「新宿区少年野球大会の準優勝チームの主将だった子が、どうしてそこまで崩れてしまったんでしょうか。」
「それは俺にもわからない。ただ、洗濯屋はしょっちゅう[1] 揉めて[2] いたからね、大将の女出入り[3] で。そのたびにものすごい夫婦げんかになり、そのたびに正太郎のやつは家出をしていたねえ。
「お父さん、畳の仕上がりを見てやってください。」
「4時にはもう運び出さなくちゃなりませんから。」
「お前が見て、それでよしということになれば、だれからも苦情は出ないさ。」
と言いながらも中村さんは息子が自分を立ててくれている事がうれしいらしく、身軽[5] に立ち上がり、
「ちょうどいま、おまえたちが正太郎に大あま[6] だって話をしていたところだ。それにしても新道少年野球団はつよかったねえ。」
と奥へ入った
「お父さんはまもなく隠居[7] しますね。英夫くんに一目[8] も二目もおいているもの。いまの会話を聞いていて、そう思いました。」
「だとしたら正ちゃんのおかげかな。」
英夫くんは火鉢[9] に手をかざした。右の指には針だこがいくつも出来ている。
「正ちゃんに85万円、騙し取られて[10] からですよ、本気で仕事をするようになったのは。なんていうのかな、正ちゃんの作った穴[11] を1日でも早く埋めなくてはと思い、それで仕事に精を出す[12] ようになったというところかな。常雄にしても、正ちゃんを憎み[13] ながら、感謝している所もあるだろうと思うんです。父は常雄のことも話したんでしょう。」
私は頷いた。
[1]しょっちゅう①【しょっちゅう】
【副】
经常,总是,老是。(いつも。常に。始終。)
△彼はしょっちゅう勉強している/他经常用功。
△わたしはしょっちゅう人の名を忘れる/我老是忘记别人的名字。
[2]揉める◎【もめる】
【自动·二类】
(1)发生争执;起纠纷(言い合いが起こる。争ってごたごたする)。
△話が揉める/意见有争执;事情有纠葛;话不投机。
△会議がもめた/会议发生争执。
△大もめに揉める/争执不下;大争特争。
(2)忧虑不安;焦虑不安(心配でいらいらする)。
△気が揉める/担心,焦虑。
[3]出入り◎【ではいり】
【名·自动·三类】
(1)出入。(でいり。)
△人の出入りが激しい。/人的出入很频繁。
△この家に自由に出入りすることを許されている。/准许自由出入这所房子。
△無用の者は出入りしてはいけない。/闲人免进。
(2)出入,差额。(数量の過不足。)
△人数は数名出入りがあるかもしれない。/人数上也许有几个人的出入。
[4]ひじ‐あて【肘当て】ヒヂ‥
①肘を覆って保護する物?
②洋服の肘の部分に補強などのために当てる布?
[5]身軽◎【みがる】
【名·形动】
(1)(身体)轻松,轻便。〔気楽なさま。〕
△お産をして身軽になった。/产后身体轻便了。
△身軽なひとり者。/一身轻的单身汉。
△旅行には身軽な支度がいい。/旅行时轻装好。
(2)身体灵便。〔機敏なさま。〕
△身軽な動作。/灵便的动作。
[6]おお‐あま【大甘】オホ‥
①過度に甘やかすさま??―な母親?
②楽観的すぎるさま?
[7]隠居①【いんきょ】
【名·自动·三类】
(1)退休;放弃户主权。(官職·家業などから離れて、静かに暮らすこと。また、その人。民法旧規定では、戸主が生前に家督を相続人に譲ることをいう。)
△郊外に隠居する。/隐居郊外。
△社長のポストを譲って隠居する。/社长让出职位退休了。
(2)隐居,闲居。(俗世を離れて、山野に隠れ住むこと。また、その人。)
△隠居領。/隐居处。
(3)(家里的)老人。(当主の現存の親の称。また、老人の称。)
△となりのご隠居さん。/隔壁的老人。
[8]一目◎②【いちもく】
【名·自动·三类】
(1)一只眼。(ひとつの目。)
△あの人は交通事故で一目になった。/那个人因为车祸,一只眼失明了,只剩一只眼了。
(2)一目,一看。(一見。一度ちょっと見ること。)
△一目してそれとわかる。/一眼就看得出来。
(3)一个子儿。(碁のこと。)
△一目を取る。/吃一个子儿。
△一目の勝ち。/赢一个子儿。
△あの人には一目も二目も置いている。/(我)远不如他。
[9]火鉢①【ひばち】
【名】
火盆。(灰を入れ、中に炭火などをいけて、手を暖め、湯茶などを沸かすのに用いる具。木製·金属製·陶器製などがある。)
△火鉢にあたる。/(挨近火盆)烤火。
△火鉢を囲んで座る。/围着火盆坐。
△火鉢に炭をつぐ。/往火盆里加木炭。
[10]騙し取る【だましとる】
【他动·一类】
欺骗,诈骗,骗取。(だまして奪い取る。信用させておいて取る。)
[11]穴②【あな】
【名】
(1)孔,眼;洞,窟窿;墓穴,坟墓(深くえぐりとられた所。くぼんだ所)。
△毛穴/毛孔。
△鼻の穴/鼻孔。
△耳の穴/耳朵眼儿。
△穴をあける/开洞,穿孔;挖窟窿。
△壁の穴をふさぐ/堵上墙上的窟窿。
△針の穴に糸をとおす/把线穿过针眼儿。
△穴開け機/钻孔机;穿孔机。
△シャベルで地面に穴をほる/用铁锹在地上挖坑。
(2)洞,穴,窝;矿井;隐匿处。
△ねずみの穴/老鼠洞。
△くまが穴に隠れる/熊藏在窝里。
△穴にもぐる/钻进洞里。
(3)缺点;漏洞(不完全な所。欠点。弱点)。
△穴をさがし/挑毛病。
△その計画は穴だらけだ/那项计划漏洞多得很。
(4)亏空(金銭の損失。欠損)缺少(必要な物や人が抜けて空白になった所。
△5万円の穴をあけた/亏空了五万日元。
△人員に穴があく/人员不足。
(5)(赛马,赛车等获得的)意外之财(競馬·競輪などで、番狂わせの勝負。配当金が多い)。
△穴を当てる/发意外之财;中了冷门。
[12]精を出す【せいをだす】
【惯用语】
努力,卖力气,全神贯注,鼓起干劲儿。(熱心に働く;いっしょうけんめいやる。)
同クラブ活動もいいが、もっと勉強に精を出さないと、就職はおろか卒業も危なくなるぞ。/俱乐部活动固然可以参加,但若不加把劲努力学习的话,别说找工作,就是毕业也成问题啊。
[13]憎み③【にくみ】
【名】
憎恶
助かったわ…
第三页第八段:……千葉のほうヘ引っ込んだ。
引っ込む(ひっこむ)不是いんっこむ
第四页 第八段『それならばくはこの家いえをでていきます。』ばくじゃなくて、ぼくなんです。
ご指摘ありがとうございます
第三页 中村さんは ちょっと目を伏せた。不是身を伏せた。
目を伏せる已改正,谢谢!
第2页20条 懐中 在日文教材里 被翻成ふところ 第一页間取りを上に乗せること 的地方日本教材里是載せること 正好在复习的时候看到了 可以核对一下。
ふところ应该对应懐但是中就没有对应上。載せる已改正,谢谢!