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上外《日语综合教程》第三册
自己整理的课文全解析全翻译
私たちは読みきれないほどたくさんの本(知識)に囲まれて[1] 暮らしていま
我们的生活被读不尽的书(知识)包围着,
すが、これらの知識は、空気や水のように昔から地球[2] にあったものではありま
但这些知识并非像空气和水一样是从过去开始就存在于地球上的。
せん。この知識の宝[3] の山は、人類が何千年も(おそらく[4] は何万年も)
这座知识的宝山是人类花了数千年(恐怕甚至数万年)累积起来的。
かかって積み上げてきたものです,ひとは誰でも、身の回りで起きていることが気に
不论是谁, 都会关注自己身边发生的事,
なりますが、気になる事柄[5] は人ごとに[6] 違っています。それは、人間には一人ひ
気になる 关心
关注的事情因人而异。 那是因为每个人都有着自身独
とり、その人にしかない能力が備わっているからで、それが私たちの生きが
備わる③【自动?一类】设有,具有,具备。生きがい ◎③【名】人生意义
特的能力, 这也正是我们生存价值的原
いの原点[7] であり、科学の発展の原動力[8] になっているのです。
点, 是科学发展的原动力。
私たちは、「なぜかな」とか、「不思議だな」と思うと、誰かに聞いたり本で
当我们在思考“为什么呢?”、“真不可思议啊”等等的时候,便会去询问别人,或是
調べたりします。それなり[9] に納得[10] する答えが分かるときもあれば、いくら本で調
在书中调查一番。这当中既有我们对解答能够明白的时候, 也有无论怎么查阅
べても分からないときもあります。何万年も[11] 前の原始人[12] たちは、自然の中で暮
书籍也搞不懂的时候。 数万年前的原始人类, 就已经开始在大
らしていたのですから、四季[13] の移り変わり[14] 、天候[15] のこと、食べ物となる草木や
草木 そうもく[1]〔草木〕〈名〉草や木/草和树?草木?
自然中生活了, 因此他们对于四季的更替、气候、成为食物的草木和野兽等等各种
けもののことなど、さまざまなことが現代の人たちよりももっと気になったことで
獣【けもの】◎【名】野兽;家畜
事物, 应该都比现在的人们更加关注吧。
しよう。イヌやネコを飼ったことのある人はこれらの動物たちが周囲[16] のことにず
我想养过狗和猫的人有注意到:这些动物们对周围的事物会表现出各种各样的关注。
いぶんいろいろ関心を示すのに気がついたことと思います。イヌやネコが得た
狗和猫获得的知识看
知識は、なかなかのものに見えます[17] が、残念ながら彼らが得た知識は、一代限
上去也好像是相当有分量的东西, 但遗憾的是:他们得到的知识几乎都是在一代生
りで終わってしまうものがほとんどです。しかし、人類[18] の場合は「言葉」が生まれ
命结束时就随之一同消失。 但是人类,在产生语言之后,
てからは、ある個人[19] が得た知識を他の人たちに会話によって伝えることにより、
就能通过把某一个人获得的知识以会话的方式传达给别的人,
知識をさらに深め広められるようになりました。中国やエジプトでは、何千
进而使得知识更进一步加深和拓展。 在中国和埃及, 从数千
年も前から、見聞き[20] したできごとや経験から得た知識を、「文字」を使って記録[21]
年前开始, 就能够将从所见所闻之事以及经验中获得的知识通过文字记录下来,
できるようになり、人類の知識は正確に次代[22] に伝えられるようになりました。
使得人类的知识能够正确地传达给下一代人。
私たち日本人が文字を使うようになったのは六世紀のことと言われています。
我们日本人开始使用文字据说是在六世纪。
日本の学校では、既存[23] の知識を理解することと、それを覚えることに
在日本的学校, 培养的重点放在了理解既有的知识和记住他们上。
重点[24] が置かれています。しかし万巻[25] の書に述べて[26] ある知識をすべて覚えるこ
但是,把万卷书中记述的知识全部记住是根本不可能的。
とは、とても不可能です。しかし実は、本に書いてあることは、覚えなくても、必要
但实际上,写在书上的东西, 即便不去记忆它,只要在
なときに必要なことを読めればいいのです。最近は、コンビューターが発達し
需要的时候把需要的东西从书中选出来读一读就行了。最近,因为电脑设备很发达了,
たので、既存の知識を探し出すことが、昔に比ベると非常に容易になりま
搜索到既有的知识比过去要容易得多。
した。大切なことは、あなたが「なぜだろう」と不思議に思ったことの答えを、す
重要的是自己要好好调查清楚:你觉得不可思议的、搞不清为什么的那些问题的答案,
でに誰かが得ているのか、まだ誰もその答えを知らないのか、きちんと調べること
是已经被某个人找到了, 还是尚无人知晓。
です。この作業[27] は、それほど容易なことではありませんが、それが学問[28] の出発
这项工作不是那么容易的, 但它恰恰是学问的出发点。
点なのです。なぜかと言えば、もしあなたが抱いた[29] 「謎[30] 」に対して、今までに誰
为什么这么说呢?如果对于你所抱有的疑惑, 至今为止还没
もその答えを得ていない場合には、あなたがその答えを得たとき、「新しい
有人找到答案, 那当你找到那个答案时, 你就是完成了一项
発見[31] 」をしたことになり、人類の知識がそれだけ[32] 増えたことになるからです。そ
新发现, 人类的知识也因此而增加了数量。 这
れはすばらしいことですね。最初に「新しい法則[33] や現象[34] 」を発見した人
是多么美妙的一件事啊。 最先发现“新规则和现象”的人和用别的例子再次证明出同一
と、二番目に同じことを他の例で確かめた人との違いの意味がお分かりですか。
结论的人,你能理解二者之间意义的不同吗?
歴史を振り返って[35] みますと、人類は、二つの違った考え方によって、
回顾历史, 可以明白:人类依靠两种不同的思考方法把知识积累起来。
知識を増やしてきたことが分かります。その一つは、大昔[36] から人類が行っ
其一是人类从很久以前就已经开始进行的活动,
てきたことですが、身の回りで起きていることを「正確に書き残すこと」から始
即把身边发生的事“正确地记录下来”。
まりました。石や壁や板[37] や紙に書き残された記録がたくさんたまって[38] くると、
记在石头、墙壁,木板、纸上的大量记录不断累积起来,
何らか[39] のルールに従って[40] 整理しないと始末[41] がつかなく[42] なります。そこで人類は、
如果不依照某个规则来加以收拾整理的话,就会变得杂乱不堪。 于是人类便把记
書き残された知識について、似たものを一つの仲間としてまとめて、それを一つ
录下来的这些知识分类, 把内容相似的东西作为一个集合加以整理, 并用一个词语
の言葉で代表して表わすようになりました。つまり、この知的[43] 作業によって、
来概括表达它们的种类。 也就是说,通过这样一种智慧活动,
具体的な体験から得られた個々[44] の記述[45] や個々の現象から離れて、類型[46]
把思维从具体经验中得到的各类记载和诸多现象中解放出来, 产生了类
学的な「概念[47] 」が生まれるようになったのです。「動物」とか「植物」と
型学性质的“概念”思维。 “动物”、 “植物”这样的
いう言葉は、その例です。このような精神[48] 活動によって、今でも新しい
词都是例子。 通过这样的精神活动, 新概念(新词语)至
概念(言葉)が次々に生まれています。ミミズ[49] もトンボ[50] もカエル[51] もライオン[52] も、
今仍然在不断地产生。 蚯蚓、蜻蜓、青蛙、狮子,
ずいぶん違う形をしているのに、「動物」という一つの言葉で表わされるの
虽然有着相差甚远的身体形态, 但都被用“动物”这个词来表达,
はなぜか、考えたことがありますか。
你想过这是为什么吗?
ピサの斜塔
もう一つの考え方は、ルネサンス[53] 時代に生まれました。宇宙[54] は開闢[55]
另一种思考方法诞生于文艺复兴时代。 宇宙自从诞生以来,
以来、時とともに変わりつつあり[56] 、厳密[57] に言えば二度と同じことは起きないはず
就随着时间的推移一直在改变,如果严格地说, 同一件事不可能发生两次。
です。しかし、こまごま[58] とした性質や事柄[59] を無視して、肝心[60] なことだけに
但是, 如果我们抛开琐碎的性质和具体事情, 仅仅着眼于关键事物的话,
着目[61] すると、「さまざまな現象が共通の法則に従って起きている」
我们会发现:各种各样的现象其实都是按照共通的法则在发生。牛顿或许可以说是一
ことが分かってきました。ガリレオ[62] がピサ[63] の斜塔[64] で実験[65] をして見つけた「落下[66] の
个典型的例子,他发现:伽利略在比萨斜塔通过实验发现的“落体定律”和开普勒通过天体
法則」と、ケプラー[67] が天体[68] の観測[69] から見つけた「惑星[70] 運動の法則」が、
观测发现的“行星运动规律”,
同じ法則に従っていることをニュートン[71] が見つけたのは、その典型[72] 的な例
都是遵循着同一条法则。
と言えましょう。このようにして始まった新しい知的[73] 活動が、わずか数世紀
像这样,人类开始的新的智慧活动, 在短短几个世纪
の間に「物質とエネルギーの法則」を次々に見出し[74] 、今日の科学や
的时间里,就接二连三地发现了各类“物质和能量法则”, 科技就这样发展到了今
技術に発展したのです。この「要素論」と呼ばれる考え方は、やがて[75] 生命
天的地步。 这种被成为要素论的思考方法, 不久就被扩展引用到
現象の解明[76] にも広げられるようになり、今日の「バイオ[77] 」の時代を生み出し
了对生命现象的解释中, 产生了今天的“生命科学”时代。
たのです。
(「植物は何を見ているのか』古谷雅樹 岩波書店2002年)
[1]囲む◎ 【他动 一类】围上;包围,围绕,环;圈儿
[2]地球◎ 【名】地球。
[3]宝③
【名】 宝(贝),财宝,珍宝。
[4]恐らく② 【副】恐怕,或许,大概,一定。(多分。きっと。)
[5]事柄◎ 【名】事情,事体;事态。
[6]毎に①
【接尾】同ごと(毎) 每(个)……
[7]原点①◎【名】基准点;原点;出发点
[8]原動力③【名】原动力
[9]其れなり ◎【名】【副】就那样;没下文(同そのまま;それっきり);恰如其分(同それそうおうに)
[10]納得◎ 【名?自动?三类】理解,领会;同意,信服;认可。
[11]强调数量大
[12]原始人[3]〔原始人〕〈名〉
原始時代の人類/原始时代的人类?原始人?
[13]四季①【名】四季。(春、夏、秋、冬の季節。)
[14]移り変わり◎【名】变化;变迁
[15]天候◎【名】 天气,气候。从几天到两三个月时间内大气的状态,是介于天气和气候之间的概念。
[16]周囲① 【名】四周,周边。(ある物の外周。)
[17]从外观判断认为是…?看着?看样子?看起来?好像?
△病人に~?える/看着像病人?
[18]人類① 【名】人类。将人和其他生物相区别时的用语,生物学上属于脊椎动物门哺乳纲灵长目人科。
[19]個人① 【名】个人。
[20]見聞き①【名】【他サ】见闻,所见所闻(同けんぶん)
[21]記録◎【名·他动·三类】记载,记录。
[22]次代①◎【名】下一代
[23]既存◎【名·自サ】既存,原有,现有。
[24]重点③【名】重点。
[25]万巻◎
万卷,很多卷(书)
[26]述べる②【他動】叙述;陈述;说明;申诉;阐明。
[27]作業① 【名?自动?三类】工作;操作,作业;劳动。
[28]学問②【名·自动·三类】学问,学识。
[29]抱く②
【他五】怀有,怀抱。
[30]謎◎【名】谜,谜语。
[31]発見◎
【名·サ変他】发现。
[32]〔釣り合う?相応する〕相应?
[33]法則◎【名】法则,法规。必须遵守的规则。
[34]現象①【名】现象。
[35]振り返る③【他动?一类】回顾。回过头来看,思考过去的事情。
[36]大昔 太古,上古,远古;很古以前
[37]板①【名】木板
[38]貯まる
【たまる】③【自动?一类】积存,积攒。
[39]なんらか【何らか】什么,一些,某些,多少?
[40]従って◎【接】因此,从而。
[41]始末①
【名·他サ】(事情的)始末,颠末,原委
付く [42]得到(结果)
【形动】智慧的,智力的,理智的,理性的。
[44]個々①【名】每个。各个,个别,一个一个,各自。
[45]記述① 【名?他动?三类】记述。
[46]類型◎
【名】型;类型;典型;类似的型;同类的型
[47]概念① 【名】概念。
[48]精神 [1]〔精神〕〈名〉
[49]蚯蚓◎
[50]蜻蜓◎赤とんぼ
[51]青蛙◎
[52]狮子◎
獅子 しし
〈名〉ライオン/狮子?
[53]ルネサンス
[2]〔法Renaissance〕〈名〉
14世纪末到16世纪
[54]宇宙 [U]
うちゅう[1]〔宇宙〕〈名〉
[55]開闢 [U]
かいびゃく[0][1]〈名〉
宇宙的开始?开辟?开天辟地?
[56] “正……”
[57]厳密 [U]
げんみつ[0]〔厳密〕〈形動〉
非常严密没有漏洞?严密?
[58]こまごま[3]〔細細〕〈副〉
零零碎碎?琐碎?
[59]事柄◎ 【名】事情,事体;事态。
[60]肝心◎ 【名?形動】首要;重要;紧要;关键。
[61]着目◎【名·サ変自】着眼,注目。
[62]伽利略
[63]ピサ①比萨(意大利西北部城市)(英) Pisa
[64]斜塔◎
世界に名高いピサの斜塔/闻名世界的比萨斜塔.
[65]実験◎【名】【他动·三类】实验,实地试验。
[66]落下◎【名】【自动·三类】下降,落下
[67]ケプラーのほうそく【―の法則】
〈天〉开普勒定律
[68]天体◎ 【名】天体
[69]観測◎【名?他动?三类】观测。观看测定天候或自然现象的样子与状态。
[70]惑星◎
【名】行星。
[71]牛顿
[72]典型◎ 【名】典型。
[73]知的◎
【形动】智慧的,智力的
[74]見出し◎【名】选拔,选出。标题。
[75]やがて◎③【副】不久;马上。
[76]解明◎ 【名?他サ】阐明,解释清楚,弄清。
[77]バイオ◎【名】【英】Biotechnology
生物学