下位の段階にあること。また、そのさ··。)

△下等な動物。/低等动··。

 [25]瞑る③【つぶる】

【他动·一类】

闭眼。(目··閉じる。)

△目をつぶって知··ないふりをする。/闭上眼睛装不知道。

△現実に目を瞑る。/不面对(无视)现实。

△今しばらく目をつぶっていてください。そのうちに彼もわかってくれるでしょう。/请姑且假装不知道。他不久也会明白的。

 [26]うつらうつら①【うつらうつら】

【副·自动·三类】

恍···,迷迷糊糊,昏昏欲睡。(しきりに眠けを催し、浅く眠ったり覚めたりするさま。うとうと。)

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