具合の悪いことに、フランスのアパート生活は、日本の団地などよりも更に孤独的である。親どうしはもちろんのこと、子供どうしの往来も、日本ほどには開放性をもっていない。この坊やの場合、仲良く遊べるフランス人の子供は、周囲にいなかった。そうなると、坊やの生きている言語環境は、極めて特異[1] なものとならざるを得ない。決して完全とは言えない両親のフランス語が、彼にとってのマザー[2] タング[3] となる。だいたい、マザータングなるものが、なんでマザー(母)と呼ばれたかといえば、その背景には明らかにひとつの言語観があったはずである。
つまり、我々は、文字どおり母国語の中から母国語の中へ生まれてきたのだということ、母国語は我々にとって、母親同様、先験的[4] な存在であるということ、これこそ、マザータングのマザーたるゆえん[5] であろう。しかるに、この坊やの場合、現にフランス語を話しているにもかかわらず、そのフランス語は、マザータングの有する先験的な豊かさ、厚味[6] にみちたものではなくて、両親が多くの努力とそして誤りをおかしつつ[7] 、後天的に修得[8] してきた一種の伝達[9] 手段にすぎない。長いセンテンス[10] を駆使[11] できないというのは、坊やだけのことではなく、親自身、時にはそうだったはずである。
こうしたことの結果、この坊やは時々凶暴[12] 性を帯びた感情の激発[13] を示した。一度、おおぜいの日本人が集まる会合[14] に一緒に出たことがある。それは正月のお祝いの会で、子供連れの人々もかなり集まっていた。その中には日本人とフランス人との混血[15] の子供もいた。その子供たちと、くだん[16] の坊やとの出会いは、見方[17] によっては少々残酷なものでさえあった。坊やは普段見ることのないおおぜいの人々の中へ入って、有頂天[18] になってしまう。そして、そこにいる同じ年ごろの女の子などと興奮してふざけ合う[19] 。ところが、言葉が自由にならないから、その歓びを荒っぽく[20] 肉体全部で表現せざるを得ない。外側から眺めれば、ほとんどヒステリー[21] 状態に近い様子を示す。しかもその発する言葉には、仕事中の父親からしばしば浴びせられる[22] 「こらっ。」とか、「静かにしろっ。」とかいったたぐいの、まあ、あまり上品とはいえない種類の言葉が交じって飛び出す。
[1]特異◎【とくい】
【形动】
(1)异常,特别。(特別にちがっている。)
△特異体質。/特别的体质。
(2)非凡,卓越,出众。(特にすぐれている。)
△特異な才能をもつ。/有卓越才干。
[2]マザー①【マザー】
【名】【英】mother
(1)女修道院院长。(カトリック教会の女子修道院長。)
△活動を始めたマザー·テレサ。/是特丽莎修女发起的活动。
(2)妈妈。(母。母親。)
△今日は、ホストマザーの誕生日でした。/今天是寄宿家庭妈妈的生日。
[3]タング【タング】
扁尾;柄舌;衔铁;舌簧;振动拍摄
[4]先験的【せんけんてき】
〈哲〉先验的,先天的.
先験的観念論/先验的观念论.
[5]所以◎①【ゆえん】
【名】
原因,理由,来由。(いわれ。わけ。理由。)
△人の人たる所以は何か/人之所以为人的理由是什么?
△これがその名の所以である/这就是所以有那个名字的来由。
△以上がこの案を出した所以である/以上(所述)就是提出此案的理由。
[6]こう‐み【厚味】
濃厚な味?また?うまい食物?
[7]犯す②◎【おかす】
【他动·一类】
(1)犯,违犯。(法律·規則·道徳などにそむく。きまりにそむく。)
△過ちを犯す。/犯过;犯错误。
△法律を犯す。/犯法。
△罪を犯す。/犯罪。
△禁を犯す。/犯禁;违犯禁令。
(2)冒犯,干犯。(他人に逆らう。)
△上を犯す。/犯上。
△面(おもて)を犯す。/当面直谏。
(3)奸污,强奸。(けがし傷つける。冒涜する。特に、女を強姦する。)
△女を犯す。/奸污妇女。
[8]修得◎【しゅうとく】
【名·他动·三类】
学得,掌握。((学問·技術·資格などを)習い覚えて身につけること。)
△尺八の修得。/掌握吹箫。
△専門単位を修得する。/修得专业学分。
[9]伝達◎【でんたつ】
【名·他动·三类】
传达,转达。(命令·連絡事項などを伝えること。つぎつぎに伝え届けること。)
△この指令は文書で伝達した。/这项命令已用书面传达了。
△命令が次から次へ伝達された。/命令按顺序传达了。
△伝達事頂。/传达事项。
[10]センテンス①【せんてんす】
【名】【英】sentence
句子,句。(文。あるまとまった内容を表現し、言い切りとなるもの。)
△一つのセンテンスで句切る。/每个句子用句号断开。
△センテンスを作る。/造句。
[11]駆使①②【くし】
【名·他动·三类】
(1)驱使。(追い使うこと。こきつかう。)
△牛を駆使する。/放牛。
(2)运用;操纵自如。(自由に使いこなすこと。)
△ドイツ語を自由に駆使する。/自如地运用德语。
△最新技術を駆使して製造する。/运用最新技术(而)制造。
[12]凶暴◎【きょうぼう】
【形动】
凶暴,残暴。(性質が残忍で非常に乱暴なこと。また、そのさま。)
△凶暴な犯人。/凶暴的犯人。
[13]激発◎【げきはつ】
【名】【自他动·三类】
(1)激发,激起,异常多次〔大量地〕发生。(はげしい勢いで起こること。事件などが勃発すること。)
(2)激动。(はげしく奮い立つこと。)
[14]会合◎【かいごう】
【名·自动·三类】
(1)聚会,集会。(集まり。)=パーティー
△同級生の会合を催す。/举行同班同学的聚会。
△私的な会合。/私人的聚会。
△会合場所。/聚会的地点。
(2)〈化〉缔合。
(3)〈天〉会合。
[15]混血◎【こんけつ】
【名】【自动·三类】
混血。(種の異なる者が結婚して、その子供に両方の種族の特徴がまざること。異なる種類のものがまざること。また、異なる種類のものを併置し、用途に応じて使い分けること。)
△混血児。/混血儿。
△白人との混血である。/混有白种人的血。
[16]件①【くだん】
【名】
上述,那件,曾经提过的事物,过去谈过。(むかし話したこと。)
△件の話はどうした?/那件事怎么样了?
△件の男。/(谈过的)那个男人。
△件の文句。/老一套说法。
[17]見方③②【みかた】
【名】
(1)看法。(見る方法)
△正しいテレビの見方/正确的看电视的方法。
△見方が悪いとよく見えない/看法不对就看不清楚。
(2)见解,看法;想法。(見解。考え方。)
△片寄った見方をする/有偏见。
△ふたりの見方が違う/两个人的见解不同。
△そのような見方には同調できない/我不能附和那种观点。
△見方によってはそうも解釈できる/根据不同的见解,也可以那样解释。
△わたしの見方は違います/我不那么看;我的看法不同。
△鋭いものの見方をする/对事物有着敏锐的洞察力。
(3)看事物的立场。(見る立場。)
△見方を変える/改变观念。
[18]有頂天②◎【うちょうてん】
【名·形动】
(1)佛教用语,有顶天,生死轮回的迷界中最上边的天。(三界の最上位にある。)
(2)得意洋洋,欢天喜地,高兴得忘乎所以。(喜びで夢中なこと。)
△有頂天の喜びよう。/得意洋洋的高兴劲儿。
△実験が成功してみな有頂天になっている。/实验成功大家都兴高采烈。
△それを聞いたら彼は有頂天になって喜ぶだろう。/听了这话他会高兴得跳起来。
[19]ふざける③【ふざける】
【自动·二类】
(1)开玩笑。(たわむれる。)
△ふざけるな。/别开玩笑了!
△ふざけないでまじめに考えてくれ。/别开玩笑认真地考虑考虑。
(2)嘲笑。(あざわらう。)
△ふざけると承知しないぞ。/戏弄人可不成啊。
(3)调情。(いちやつく。)
△ふたりはわたしのいる前でふざけていた。/两人在我面前调情。
[20]粗っぽい④【あらっぽい】
【形】
(1)粗暴的;粗野的;粗糙的。(荒々しい。乱暴だ。)
△粗っぽい男。/粗野的汉子。
(2)粗糙,粗枝大叶。(大まかで、粗雑だ。)
△仕事は粗っぽい。/工作草率。
[21]ヒステリー③④【ひすてりー】
【名】【德】 Hysterie
癔病,歇斯底里。(神経症の一。また、一時的に生じる病的興奮状態の通称。)
△ヒステリーを起こす。/癔病发作;发歇欺底里。
[22]浴びせる③【あびせる】
【他动·二类】
(1)浇,泼。(湯·水などを他人や物に注ぎかける。)
△水を浴びせる。/泼水。
(2)加以,给予。(相手に対して物事を勢いよく、あるいは続けざまにしかける。)
△敵に砲火を浴びせる。/向敌人发出猛烈炮火。
△質問を浴びせる。/纷纷提出质问。
△非難を浴びせる。/大加责难。
△抜き打ちに一太刀浴びせる。/抽冷子砍(某人)一刀。
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