放牧代码和思想
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    愛しさ 優しさ すべて投げ出してもいい

《日语综合教程》第六册 第九課 読み物 草原の記――モンゴル紀行

    室内(しつない)に入(はい)ると、天井(てんじょう)に、風呂敷(ふろしき)を三角(さんかく)に折(お)った程度(ていど)の大(おお)きさの穴(あな)が開(ひら)いていて、茜色(あかねいろ)[1] の空(そら)が見(み)える。煙出(けむだ)しと明(あ)かり採(と)りのためのものである。

    室内(しつない)の広(ひろ)さは、八(はち)畳(じょう)から十(じゅう)畳(じょう)というところであった。

    「慣(な)れた者(もの)なら、十五(じゅうご)分(ふん)で包(パオ)を一(ひと)つ組(く)み立(た)てて[2] しまう。」と言(い)われているように、包(パオ)はあくまでも遊牧(ゆうぼく)[3] のための移動(いどう)性(せい)住居(じゅうきょ)なのである。床(ゆか)はない。草(くさ)の上(うえ)にじかに獣皮(じゅうひ)[4] や毛皮(けがわ)[5] を敷(し)きつめるのだが、近(ちか)ごろは(といっても、何(なに)世紀(せいき)前(まえ)からなのか、私(わたし)はよくわからない)一(いち)面(めん)に板(いた)を敷(し)く。私(わたし)のこの包(パオ)もそうだった。

    内部(ないぶ)に、四(よん)台(だい)、鉄製(てつせい)[6] のベッドが置(お)かれている。ベッドを置(お)くなどずいぶんハイカラ[7] だが、恐(おそ)らく旅客(りょかく)用(よう)の包(パオ)だから特別(とくべつ)配慮(はいりょ)されているのかもしれない。

    ちょっと横(よこ)になってみると、ひどく快適(かいてき)だった。シーツ[8] も青(あお)く光(ひか)っているように清潔(せいけつ)[9] だったし、毛布(もうふ)[10] もよく手入(てい)れされているのか、地(ち)の感触(かんしょく)[11] がよかった。床板(とこいた)[12] はよく磨(みが)かれて[13] 光(ひか)っているようだし、室内(しつない)の中央(ちゅうおう)に置(お)かれているストーブ[14] 〔円形(えんけい)の薄(うす)い鉄板(てっぱん)製(せい))もよくぬぐわれていて、油煙(ゆえん)[15] などっいていない。

    やがて扉(とびら)が外(そと)へ開(ひら)いて、いかにも笑顔(えがお)の懐(なつ)かしそうな緑色(みどりいろ)のセーターを着(き)た中年(ちゅうねん)婦人(ふじん)が入(はい)ってきた。バケツ[16] に薪(たきぎ)[17] をいっぱい盛(も)り上(あ)げて[18] 、部屋(へや)の隅(すみ)に置(お)いた。その甲斐甲斐(かいがい)しい[19] 物腰(ものごし)[20] を見(み)ると、彼女(かのじょ)の労働(ろうどう)が、この包(パオ)に清潔(せいけつ)をもたらしたということがよくわかった。

    夏(なつ)とはいえ、高原(こうげん)の深夜(しんや)や未明(みめい)[21] は、ときに日本(にっぽん)の冬(ふゆ)並(な)み[22] にまで温度(おんど)が下(さ)がる。そのためのストーブなのだが、燃料(ねんりょう)[23] が薪(たきぎ)というのは、よほど[24] の奮発(ふんぱつ)[25] に違(ちが)いない。その石炭(せきたん)バケツに近寄(ちかよ)って[26] みると、ボーリング[27] のピン[28] ほどに太(ふと)い薪(たきぎ)だった。山(やま)のほうの岩肌(いわはだ)[29] をはっている這松(はいまつ)[30] みたいな樹(き)[31] の幹(みき)や根(ね)で、繊維(せんい)が針金(はりがね)[32] のように荒々(あらあら)しい。


 [1]茜色◎【あかねいろ】

【名】

暗红色。(アカネの根で染めた色。沈んだ黄赤色。暗赤色。)

△夕陽が西の空を茜色に染める。/夕阳将西边的天空染成了暗红色。

 [2]組み立てる◎【くみたてる】

【他动·二类】

装配,组合(ばらばらの材料をくみあわせて、まとまった形につくりあげる)。

△文章を組み立てる。/组成文章。

 [3]遊牧◎【ゆうぼく】

【名·自动·三类】

游牧。(水や牧草をもとめて、移住しながら牛や馬·羊などをかうこと。)

△遊牧生活を送る。/过游牧生活。

 [4]獣皮【じゅうひ】

兽皮.

 [5]毛皮◎【けがわ】

【名】

毛皮。皮货。岱毛的动物皮。(のついたままの動物の皮。コート·襟巻き·敷き物などに用いる。)

△ミンクの毛皮。/水貂皮。

△毛皮で作った服。/皮衣。

△毛皮の裏のついたコート。/挂皮里子的外套。

 [6]鉄製◎【てっせい】

【名】

铁制,铁造。(鉄でつくってあること。また、そのもの。てつせい。)

△鉄製の灰皿。/铁质烟灰缸。

 [7]ハイカラ◎【はいから】

【名】【形动】【和制英语】high collar

时髦的人,喜追求新事物的人。(しゃれた、西洋風な、新しいもの好きの。)

△ハイカラな紳士。/时髦的绅士。

△ハイカラな家を建てる。/盖新式房子。

 [8]シーツ①【シーツ】

【名】【英】sheet

床单,褥单。(寝具用の敷布)

△シーツを敷く/铺床单。

 [9]清潔◎【せいけつ】

【名·形动】

(1)干净(よごれがないこと。きれいなこと。)

△清潔な服/干干净净的衣服。

△清潔をむねとする/讲卫生。

△清潔を保つ/保持清洁。

△手を清潔にする/把手弄干净。

(2)纯洁,纯正(心が清らかなこと。また、やりかたがまがっていないこと。)

△清潔な政治/廉洁政治。

△清潔な感じのする若者/给人以纯洁感的年轻人。

△清潔な人がら/纯正的人品。

 [10]毛布①【もうふ】

【名】

毛毯,毯子。(羊毛などで熱く織ったあと、起毛などの処理をした毛織物。)

△毛布にくるまる/用毯子裹上;裹在毯子里。

 [11]感触◎【かんしょく】

【名·自动·三类】

(1)感触,触觉。手或身体接触其他东西时的感觉。(手や体がほかのものに触れたときに得られる感じ。肌触り。手ざわり。)

△ざらざらした感触。/(摸着)很粗糙的感觉。

△堅い感触。/摸着发硬。

△つるつるした感触。/滑溜溜的感觉。

(2)感触。由外界刺激而引起的感觉。(外界の刺激によって感じること。)

△ちかごろ何事に感触したのか。/最近对什么事有感触呀?

(3)感触,觉察。从对方态度等隐约得到的感受。(相手の態度などからそれとなく感じ取れるもの。)

△あの感触では望みがなさそうだ。/从那种感觉来看,似乎没有希望。

△交渉の成立しそうな感触を得る。/感到交涉似乎能成功。

 [12]床板◎【ゆかいた】

【名】

地板。(床に張る板。)

△床板を張る。/铺地板。

△床板を上げる。/揭开地板。

 [13]磨く◎【みがく】

【他动·一类】

(1)刷(净),擦(亮),磨(光)。(こすってつやを出したり、きれいにしたりする。)

△そっと磨く/轻轻(地)擦。

△どんなに磨いてもきれいにならない/怎么擦也擦不净。

△歯を磨く/刷牙。

△靴を磨く/擦皮鞋。

△ガラスを磨く/擦玻璃。

△玉を磨く/琢磨玉石。

△レンズを磨く/磨镜片。

△磨いてさびを落とす/磨掉(刀上的)锈。

(2)琢磨;推敲;锻炼,磨练,钻研。(上達のように訓練する。練磨する。)

△腕を磨く/(磨)练本领。

△ことばを磨く/推敲词句。

△センスを磨く/锻炼机敏(的感觉)。

△磨きぬかれた文章/精练的文章。

△男を磨く/磨练出男子汉气魄。

(3)使干净漂亮;装饰,打扮。(美しくする。)

△肌を磨く/仔细洗净皮肤。

△都会の水で磨く/用大城市的水梳洗打扮。

 [14]ストーブ②【ストーブ】

【名】【英】 stove

炉子,火炉,暖炉。(燃料を燃焼させるなどの手段により、熱を発生させる装置。)

△石炭ストーブ。/煤炉子。

△ガス·ストーブ。/瓦斯暖炉;煤气炉。

△電気ストーブ。/(取暖)电炉。

△石油ストーブ。/煤油炉。

△ストーブを焚(た)く。/生火炉。

△ストーブがあかあかと燃えている。/炉火很旺; 炉火正红。火炉;暖炉。

 [15]油煙◎【ゆえん】

【名】

油烟,黑灰。(鉱物油·松やに·油脂·ベンゼンなどが不完全燃焼して発生する微細な炭素粉。インク·墨などの原料になる。)

 [16]バケツ◎【バケツ】

【名】【英】bucket

水桶。(金属や合成樹脂などで作った、水などを入れる把手付きの同乗桶状の器。)

△ポリ·バケツ。/塑料水桶。

 [17]薪◎【たきぎ】

【名】

(1)柴火,柴,薪。填进炉灶等中供作燃料的木头。(かまど·炉などで燃料にする細い枝や木。たきもの。まき。)

△ひと束の薪。/一捆柴火。

△薪を切る。/砍柴;劈柴。

△薪をくべる。/添柴。

(2)日本地名。

 [18]盛り上げる④【もりあげる】

【他动·二类】

(1)堆起,堆高。高高地堆成山状。(もって山形に高くする。)

△山のようにご飯を盛り上げる。/把饭盛得满满的。

(2)使(气氛等)高涨,热烈起来。(気勢や雰囲気を高める。)

△演出効果を盛り上げる。/提高演出效果。

 [19]甲斐甲斐しい⑤【かいがいしい】

【形】

机敏的;勤快的;诚恳的;刚毅的

 [20]物腰◎②【ものごし】

【名】

言谈;举止;态度。(言葉遣いや人に対する態度。)

△物腰のやわらかな青年。/态度温和的青年。

△落ち着いた物腰で応対する。/以沉着的态度应酬。

△物腰がしとやかである。/举止安详。

 [21]未明◎【みめい】

【名】

黎明,拂晓,凌晨。(夜がまだすっかり明けきらない時。)

△3日未明に出航する。/三日凌晨开船。

 [22]並①【なみ】

【名】

(1)并列。(並ぶこと。)

△足並み。/脚步。

(2)普通。(普通。)

△並の人間。/普通人。

△並の製品。/普通产品;中等质量的制品;普通的制品。

△並の値段。/普通价格。

△並以上の才能。/高出一般水平的才能;才能出众。

△彼はどこか並の人と違っている。/他有些地方和一般人不一样。

△並でない。/不寻常;不平常。

(3)每。(ごとに。)

△軒並にたずね歩く。/挨家走访。

(4)表示同程度的。(同じ程度をあらわすこと。)

△世間並。/通常的水平。

△課長並の待遇。/和科长同等的待遇。

△例年並。/和往年一样。

 [23]燃料③【ねんりょう】

【名】

燃料。(燃焼させて熱源とする材料。)

△燃料が不足する。/燃料短缺。

△燃料が切れる。/断了燃料。

△燃料を補給する。/补充燃料;加油。

△燃料庫。/燃料库。

△燃料電池。/燃料电池。

△燃料油。/燃料油。

 [24]余程◎【よほど】

【副】

(1)很,颇,相当,大量,在很大程度上。(かなり。)

△余程の量。/相当(多的)量。

△きょうはきのうより余程寒い。/今天比昨天冷得多。

△余程の物知りに違いない。/一定是知识相当渊博的人。

△余程でなければ凍らない。/不是很冷的话不会上冻。

△余程疲れたのだろう。/相当疲劳了吧。

△わたしにとって日本語は話すよりも読むほうが余程らくです。/对我来说,日语阅读比说话要容易得多。

(2)很想……,差一点就……。(すんでのところでそうなってしまいそうなさま。)

△余程やってみようと思った。/我很想试一下,我差一点就要试一下。

△余程言ってやろうと思ったが(やめた)。/我真想说上几句,可是(没说)。

△余程打ちあけようと思ったが思いとどまった。/差一点就要全说出去了,但又把话咽下去了。

 [25]奮発◎【ふんぱつ】

【名·自动·三类】

(1)发奋。(気力を奮い起こすこと。発奮。)

△もうひと奮発して宿題を仕上げよう。/再加一把劲把作业做完。

(2)豁出钱来。(思い切りよく金品を出すこと。)

△チップを奮発する。/多给小费。

 [26]近寄る③【ちかよる】

【自动·一类】

(1)挨近,靠近,走近。(近くへ行く。)

△プールに近寄るな。/不要走近游泳池。

△近寄って見る。/走到跟前看。

(2)接近。(親しくなる。)

△あんな男には近寄らないほうがよい。/不要接近那样的人。

△子どもを火に近寄らせない。/不让孩子靠近火。

△君子危うきに近寄らず。/君子不近危。

△危険!近寄るな。/危险!禁止靠近。

 [27]boring【ボーリング】

钻孔,打眼;钻探,试钻.

 [28]ピン【ピン】

(1)[虫ピン]大头针;[安全ピン]别针,扣针;[ヘアピン]发夹,发卡.

(1)[虫ピン]大头针;[安全ピン]别针,扣针;[ヘアピン]发夹,发卡.

△ピンで留める/用大头针别住.

△ピン·カール/用发卡卷(的)发.

(2)〈機〉栓,销,枢,支杆.

△ピン·キー/销键.

(3)〈ボーリング〉木柱,球柱.

(4)〈ゴルフ〉小旗竿.

 [29]岩肌◎【いわはだ】

【名】

岩石的表面。(岩の表面を人の肌にたとえた語。)

 [30]這松①②【はいまつ】

【名】

(植)伏松;卧藤松

 [31]樹①【き】

【名】

(1)树,树木。(木本の植物。高木·低木の総称。たちき。樹木。)

△樹に登る。/爬树;上树。

△樹を植える。/植树。

(2)木头,木材,木料。(用材。材木。)

△樹屋。/木屋。

(3)梆子bangzi。(拍子木のこと。)

△樹を入れる。/打梆子。

 [32]針金◎【はりがね】

【名】

铁丝,铜丝,钢丝。(金属を細い線条にしたもの。)

△針金切り。/钢丝(轧断)钳。

△針金差し。/线径规,线规。

△針金を切る。/剪断铁丝。

△針金でしばる。/用铁丝捆上。

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