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上外《日语综合教程》第三册
课文全解析?
先日、ある会社に用事があって出かけ、応接室で待っていると、娘さ
前几天,我去某个公司办点事, 在接待室等待的时候, 一个小
んがお茶を入れてきてくださいました。
姐来为我倒茶。
「どうぞ。」とお茶を私の前に置いたときに、娘さんは一寸首をかし
“请用”。小姐把茶端到我面前的时候, 稍稍歪了下头后,接着说:
げるようにして、
傾げる かしげる ③ 【他下一】倾斜
「少し熱いのですが。」
“茶有点烫……”
と言い添えました。
私はその言葉をとても美しく聞いて、お茶を美味しくいただいたわけです
我觉得那句话听上去很悦耳, 于是茶也喝得津津有味。
わけだ强调事实,就是,应该是。
が、この言葉は、その人の優しさ、敬語というような決められた言葉の美しさ
这句话不同于敬语那样的固定套话所表达的语言之美,
とは違う心の美しさの表れたもので、私のことを気遣う心の言葉と
而是那个小姐善良的心地、内心的美的一种表现,是关心我的从心灵发出的言语吧。
いうことになるでしょう。
言葉には、意思[1] を伝えたり用事を果たしたりして実用的に使われる場合
语言大致上可以分为两种使用方法吧。一种是为了传达意思、完成事情的实用性语言,
と、心を伝える言葉として使われる場合と、大きく分けてこの二つの使い
另一种是作为传达心灵的语言。
方があるといえるでしょう。
例えばたぱこを買うとき、その用事を果たすための言葉は、「ハイライトを一
比如:买香烟的时候, 为了完成这件事,我们只要说: “给我一包Hi-lite”就
つ。」と言えばよいわけです。駅のホーム[2] などでは、みんなこうした買い方をして、お
行了。 在车站的月台等地方,大家都是用这样的方式买东西并给钱。
金を渡しています。
駅の売店[3] に勤めているA子さんが、こんなことを言いました。
在车站小卖店工作的小A这样说:
「わたし、この仕事につく[4] とき、お客様には、出来るだけ親切にしてあげ
“我刚上岗工作的时候, 想着自己一定要对客人尽可能地
ようと決めたのですよ。でも、いざ店に立ってみると、『ありがとうございます。』など
亲切热情。 但是,一旦真的站在店铺里,就会发现,其实根本没有让我恭敬地
と丁寧に言っている暇はありません。『はい。』と言って次々に早く品物を渡
说谢谢的时间。 我明白过来,说一句“好的”,就马上一个接一个地快速地把物品递给
し、お釣りを出してあげるのが、一番の親切だということが分かりました。だって、
客人,并且找零, 就是最好的热情。 因为大家
都很急着要跳上电车。”
A子さんの言う通り、駅の買い物はみんな大急ぎ。それで言葉も実用だ
正如小A所说, 在车站买东西的时候,大家都十分着急。因此,语言也只求实
けで簡潔[6] に済ます[7] ことが、使い方としてふさわしい[8] のです。でも、ふだんいつも、
用,用简洁的话语解决这件事就是此时语言最合适的使用方法。 但是,如果平时一直
こうした実用だけの言葉で済ますとしたら、寂しい思いになることでしょう。
都是只用这样的实用性语言了事的话, 或许会感到寂寞吧。
「どうぞお茶を。」というときの「どうぞ」は実用ではなく、相手にお茶をお勧
“请用茶。” 这句话中的“请”不是实用性的, 而是表达邀请对方
める心を表す言葉。もしこの言葉がなく、「お茶。」「ご飯。」というだけで差し出した
喝茶的心意的词语。如果没有这个“请”字,单单对人说着“茶”、“饭”,把它递上的话,
としたら、お客様は、美味しくいただく気にはならないでしょう。
客人也就无法有滋有味地品尝吧。
食事も飢え[9] をしのぐ[10] だけならば、料理を工夫する必要もなく、お皿の数
如果吃饭只是为了解决饥饿问题的话,那就没有必要在做菜上花那么多心思,盘子的
もいりません。じゃがいも[11] いつもゆでた[12] まま、まるごと[13] かじ[14] ればいいということになり
数量也就不用考虑了吧。土豆总是煮煮就这样整个儿啃就好了;
ます。着るものも体を覆う用を足す[15] だけでよければ、美しい柄も色も余分[16]
穿的衣服只要能够遮盖住身体就好了, 这样的话,美丽的花纹和颜色都将成为多
なものとなってしまいます。
余的东西。
でも、それだけでは、寂しすぎる。寂しさに耐え[17] られないのが人間のよさであ
但是,如果只是那样的话,未免太冷清无趣了。无法忍耐寂寞是人类的优点。
り、人間は、寂しさを慰める[18] ために、さまざまな美しいもの、楽しいものを
人类为了派遣自己的寂寞, 便创造出很多美丽的、快乐的东西。
作り出しているのです。芸術というものが、一面贅沢品のように思われ
艺术, 一方面虽然被认为是奢侈品般的东西,
ながら、高く評価されているのは、それが、実用[19] だけでは生きられない人間の
但是依然获得着人类很高的评价,就是因为人类单单靠实用性的东西是无法生存下
心を慰め、喜びを与えるために作られているからでしょう。
去的,人类为了慰藉心灵、给予快乐,才创造出艺术这个东西吧。
朝起きて、「おはよう。」と言う言葉。それはたいした意味もない言葉と思われ
早上起床,说“早上好”。 人们认为这是一句没什么特别含义的话,
ますが、その挨拶があって一日が始まります。前日に、もし喧嘩などをして
但都是在这句寒暄之后一天生活才开始的。 就算前几天吵架了或发生了令彼此
気まずい[20] ことがあったとしても、「おはよう。」と声をかけ合うことでおたがいのこころ
关系不融洽的事情, 相互说一声“早上好”,彼此的心就会又一次拉近。
がまた近づきます。言葉の美しさとは、話し手の心の動きの優しさを感じ
所谓语言的美, 恐怕就是让对方感受到说话人内心温柔的悸
させることをいうのでしょう。「さようなら。」のあとにつける「お大事に。」「お気をつ
动吧。 在“再见”后面跟着的“多保重”、“多当心”等,
けて。」なども心の言葉です。そういう言葉がつくと、「さようなら。」もまたさら
也是内心的语言。 加上这样的话语, “再见”也变得美丽。
に美しくなります。「今日は良いお天気ですね。」「お寒くなりましたね。」のよう
“今天真是好天气啊。” “天变冷了啊。” 这样的
な挨拶の言葉も私は大好きなのですけれど、それも、お互いに心を交し合
问候语我很喜欢, 或许因为它们都是让彼此心灵交汇、
い、生きていることをいたわり[21] 励まし合う心の言葉であるからでしょう。
对彼此平安地生活着这一点相互鼓励和慰劳的内心的语言吧。
そして、こうした言葉を交わし[22] 合うのは、お互いに相手の存在を認め合う[23] と
而且, 彼此说出这样的话语, 还意味着对对方存在的相互承认。
いう意味でもあります。もし一日、誰からも話し掛け[24] られず、まただれにも声を
如果一整天没有人和自己讲话, 同时,自己也没有和
かけることもなく終わったとしたら、その日自分はいないのと同じ、ということにな
别人讲话就度过了的话, 那么,这样的一天不就变成了仿佛自己不存在了一样了么。
るのではないでしょうか。
うちの庭に四、五日前、赤い椿[25] が三輪咲きました。私は、それを茶
四五天前、 我们家院子里一棵山茶树开出了三朵红色的花。我不止于
の間から見ただけでは済まなくて、
在喝茶间隙欣赏,
「ああ、椿が咲いたわ。」
更试着自言自语“啊,茶树花开了呢!”
そうして口に出してはじめて、椿の咲いたことが、実感[27] となって胸に伝わ
这样说出口, 我才真切地感受到了它的美,这种感受沁入心田。
ってきます。でも、まだそれだけでは気が済まなくて、娘に声を掛けました。そし
但是,仅仅这样我仍觉得不尽兴, 便招呼女儿去看。 然后,
て、「ほんと!きれいね。」と言う娘の言葉を聞いて、花の咲いたことがまたいっそ
听到女儿的一句“真的诶!真是漂亮!”, 让我不由地觉得:开花这件事更多了一份
う楽しいものに思われてきたのです。
快乐。
言葉とは本当に不思議。私達の日常は、実用的な言葉のやり取り
语言真的是不可思议的东西。在我们日常生活中, 比起那些实用性的话语往来,
よりもむしろ、こうしたちょっとした会話の方がずっと多く、そうした言葉に支え
还是像这样的充满感情的简单对话要多得多, 我们都是在这样的对话
られながら、私達は生きているのでしょう。
的支撑下生活着得吧。
[1]意思①【名】意思,想法,打算。
[2]ホーム①【名】【英】platform
站台,月台。
[3]売店◎【名】小卖部,小卖店,售货亭。
[4]就く①②【自動】就,从事。(ある職業、仕事に従事する。)
職に就く/就职;就业。
任に就く/就任;到任。
[5]大急ぎ③【名】紧急
[6]簡潔◎ 【名?形動】简洁。
[7]済ます②
【他动·一类·接尾】弄完,搞完,办完;结束。
[8]ふさわしい ④【形】适合,适称,相称
[9]飢え②
饥饿,饥,饿.
[10]凌ぐ
しのぐ②【他动·一类】忍耐,忍受;维持,抵御;躲避,排除。(苦痛や困難に屈しないで、耐えしのぶ。また、防ぎ止める。)
[11]じゃがいも◎【名】【复合】马铃薯,土豆
[12]茹でる
【ゆでる】②【他·二类】(用热水)煮,烫,焯。
[13]丸ごと
【まるごと】◎【副】整个,完整。囫囵个儿。保持原来形状的全部,原样全部。
[14]齧る
【かじる】②【他动?一类】咬,啃;一点一点地咬。
[15]足す◎
【他动·一类】 办事,办完。(必要なことをやる)
用を足す/办事;解大小便;解手。
[16]余分◎
【名?形动】多余,剩余。
[17]耐える②【自动?二类】堪,耐,抗,经受,承受。忍耐,忍受,亦指坚持住。
[18]慰める④◎【他动?二类】安慰。
[19]実用◎ 【名】【他动·三类】实用
[20]気まずい ◎③【形】不融洽,有隔阂,不愉快,不舒畅,难为情,发窘。
[21]労り④ 【名】照拂;怜恤;照顾;苦劳;功劳;慰劳;安慰
[22]交わす◎【他动·一类】交,交换
[23]互相认可
[24]話し掛ける⑤【自下一】(主动的)跟人说话;攀谈;开始说;开始谈
[25]椿
①〈植〉山茶.【名】山茶
[26]独り言◎④【名】自言自语(的话)。并非说给别人听,而是一个人无意识地说。亦指其说的话。
[27]実感◎ 【名?他动?三类】真实的感情。确实感觉到。