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学生B:泰山も、黄山も登ったよ。
学生A:すごいなあ。僕は山登りと言えば蘇州郊外の天平山ぐらいだ。標高百メートルもあるかないかなんだよ。
学生B:君は蘇州生まれなの?
学生A:そうだよ。ところで、日本語で言う「山を登る」と「山に行く」は若干ニュアンスが違うと思わない?
学生B:そう言われれば、なんとなく違うような気もするな。
学生A:日本は島国で、山だらけだろう。話が変わるけど、僕は今度の夏休みにツアーで日本の富士山を登りに行くんだよ。
学生B:へえ。富士山の標高はどれぐらいあるの?
学生A:3800メートルぐらいかな。今度行くためにいろいろ調べてみたんだけど、まずバスで五合目まで行って、それから徒歩で頂上まで登る。それになかなか険しい道が続くから、登山靴やステッキも用意しといた方が良いらしいんだ。
学生B:随分大変そうだな。僕が思うに、たぶんそういう険しい山を登ることを「山登り」と言うんじゃないか。逆に、特に峰が高くないなだらかな山々を歩くのを「山に行く」と言うのではないだろうか。
学生A:なかなか鋭い指摘だな。「山に登る」という言い方もあるそうだけど、意味的には「山に行く」とかなり近いかもしれないね。また、聞いた話によると、日本の山にはほとんど階段がないらしい。ほら、泰山にしても黄山にしても、みんな階段を登っていくだろう?
学生B:確かにそうだな。「張家界」や「九寨溝」などの山には階段がなかったはず。ああいう場合は「山に行く」に当たるのかな。
学生A:僕にもよく分からないが、階段は傾斜度と関係があるって聞いたことがある。
学生B:それに、泰山の頂上にはお寺があるから、昔建築材料を運ぶのに階段が必要だったのかもしれないな。
学生A:でも、富士山は五合目から傾斜度がかなりあるのにも関らず、階段がないらしいんだ。十合目には気象観測所の小屋もあるのに。
学生B:お寺と小屋とでは、スケールが違うだろう。
学生A:もしかして、これも中国人の自然征服の意識の現われかもしれないね。
学生B:そうかな。僕にはうまくいえない。君と山の話をしていたら、僕も一度富士山を登ってみたくなってきたよ。今からでも同じツアーに申し込めるかな?
学生A:今からでも遅くないよ。君が一緒なら、僕も心強いし。
学生B:よし決めた。一緒に行こう。
新出語句
佘山
じゃざん
高地
高地①【こうち】【名】
高地;高原
泰山
黄山
怎么没有第二课的