これまで日本では、植物の名前一つにしても、もしろヨーロッパの文学作品から多くを学んだような気がしてならない。実際にみたこともない植物なのに、スグリ[1] とアラセイトウ[2] という名前はよく目にしたものである。しかもそれらの植物は、物語の背景としてかなり大切な役割を果たしていた。それに比べれば、詩や歌はともかくとして、日本の物語に登場する森の植物は、その種類も数もしれた[3] ものである。ブナなども、今でこそ、名前を知らない人たちは少ないが、ほとんど日本の物語の中に現れていない。こういう、ちょっとした例からみても、日本人がどちらかといえば、 情感という側面[4] ばかりで自然と付き合ってきたことを、改めて思わずにはいられないにである。これから必要なのは、実際に大自然の中に身を置き、そこに新たな楽しみを見出していくことであろう。
何はおいても、まず山を散策[5] し、自然界[6] の生の鼓動[7] に耳を傾けよう[8] 。こうした自然との触れ合いの中で、自分自身の心も再び息づいて[9] くるに違いない。
[1]すぐり【すぐり】
〈植〉醋栗
[2]あらせいとう【あらせいとう】
〈植〉洋紫罗兰
[3]知れた◎【しれた】
【连语】
(1)不言而喻的、不说自明的、不问自知的、理所当然的。(わかりきった。言うまでもない。)
△そんなことは知れたことだ。/那种事不用说也知道。
(2)不多的、有限的、没什么了不起的。(たいしたことではない。たかが知れた。)
[4]側面◎【そくめん】
【名】
(1)侧面,侧翼,旁边。(正面に対して左右の面。)
△角柱の側面。/角柱的侧面。
△敵の側面を突く。/攻击敌军的侧翼。
△彼女を側面から援助する。/从旁援助她。
△側面図。/侧面图。
△側面観。/侧面观,从旁的观察。
(2)一面,片面。(さまざまな性質や特質のうちのある面。)
△彼にはそんな側面もあった。/他也有那样的一面。
△側面的な見方にすぎない。/仅是一种片面的看法。
[5]散策◎【さんさく】
【名·自动·三类】
散步,随便走走。(ぶらぶらと歩くこと。散歩。)
△食後のひとときを散策に費やす。/把饭后的短时间用于散步。
△街を散策する。/在街上随便走走。
△今は郊外散策の好時期だ。/现在是郊游的好季节。
[6]自然界【しぜんかい】
自然界
[7]鼓動◎【こどう】
【名】
(1)颤动。(震え動くこと。)
(2)心脏跳动。(心臓の律動的な運動。比喩的に、内にある強い動きがそとに伝わること。)
△驚きのために心臓が激しく鼓動する。/吓得心里嘣嘣直跳。
△彼の心臓の鼓動が止まった。/他的心脏停止跳动了。
[8]傾ける④【かたむける】
【他動】
(1)使……倾斜,使……歪(偏)。(斜めにする。かたむくようにする。)
△体を前に傾ける/身体前倾。
△杯を傾ける/喝酒。
(2)倾注。(考えや心をある方面に向ける。心を注ぐ。)
△力を傾ける/竭力;尽力。
△注意を傾ける/倾注全神;全神贯注。
△愛情を傾ける/倾注爱情。
△耳を傾ける/倾听。
△心を傾けて勉強すれば,もっと成績がよくなるでしょう/如果专心一意地学习,成绩必将更好。
(3)倾,败(家),使(国家)灭亡。(滅ぼす。衰えさせる。)
△身代を傾ける/倾家荡产『成』。
[9]息づく③【いきづく】
【自动·一类】
(1)生存,生活。(息をする。生きている。)
△身を寄せ合ってひっそりと息づく。/相依为命勉强过活。
(2)『古』叹气。(ため息をつく。嘆く。)
(3)『古』喘息。(苦しそうに息をする。あえぐ。)
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