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第五課 茶碗の湯

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第五課 茶碗の湯

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茶碗の湯.jpg

ここに茶碗(ちゃわん)が一(ひと)つあります

ここに茶碗(ちゃわん)[1] (ひと)つあります。(なか)には(あつ)()がいっぱい(はい)っております。ただそれだけではなんのおもしろみもなく不思議(ふしぎ)もないようですが、よく()をつけて()ていると、だんだんにいろいろの微細(びさい)[2] なことが()につき、さまざまの疑問(ぎもん)[3] ()こって()るはずです。ただ(いっ)ぱいのこの()[4] でも、自然(しぜん)現象(げんしょう)観察(かんさつ)研究(けんきゅう)することの()きな(ひと)には、なかなかおもしろい見物(けんぶつ)[5] です。

(だい)(いち)に、()(めん)からは(しろ)湯気(ゆげ)[6] ()っています。これはいうまでもなく、(あつ)水蒸気(すいじょうき)[7] ()えて、(ちい)さな(しずく)[8] になったのが無数(むすう)[9] (むら)がって[10] いるので、ちょうど(くも)[11] (きり)[12] (おな)じようなものです。この茶碗(ちゃわん)を、縁側(えんがわ)[13] 日向(ひなた)[14] ()ちだして、日光(にっこう)[15] 湯気(ゆげ)にあて、()こう(がわ)(くろ)(ぬの)でもおいてすかして()ると、(しずく)[16] の、(つぶ)[17] (おお)きいのはちらちらと()()えます。場合(ばあい)により、(つぶ)があまり(おお)きくないときには、日光(にっこう)にすかして()ると、湯気(ゆげ)(なか)(にじ)[18] のような、(あか)(あお)(いろ)がついています。これは(しろ)(うす)(くも)[19] (つき)にかかったときに()えるのと()たようなもめです。

茶碗(ちゃわん)から()がる湯気(ゆげ)をよく()ると、()(あつ)いかぬるいかが、おおよそ[20] わかります。しめきった[21] 部屋(へや)で、(ひと)(うご)きまわらないときだとことによくわかります。(あつ)()ですと湯気(ゆげ)温度(おんど)[22] (たか)くて、周囲(しゅうい)空気(くうき)(くら)べて余計(よけい)(かる)いために、どんどん(さか)んに()(のぼ)[23] ます。反対(はんたい)()ぬるい[24] (いきお)[25] (よわ)いわけです。()温度(おんど)(はか)寒暖計(かんだんけい)[26] があるなら、いろいろ自分(じぶん)(ため)してみると面白(おもしろ)いでしょう。

(つぎ)湯気(ゆげ)があがるときにはいろいろの(うず)[27] ができます。これがまたよく()ているとなかなかおもしろいものです。線香(せんこう)(けむり)[28] でもなんでも、(けむり)()るところからいくらかの(たか)さまではまっすぐ(のぼ)りますが、それ以上(いじょう)(けむり)ゆらゆら[29] して、いくつもの(うず)になり、それがだんだん(ひろ)がり()(みだ)れて[30] 、しまいに()えなくなってしまいます。茶碗(ちゃわん)湯気(ゆげ)などの場合(ばあい)だと、もう茶碗(ちゃわん)のすぐ(うえ)から(おお)きな(うず)ができて、それが、かなりはやく(まわ)りながら(のぼ)って()きます。

これとよく()(うず)で、もっと(おお)きなのが(にわ)(うえ)などにできることがあります。春先(はるさき)[31] などのぽかぽか[32] (あたた)かい()には、前日(ぜんじつ)(あめ)でも()って()[33] のしめっているところへ日光(にっこう)()たって、そこから(しろ)湯気(ゆげ)()つことがよくあります。そういうときによく()をつけて()てごらんなさい。湯気(ゆげ)は、(えん)(した)垣根(かきね)[34] すきま[35] から(つめ)たい(かぜ)ふきこむ[36] たびに、(よこ)なびいて[37] はまた()(のぼ)ります。そしてときどき(おお)きな(うず)ができ、それがちょうど竜巻(たつまき)[38] のようなものになって、地面(じめん)[39] から(なん)(しゃく)もある、(たか)(はしら)(かたち)になり、非常(ひじょう)(はや)さで回転(かいてん)[40] するのを()たことがあるでしよう。

(しろ)茶碗(ちゃわん)(はい)っている()は、日陰(ひかげ)[41] ()ては、(べつ)()わった模様(もよう)(なに)もありませんが、それを日向(ひなた)()ちだして、直接(ちょくせつ)日光(にっこう)()て、茶碗(ちゃわん)(そこ)をよく()てごらんなさい。そこには奇妙(きみょう)[42] なゆらゆらした(ひか)った(せん)や、薄暗(うすぐら)[43] (せん)が、不規則(ふきそく)模様(もよう)のようになって、それがゆるやか[44] (うご)いているのに()がつくでしよう。これは(よる)電灯(でんとう)[45] (ひかり)()てて()ると、もっとよくあざやかに()えます。夕食(ゆうしょく)のお(ぜん)[46] (うえ)でもやれますからよく()てごらんなさい。それもお()がなるベぐ(あつ)いほど模様(もよう)がはっきりします。

茶碗(ちゃわん)()を、ふたもしないで()いた場合(ばあい)には、()表面(ひょうめん)からも()えます。そしてその()えかたがどこも(おな)じではないので、ところどころ()(べつ)(つめ)たい、むらができます。そういう部分(ぶぶん)からは、()えた(みず)(した)()りる、そのまわりの割合(わりあい)[47] (あつ)表面(ひょうめん)(みず)がそのあとへ()かって(なが)れる、それが、()りた(みず)のあとへ(とど)時分(じぶん)には()えてまたそこから()りる。こんなふうにして()表面(ひょうめん)には(みず)()りていると(のぼ)っているところが方々(かたがた)にできます。(したが)って()(なか)までも、(あつ)いところと、わりあい[48] ぬるい[49] ところがいろいろに()(みだ)れて[50] できてきます。これに日光(にっこう)をあてると(あつ)いところと(つめ)たいところとの(さかい)[51] (ひかり)()がるまでに、その(ひかり)一様(いちよう)[52] にならず、むらになって茶碗(ちゃわん)(そこ)()らし[53] ます。そのために、(さき)()ったような模様(もよう)()えるのです。


[1]茶碗◎【ちゃわん】【名】

碗,茶杯,饭碗。(飯を盛り···また湯茶を飲むための器。)

△湯飲み茶碗。/茶碗。

△飯を···碗にもる。/把饭盛到饭碗里。

[2]微細◎【びさい】【名】【形动】

微小,细微。(ごく細···い様子。)

△微細な区別。/···小的差别。

[3]疑問◎【ぎもん】【名】

疑问。(疑わしいこと。)

△疑問を抱く。/怀疑。

△疑問に思う。/认为是个疑问。

△疑問の点を確かめる。/把疑问的地方弄清楚。

△彼が行くかどうかは···問だ。/他是否去是个问题。

△疑問があったらなんでも聞きなさい。/如果有问题,尽管提出来。

△疑問の余地がない。/没有置疑的余地。

[4]湯①【ゆ】【名】

1)开水。(湯を沸かした物。)

△さ湯。/白开水。

△ぬるま湯。/温水。

△湯が冷める。/开水凉了。

△湯を沸かす。/烧开水。

2)浴池。(浴場。)

3)温泉。···温泉。)

4)融化的液体金属。(金属を溶かした物。)

△いい湯だ。/(这个)洗澡水正好。

△湯に入る。/入浴;洗澡。

△湯につかる。/泡澡。

△子どもに湯を使わせる。/给孩子洗澡。

△湯かげんがよい。/澡水凉热正合适。

△湯かげんをみる。/看看洗澡水的凉热。

△お風呂の湯を沸かす。/烧洗澡水。

5)洗澡水。(くすりゆ。)

△いい湯だ。/(这个)洗澡水正好。

△湯に入る。/入浴;洗澡。

△湯につかる。/泡澡。

△子どもに湯を使わせる。/给孩子洗澡。

△湯かげんがよい。/澡水凉热正合适。

△湯かげんをみる。/看看洗澡水的凉热。

△お風呂の湯を沸かす。/烧洗澡水。

[5]見物③【みもの】【名】

值得看(的东西)。(見るねう···のあるもの。)

△この試合は···物だ。/这场比赛值得看。

△···にかく今後が見物である。/总之,今后有好戏看。

[6]湯気①【ゆげ】【名】

蒸汽,热气;(热气凝结的的)水···,水珠。(湯などから立ち上る水蒸気が冷えて微細な水滴隣、それが集まって煙のように見えるもの。)

△鉄びんが湯気を··てている。/水壶在冒热气。

△湯気がたつ。/冒热气。

△湯··のたっているご飯。/热气腾腾的米饭。

△湯気で窓ガラスが曇る。/窗玻璃因蒸汽变模糊。

[7]水蒸気③【すいじょうき】【名】

水蒸气。(水が蒸発して···体となったもの。)

△沸騰し···やかんから水蒸気が盛んに出る。/从开水壶里水蒸气腾腾地冒出来。

△水蒸気となって発散する。/化为水蒸气而发散。

△水蒸気蒸留。/汽(蒸)馏。

[8]滴③【しずく】【名】

水点,水滴。

△露の滴。/露水珠;露滴。

△涙が滴となって彼女のほおを伝わった。/一滴滴的眼泪从她脸上流了下来。

△木···葉から雨の滴が落ちる。/雨滴从树叶上掉下来。

△ひと滴も残さず酒を飲みほす。/一滴不剩地把酒喝干。

[9]無数◎②【むすう】【名·形动】

无数。(数限りなく多い···と。)

△無数の人。/无数的···。

△無数の星。/无数颗星星···

△無数にある。/不计其数。

△無数の例をあげる。/举无数的例子。

△無数の人から問い合···せがあった。/受到成千上万人的询问。

[10]群がる③【むらがる】【自动·一类】

聚,聚集。(多くの···のが一つ所に集まる。むれをなす。)

△群がって襲いかかる。/合伙袭击。

△人々は出口にいっせいに群がった。/人们一下子都聚到出口。

△砂糖にありが群がる。/蚂蚁聚集在糖上。

△広場には人が群がっていた。/广场上聚集了许多人。

[11]雲①【くも】【名】

云,云彩。(大気中の水分が細か···粒となって、白く見えるもの。)

△雲のきれめ。/云彩缝隙。

△空一面の雲。/满天密云。

△雲が晴れた。/天晴了;云散了。

△雲におおわれる。/被云彩遮住;层云密布。

△いまは心にかかる雲もない。/现在没有覆盖在心灵上的云彩了;现在没有精神上的负担了。

△雲にかけ··し。/达不到的愿望,高攀不上;办不到的事。

△雲に臥す。/山居云深处; 居住在深山中。

△雲は竜に従い,風は虎に従う。/云从龙,风从虎;圣天子之下必有贤臣辅佐。

△雲をかすみ··。/一溜烟地跑得无影无踪。

△雲をかすみと逃げ去った。/一溜烟地逃掉了。

△雲をつかむ。 虚幻无实;不着边际『成』;虚无缥缈『成』;茫无头绪『成』。

△雲をつかむような話。··不着边际的话;不可置信的事;摸不着头脑的事;荒诞的事。

△雲を衝(つ)く 。/顶天;冲天。

△雲をつくような男。/顶天大汉;个子高的男子。

[12]霧◎【きり】【名】

1)(大気の)雾。

△霧が深い。/雾浓。

△霧がたちこめる。/浓雾弥漫。

△霧が晴れる。/雾散。

△霧がかかる。/下雾。

△霧に煙る港。/雾气蒙蒙的海港。

2)(細かい水滴)喷··。

△着物に霧を吹く。/喷衣··。

△霧吹き器。/喷雾器。

[13]縁側◎【えんがわ】【名】

后厦,套廊,廊子,走廊。(···風住宅で、座敷の外部に面した側に設ける板敷きの部分。)

△縁側に出て夕涼みをする。/到廊子下乘晚凉。

[14]日向◎【ひなた】【名】

朝阳的地方,向阳处,太阳地儿···阳光照到的地方。(日光の当たっている場所。)

△日向に出る。/到外面朝阳的地方去。

△日向にふとんを干す。/在朝阳的地方晒被褥。

△日向に出さないようにする。/不要放在阳光照射的地方。

△子どもはなるべ··日向で遊ばせなさい。/尽量让孩子在向阳处玩儿。

△日向でほこりを立てる。/没事找事。

[15]日光①【にっこう】【名】

日光,阳光。日光市。(太陽···光線。

△日光スペクトル。···日光谱。

△日光にさらす。/···在阳光里。

△日光を浴びる。···晒太阳。

△日光が窓からさし···む。/阳光从窗户射进来。

△···光消毒。/日光消毒。

△日光···見ぬうちはけっこうと言うな。/五岳归来不看山, 不游日光不称好。

[16]滴③【しずく】【名】

水点,水滴。

△露の滴。/露水珠;露滴。

△涙が滴となって彼女のほおを伝わった。/一滴滴的眼泪从她脸上流了下来。

△木···葉から雨の滴が落ちる。/雨滴从树叶上掉下来。

△ひと滴も残さず酒を飲みほす。/一滴不剩地把酒喝干。

[17]粒◎【つぶ】【名】

1)粒。(穀物。)

△米の粒。/米粒。

△豆粒ぐらいの大きさ。/豆粒那么大。

2)颗粒,··,丸,珠。(小さく丸いもの。)

△粒の小さい砂。/细粒沙子。

△丸薬をひと粒飲む。/吃一丸丸药。

△大粒の雨。/大雨点。

△大粒の汗。/大颗汗珠。

△涙がふた粒ほおを伝わった。/脸上滴下两滴泪珠。

[18]虹◎【にじ】【名】

彩虹。(雨上がりなどに、太陽と···対側の空中に見える七色の円弧状の帯。)

△虹がかかる。/挂彩虹;彩虹悬空。

△空に虹が出た。/天空出虹了。

△虹がきえた。/虹消失了。

△虹形。/虹形,弓形。

[19]薄雲◎【うすぐも】【名】

薄云

[20]おおよそ◎【おおよそ】【名·副】

大体,大概,大致,大约···约莫。(大体において。ほぼ。およそ。)

△おおよその事情は聞いている。/大概情况已经听到了。

△おおよその見積り。/大概的估计。

△おおよその見当はつく。/心里大致有个谱。

△おおよそ理解できた。/大体能够理解了。

△おおよそ50人もいればいい。/大约有五十个人就可以。

△おおよそ1か月前のことです。/是大约一个月以前的事情,是前个把月的事。

△まあ,おおよそそんなとこだ。/唉,大概是那么个程度。

△おおよそ当たっている。/大致猜对了。

[21]しめきる [U]

しめき

*  [0]〔締め切る閉め切る〕〈他五〉

(1)〔締め切る〕おしまいにする/结束截止

△申しこみを~/申报截止

(2)〔閉め切る〕戸などをすっかりしめるまた長いあいだしめたままにしておく/把门窗等关好也指长时间关闭不动封闭

△へやを~/封闭房间

[22]温度①【おんど】【名】

温度,热度。(物体のあたたか····冷たさを示す尺度。)

△寒···計で温度をはかる。/用寒暑表测量温度。

△きょうの温度は何度でしょうか。/今天的温度有几度·

△温度を下げる。/降温。

△温度を一定に保つ。/保持恒温。

△物体の温度が上がる。/物体的温度上升。

△このごろは温度の変化がはげしい。/近来气温的变化很厉害。

△温度調···装置。/调温装置。

[23]立ち上がる◎④【たちあがる】【自动·一类】

1)起立。(座ったり寝たりしていた姿勢から立つ。)

2)向上升起。(上げる。)

[24]温い②【ぬるい】【形】

1)温和,不凉不热。(生暖かい。飲み物や液体の温度にいう。

2)为何,不够严厉,宽松。(厳しさが足りない。手ぬるい。)

△温いやり方。/宽松的做法。

[25]勢い③【いきおい】【名·副】

1)气势,势力(他を圧倒する力)。

△勢いを増す/增强气势。

△破竹の勢い/势如破竹。

△火の勢いが強い/火势很强〔旺〕。

△勢い当たるべからず/势不可当。

△新幹線はすごい勢いで走る/新干线列车迅猛地奔驰。

△坂道をくだる車は勢いがついてだんだん速くなる/下坡的车由于往下滑动渐渐加快。

2)气势,气焰,劲头(元気·活動力)。

△酒を飲んで勢いをつける/喝点酒鼓鼓劲。

△若者は勢いがいい/青年劲头大。

△石油が勢いよく噴き出た/石油猛喷出来。

△勢い鋭く攻めたてる/猛烈攻击。

3)(控制不住的)势头〔はずみ〕。

4)趋势,形势〔なりゆき;必然的に〕。

△それは自然の勢いだ/那是自然的趋势。

△時代の勢いにはさからえない/时代的趋势不可抗拒。

[26]寒暖計③【かんだんけい】【名】

温度计

[27]渦◎【うず】【名】

1)旋涡,旋涡状。(螺旋形に巡る、激しい水の流れ。)

△気流の渦。/气流(空气)旋涡。

△人の渦。/人山人海,层层的人群。

△渦をまく。/打旋儿。

2)混乱状态,难于脱身的处境。(めまぐるしく動いて入り乱れている状態。)

△争いの渦に巻きこまれる。/被卷入纷争的旋涡之中。

△代表団は歓迎の渦にとりかこまれた。/代表团被欢迎的人群团团围住。

[28]煙◎【けむり】【名】

1)烟。(物が燃えるときに出る気体。)

△煙がへやに満ちた。/屋子里烟满了。

△汽車が煙を吐いて出て行った。/火车冒着烟开出去了。

2)烟状物。(煙のように見えるもの。

△水煙。/水雾。

△砂煙。/尘沙。

△土煙。/尘烟;飞扬的尘土。

△雪煙。/雪雾。

△湯の煙がたちこめる。/笼罩着水(蒸)气。

[29]揺ら揺ら①【ゆらゆら】【副】【自サ】

晃动;摇曳;摇摇··晃

△炎がゆらゆら揺れる/火焰摇曳.

△湯気がゆらゆら立ちのぼる/热气飘飘摇摇升起.

△小舟が波にゆらゆら揺れる/小船随波荡漾.

[30]乱れる③【みだれる】【自动·二类】

1)乱,不平静(平···を失う);不太平。(平和でなくなる。)

△脈が乱れる。/脉搏乱。

△心が乱れる。/心乱。

2)紊乱,错乱。(秩序がなくなる。)

△風紀が乱れている。/风纪败坏。

3)散乱,蓬乱。(ばらばらになる。)

△乱れた髪をなおす。/梳整蓬乱的头发。

4)混乱,搅在一起。(入りまじる。)

△敵も味方も入り乱れて戦う。/敌我混战,乱成一片。

[31]春先 [U]

はるさき

[4][0]〔春先〕〈名〉

春のはじめ/初春早春开春

【類】早春

[32]ぽかぽか①【ぽかぽか】【副·自动·三类】

1)暖和,温暖,暖煦煦,热和。(暖かく感じるさま。)

2)啪嚓啪嚓。(頭などを続けざまにたたく音や、そのさまを表す語。)

3)连续。(続いて。)

△そうぽかぽか休まれたら迷惑だ。/你这样接二连三地歇工可不行。

[33]土◎【つち】【名】

1)土壤,泥土。(土壌のこと。)

△黒い土。/黑土。

△よく肥えた土。/肥沃的土壤。

△やせた土。/瘦地。

△土を盛って田畑を造る。/垫土造田。

△土をかける。/盖土;培土;覆土。

△土をかく。/扒开土。

△土にしたしむ。/与土打交道。

△土のにおいにあふれる。/乡土气息十足。

△土の中に埋める。/埋在土里。

2)地面,地上。(地面。)

△土を掘る。/掘地。

△土を起こす。/翻地。

△つるくさが土をはう。/蔓草爬地。

3)陆地,大地。··大地。)

△祖国の土を踏む。··踏上祖国的土地。

4)土に灸。/给土针灸,对牛弹琴。

5)土になる。/死。

6)土降る。/飞沙走石。

[34]垣根◎【かきね】【名】

1)围墙。(敷地を限るために設ける囲いや仕切り。竹や植木 などで作る。垣。)

△垣根をつくる。/围篱笆;作栅栏。

2)墙根。(垣のもと。)

3)隔阂。有间隔。(間を隔てるもの。)

△心の垣根。/心的隔阂。

[35]透き間◎【すきま】【名】

缝隙;闲暇

[36]吹き込む◎③【ふきこむ】【自动·他动·一类】

1)刮进,吹··,灌进。(風が吹いて中に入ってくる。また,風が吹いて雨·雪などが中に入ってくる。)

2)教唆。唆使。(前もって教えこむ。教唆する。)

3)灌唱片,录音···(レコード·テープ-レコーダーなどに録音する。)

△テープに吹き込む。/录磁带。

[37]靡く [U]

なびく

なび

[2]〔×靡く〕〈自五〉

(1)風や水の動きにしたがって横にたおれるように動く/随着风吹或水流横向运动飘动漂移

△旗が~/旗子飘动

(2)他の強い力にひきよせられてしたがう/被其他强大力量吸引而随从屈服服从

[38]竜巻◎【たつまき】【名】

龙卷风,大旋风。(大気の下···に起こる激しい渦巻き。積乱雲などの雲底から垂れ下がり直径十数メートルから数百メートルの漏斗状·柱状。その中心付近では風速は時に毎秒100mを超し、進路に当たる地上のものを巻き上げ、また破壊する。)

△竜··が起こる。/掀起了大旋风。

△竜巻に船が巻き上げられる。/船舶被大旋风卷起来。

[39]地面①【じめん】【名】

1)地面,地上(大地の表面。じべた。地上)。

△雨で地面が潤った/地面因下雨湿了。

△地面から1メートル上の所/离地面一米的地方。

△地面には雪が1メートルも積もっている/地上积有一米多深的雪。

2)土地;地皮;地段(土地。地所)。

△広い地面/大片土地。

[40]回転◎【かいてん】【名】【他动·三类】

1)转,转动;旋转(旋回する);回转(方向を変える)。

△車輪が回転する/车轮转动。

△地球は太陽の周囲を回転する/地球围绕太阳旋转。

△頭の回転が速い/脑子转得快;头脑灵活。

△機械が快調に回転する/机器的转动情况良好。

△ボールを回転させる/···球转;投转球。

180度の回転···する/转了一个180度的弯。

△···転椅子/转椅。

△回転運動/···转运动。

2)转弯。

3)周,圈。

△地球は約365日で太陽の周囲を1回転する/地球约用365日绕太阳一周。

4)周转(物事が、動きをくり···すこと)。

△この店は客の回···が早い/这个店来客周转循环快。

△回転資金/周转(资)金。

[41]日陰◎【ひかげ】【名】

1)背阴处,阴凉处。(日光の当たらない場所。)

△日陰で休む。/在阴凉地方休息。

△庭が日陰になる。/庭院背阴。

2)出不得头,见不得人,湮没于世。(あまり恵まれていないこと。また、そういう境遇。)

△かれは人殺しをしたために、一生日陰の生活を送った。/因为杀了人,他一生过着见不得人的生活。

[42]奇妙①【きみょう】【名·形动】

1)奇妙。因不同寻常···珍奇。奇怪,出奇,奇异,怪异。(普通と変わっていて珍しいさま。)

△奇妙なこと。/奇事。

△奇妙な風習。/奇怪的风俗习惯。

△奇妙なこともあるものだ。/说来也真奇怪。

△わたしが外出する時は奇妙に雨が降る。/真怪,我一出门就下雨。

2)奇妙,灵妙。不能作出合··解释的,不可思议的。(合理的な説明のつかないさま。不思議なさま。)

△きみょうによく効く薬。/非常灵验的药。

[43]薄暗い④◎【うすぐらい】【形】

发暗,微暗,昏暗,阴暗。···线较弱而不太亮。(うすぐら·し[ク]ほのかに暗い。)

△薄暗い電灯の光。/昏暗的电灯光。

△薄暗いかたすみにひそんでいる。/躲在阴暗的角落里。

△このへやは薄暗い。/这个房间光线暗。

△朝まだ薄暗いとき··出かける。/早晨天刚蒙蒙亮的时候出去。

△日が暮れてあたりがうす暗くなる。/日落后四周发暗。

[44]緩やか②【ゆるやか】【形動】

1)缓慢,缓和。(傾斜が急でないさま。なだらか。)

△緩やかな流れ。/缓慢的河流。

△緩やかにカーブする道。/慢弯的道路。

2)宽松,宽大。(きびしくないさま。寛大なさま。)

3)舒畅。(のびやか。)

△緩やかな気分。/舒畅的心情。

[45]電灯◎【でんとう】【名】

电灯。依靠电能发光的灯。(···気エネルギーによって光を出す灯火。電気。)

△懐中電灯。/手电筒。

△電灯のかさ。/(电)灯伞;灯罩。

△電灯を取り付ける。/安装电灯。

△電灯を消す。/熄电灯;关上电灯。

△この電灯は暗い。/这个电灯不亮。

△暗くなったから電灯をつけよう。/天黑了开电灯吧。

△この村はまだ電灯が引かれていない。/这个村庄还没有安上电灯。

[46]膳◎【ぜん】【名】

1)碗。(出来上がった飲食物を供えるワン。)

2)双。(箸二本を一そろえとして算える語。)

3)食案,小饭桌。(食物をのせる台。)

△膳に向かう。/就坐吃饭。

4)(摆在食案上的)饭菜。(飯·菜を膳にのせて出す料理。)

△お膳の用意がととのいました。/已经摆好了席。

△膳についている。/正在用饭。

△膳をはこぶ。/端菜。

[47]割合◎【わりあい】【名】

1)比例。(二つの数量を比べた時に、一方が他方の何倍にあたるかという関係。比率。率。割。)

△読者の男女の割合を調べる。/调查读者的男女比例。

2)(全体を人数などで分けて、それぞれに割り当てた分···金額。また、分割してそれぞれに割り当てること。割り当て。)

3)·比起,比。(割③に同じ。)

△割合のいい仕事/比较好的工作。

△若い割合にしっかりしている。/虽然年轻,但比较起来很沉着。

△この子は··合と勉強する。/这个孩子比较用功。

割合に良く出来ている···/比较有能力。

[48]割合◎【わりあい】【名】

1)比例。(二つの数量を比べた時に、一方が他方の何倍にあたるかという関係。比率。率。割。)

△読者の男女の割合を調べる。/调查读者的男女比例。

2)(全体を人数などで分けて、それぞれに割り当てた分···金額。また、分割してそれぞれに割り当てること。割り当て。)

3)·比起,比。(割③に同じ。)

△割合のいい仕事/比较好的工作。

△若い割合にしっかりしている。/虽然年轻,但比较起来很沉着。

△この子は··合と勉強する。/这个孩子比较用功。

割合に良く出来ている···/比较有能力。

[49]温い②【ぬるい】【形】

1)温和,不凉不热。(生暖かい。飲み物や液体の温度にいう。

2)为何,不够严厉,宽松。(厳しさが足りない。手ぬるい。)

△温いやり方。/宽松的做法。

[50]入り乱れる⑤【いりみだれる】【自下一】

错杂;混杂

[51]境②【さかい】【名】

1)界,边界,交界,分界,界线,疆界,界限。(土地と土地の区きり。)

△市の境。/市的边界。

△隣家との境。/和邻居的交界。

△国と国との境。/国与国的交界,国界。

△河北省と山西省の境。/河北省和山西省的交界;河北和山西的省界。

△境を決める。/立界限;勘定界线。

△境を接する。/接壤。

2〕境地,境界,境域。〔境地。)

3)··界,界线。(ものの分かれ目。)

△昼夜の境。/昼夜之交。

△哲学と宗教の境。/哲学和宗教的分界。

△生死の境をさまよう。/徘徊在生死的界线上。

[52]一様◎【いちよう】【名】

1)一样,同样。(みんな同じような様子であること。)

△身長が一様でない。/身长参差不齐。

2)平常,普通。〔ありふれた。〕

△尋常一様の人物。/普普通通的人。

[53]照らす②◎【てらす】【他动·一类】

1)照耀。(物に光を当てる。)

△太陽が地球を照らす。/太阳照耀地球。

△冬の月が夜ふけの町を照らしている。/冬天的月光照着深夜的街道。

2)对照。(見比べる。)

△法律に照らして処分する。/依法判处。

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