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第二页有解说和日本语豆知识,不要错过哟^_^)y ——《新编日语阅读文选》第一册
《新编日语阅读文选》第一册
季林根 陆静华编
上海外语教育出版社
日本人对自然的见解
日本人のだれかに「自然の色は何色?」とたずねてみてごらんなさい。ど
请大家试问ー下日本人:“自然界的色彩是什么颜色?” 将
んな答えが返ってくると思いますか。世界各国の人にこの質問をしてみる
会有什么样的回答呢? 如果对全世界各国的人都提这样一个问题,
と面白いと思うのですが、日本人の場合一番多い答えは「緑」、続い
我想其结果一定很有趣。 据说大多数日本人的回答是“绿色”, 其次
て多いのは「青」だそうです。緑という色は、木や草の色です。「自然の色
是“青色”。 绿色是草木的颜色。 当别人问及“自
は?」と問われて[1] 、日本人の多くが「緑」と答えるのは、日本人が植物
然的色彩是什么颜色?”时,大多数日本人会回答是“绿色”。 我想这是因为日本人
の多いことを自然の姿としてとらえて[2] いることによると思われます[3] 。同時に、
认为自然本来就该植物多的缘故。 也可以说日
日本の国土[4] が緑の植物に覆われていることを物語って[5] いるといっていい
本人的这种想法同时也反映了整个日本国土都被緑色植物所覆盖。
でしょう。事実日本列島は、温帯[6] 特有[7] の適度[8] な日照[9] と降雨[10] に恵まれ
恵まれる ④【自動】赋予,富有。
事实上, 日本列岛有着温带所特有的适度的日照和降雨量,
て、植物の成育[11] に適しています。ですから、日本人は昔から、衣食住[12]
具有适合植物生长的优越条件。 所以, 自古以来日本人的衣食住的材料都依
の材料を植物に頼ってきたのです。
頼る【たよる】②【自他动?一类】依赖,仰仗。依靠。(人)を~(物)に~
赖于植物。
まず衣服[13] は、長い間麻や木綿[14] といった植物繊維[15] が主な材料でし
麻②【名】麻
先是服装, 长期以来麻、棉类植物纤维是服装的主要材料。
た。次に食品ですが、これも昔から植物性のものが主流[16] を占めてき
其次是食品, 自古以来植物性材料占据主要地位。
ました。ご存じのように、現在でも米?味噌?しょうゆなどは欠かせない物です
正如各位知道的, 大米,酱、酱油至今仍是日本人生活中不可缺少的东西。
ね。長い間米や麦[17] や豆[18] などをつくる農耕が、日本人の暮らしの中心に
长期以来,以种植水稻、麦和大豆为主的农耕文化,已成为日本人的生活核心,
なってきたということも当然のことでしょう。では、住居[19] はどうでしょう。
这也是理所当然的。 那么,居住情况如何呢?
本来、日本建築は、戸外[20] と屋内の区別がきわめて[21] あいまい[22] でした。むろん[23] 、
日本的建筑本来室内和室外的区分就极为模糊。 当然,
外部とは壁で仕切って[24] はありますが、ふすまや障子を開け放して[25] しまえば[26] 、家の
室内与室外隔有一堵墙, 但是拉开隔间移门和格子拉窗, 室内与
内と外の区別はほとんどなくなってしまいます。このことは、家の内から庭の
室外这一区别几乎无存。 如同从室内眺望庭院里的花草树木,
草木を眺め、虫[27] や鳥の声に耳を澄ます[28] というように、絶えず[29] 身辺[30] に自然を置
倾听虫鸟的鸣叫一祥, 这就是日本人喜欢置身于自
いて自然と親しんで[31] いたいという願いが、住居の形に表れたものなので
然之中,与自然共存的心愿在居住形态上的体现。
す。西洋建築が、壁で四方[32] を囲んで、外界[33] から完全に遮断[34] した、人間
这种建筑风格与西洋式的建筑风格形成了鲜明的对比。西洋式建筑四面是墙,与外界完
対照◎【名?他动?三类】对照,对比
全隔绝,是只有人居住的城楼。
では、自然の色は青と答えた人たちは、何を思い浮かべたのでしょうか、
那么,那些回答说自然的色彩是蓝色的人, 他们脑海里浮现的是什么呢?
きっと晴れ渡った日本の大空の青さ、海の色、水の清さ、豊かさを思っ
晴れ渡る【はれわたる】④◎【自五】(天空完全)放晴わたる结尾词
おおぞら【大空】天空 清い きよい[2]毫无污浊?清澈?清亮?
一定是日本那万里晴空的蔚蓝色, 大海的颜色以及水的清澈和丰富。
たにちがいありません。
水といえば、風景の美を表すのに「山紫水明」という言葉がしばしば
風景【ふうけい】①【名】景色,风景。(景色。)
美 【び】①【名】美,美丽。
说到水, 在表示风景秀丽时人们常常使用“山紫水明” 一词。
登場します。「水明」は文字通りですが,「山紫」というのはどういうこ
“水明”如同字面所示, 而“山紫”是什么含义呢?
とでしょうか。先にも触れ[36] ましたが、日本の山野[37] は緑に覆われていました。そ
前面也已经谈到过, 日本的山野被绿色植物所覆盖。 这
の緑の山が紫[38] の山に見えるというのですから、それには訳があるのです。
绿色的山映入人们眼帘时却成了紫色的山, 这里有其缘故。
それは「かすみ[39] 」のいたずら[40] です。日本の国土は湿り[41] が多いですね。ですから空気
其缘故乃是“水汽”的恶作剧。 日本国土湿度高, 因此空气中的潮
中の湿気がベール[42] のような働きをして、鮮明[43] な緑の山をくすんだ[44]
气起到了面纱一样的作用, 使青翠的山野变成了色调暗淡的
紫色に変えてしまうというわけです。つまり、日本の自然は、強烈[45] な
紫色。 也就是说,日本的自然呈中间色调的时候较多,
原色のときよりも中間色のときの方が多いということになります。
呈色感强烈的原色的时较少。
いうまでもありませんが、水と植物は、人間の生命に欠く[46] ことのできな
当然, 水和植物是人类生命中必不可少的东西。
いものです。水と植物を人間の生きるための大切な資源[47] と見たとき、この
当我们把水和植物视为人类生存的重要资源的时候, 日本
二つの資源が豊富であるということが、日本列島は人間の暮らしに[48] まことに
的这两种资源极为丰富这一事实告诉我们: 日本列岛对于人类生活来说是块得天独厚的土
恵まれた土地であるということを教えてくれます。その上に、中間色に和
和らげる【やわらげる】④【他動】使柔和,使缓和。
地。 而且人们就生活在调配成柔和色调
らげられた自然の風物[49] が人間を取り卷いて[50] いるのですから、日本人はずいぶん
的自然风景之中, 所以,可以说日本民
と自然に恵まれた民族だと言えましょう。
族是深得大自然恩惠的民族。
もちろん日本にも自然の災害はいろいろありました。地震?大水[51] ?大風?
当然,日本也有许多自然灾害。 地震、洪水、台风、干旱,
日照り[52] と歴史に残る[53] ほどの恐れるべき[54] 自然に出会ったこともあります。けれども、
甚至还遇到过历史上罕见的、骇人听闻的自然灾害。 但是与国外
外国の寒冷[55] な土地や熱帯[56] や砂漠[57] の土地と比べたら、問題にならないほど
的严寒地带、热带地区和沙漠地区相比, 简直不值一提。
自然は稳やか[58] で、人間の味方[59] になってくれました。
日本的自然是那么地平和,是人类的朋友。
いちがい[60] には言えませんが、諸外国の自然条件[61] は、日本と大分違って
虽不能一概而论, 但国外不少国家的自然条件与日本有很大差异。
いるようです。当然のことに、きびしい環境に生きている民族の間には、
生活在恶劣的自然环境中的一些民族,
自然を人間と対立[62] するものであるとする思想[63] が生まれました。そこに住む
他们当然会产生与自然对立的思想。 生活在那里的人们
人間は、自然と闘い、自然を征服[64] し、利用して生きていかなければならな
必须与自然搏斗, 征服自然、利用自然才得以生存。
いのです。その結果、人間がいつまでも幸せに生きていくためには、自然も利用
其结果形成了一种思想,这就是:人类要永远幸福地生活下去, 就必须利用自
すると同時に保護[65] し、さらに育成[66] しなければならないのだ、という考えが生まれ
然,同时又要保护自然,进一步培育自然。
ました。
もう一度日本に目を向けてみましょう。日本の場合は、長い間恵まれす
再看日本。 长期以来由于日本的自
ぎていたために木は切ってもやがて[67] 自然に生えて[68] くる、川の水は上流[69] から
然条件过于优越,人们便产生了安心感,即认为树木被砍伐后会再生,无穷无尽的河水从上
無尽蔵[70] に流れてきて汚れを流し去ってくれるのだ、という安心感がありまし
汚れ【けがれ】◎【名】污秽。肮脏。
游而下,为我们冲走污秽。
た。そのため自然から頂くばかりで、自然にお返しをすることをおろそかにして
疎か【おろそか】②【形动】疏忽,玩忽,不认真,马马虎虎,草率。
因此人们只是向自然伸手, 忽视了对自然的回报。
きました。これではいくら日本の自然と国土が植物の成育[71] に適していると
照此下去无论日本的自然条件与国土如何适合植物生长,也满足不了人类的需
いっても人間の必要に追いつきません。問題は自然破壊[72] 、荒廃[73] 、公害[74] と
求。 自然遭破坏,土地被荒芜以及公害等问题日
広がってしまいました。
益严重。
自然の破壊は人間の生命をおびやかす[75] ばかりでなく、人間の心の
自然遭到破坏这不仅威胁着人类的生存, 也关系到人类的精神
荒廃につながるものなのです。このことに気付いて「緑を大切に、後世[76] に残
堕落。 人们已意识到这一点,所以呼吁要“保护好绿化,造福后
そう」という声が人々に共通した願いとなって、今では自然保護の考え
人”。这呼声已成为人们的共同心愿, 如今保护自然已成为人们的
固定观念。
拉福卡迪奥·哈恩说过这样一句话:
「日本の自然は家庭的な自然で、日本の女性が着ているような緑と
“日本的自然是家庭式的自然,绿蓝相间、色调柔和,宛如日本妇女身穿的和服一样。”
青との稳やか[79] な調子の着物をまとって[80] いる。」
「長沼現代日本語三」による
摘自《长沼现代日语三》
[1]問う
【とう】①②【他动?一类】问,询问。(たずねる。)一般用于书面语,用于问责,问世,不问男女
[2]捕らえる【とらえる】③ 【他動】捉住,逮住;逮捕。但是上述意项很少用,常用于领会,抓住要领的意思
[3]避免武断
[4]国土
【こくど】①【名】国土;领土;国家的土地。
[5]物語る
【ものがたる】④【他五】讲;谈(同かたる;いう);说明;表明(同しめす)
[6]温帯◎【名】温带
[7]特有[0]
【とくゆう】特有
[8]適度①【名?形动】适度,适当。程度恰好。(程度がちょうど良いこと。)
[9]日照◎【名】日照
[10]降雨①【名】下雨
[11]成育◎【名】【自サ】成长;发育
[12]衣食住③【名】衣食住,吃穿住
[13]衣服
【いふく】①【名】衣服,衣裳。穿在身上的东西。
[14]木綿◎【名】棉花。
[15]繊維①【名】从动植物中提取的细丝状物质。
[16]主流
【しゅりゅう】◎【名】主流
[17]麦①【名】麦,麦子,小麦。
[18]豆②【名】豆。
[19]住居①【名】居住,住址,住所。
[20]戸外①◎【名】户外;室外
[21]極めて②【副】极为,极其,非常。
[22]曖昧◎ 【名?形动?三类】含糊,可疑。
[23]無論◎【副】不用说,当然。
[24]仕切る
【しきる】②【他动·一类】隔开,间隔开,区分开。
[25]開け放す 【あけはなす】④【他五】全部打开
[26]慣れる+てしまう—>慣れてしまう+ば—>慣れてしまえば
这里的「~てしまう」表示动作的完成,「ば」接在动词的假定形后,表示假设。
综上,本句意为:如果习惯了的话,~
如果适应了的话,~
[27]虫◎【名】虫,虫子,昆虫。
[28]澄ます[2]
使晶莹;使清澈.
[29]絶えず①【副】不断;经常,无休止;连续
[30]身辺 しんぺん[1]自身周围?身边?身旁?
[31]親しむ③
【自动·二类】亲近,亲密,接近。
[32]四方【しほう】②①【名】四方(东西南北);四周;周围;四海;天下;四角;方形;各个方面
[33]外界【がいかい】◎【名】外界;外部
[34]遮断 ◎
【名·他サ】 遮断,截断,切断
[35]城【しろ】②【名】城,城堡。〔建物。〕お城
[36]触れる【ふれる】◎【自动?二类】触,碰,摸
[37]山野①
【名】山野
[38]紫②【名】紫色
[39]霞【かすみ】◎【名】霞,霭
[40]悪戯◎【名】【形動】【自サ】淘气,恶作剧。
[41]湿り◎【名】湿气;潮湿;下雨;雨水;(火灾)熄灭
[42]ベール①【名】【英】veil面纱,面罩。
[43]鮮明◎【名】【形動】鲜明;清晰;清楚。
[44](色彩)黯淡;弥蒙;
[45]強烈◎【形動】强烈。力量、作用、刺激等强大而猛烈。
[46]欠く①◎【他动·一类】缺,缺乏,缺少。
[47]資源【しげん】①【名】资源
[48]省略了とっては
[49]風物【ふうぶつ】①【名】风物;风景;(当地或象征时令的)事物
[50]取り巻く
とりまく[0]〔取り巻く〕〈他五〉把周围团团围住?围?围住?
[51]大水【おおみず】③①【名】洪水;大水
[52]日照り【ひでり】◎【名】旱,干旱。
[53]被历史记载
[54]べき可,可能
[55]寒冷【かんれい】◎【名】【形動】寒冷
[56]熱帯【ねったい】◎【名】热带
[57]砂漠【さばく】◎【名】沙漠。
[58]おだやか[2]
〔穏やか〕〈形動〉〔気候?海などが〕平稳,稳静,平静?
[59]味方【みかた】◎【名·サ変動】我(方),自己这一方。与敵相对
[60]一概[2]【いちがい】同样,一样
[61]条件【じょうけん】③◎【名】(制約)条件。
[62]対立【たいりつ】◎【名·自动·三类】对立。相互矛盾和争执。
[63]思想【しそう】◎【名】思想;意見;想法
[64]征服【せいふく】◎【名】【他サ】征服;克服
[65]保護【ほご】 ①【名】【他动·三类】保护
[66]育成【いくせい】◎【名·サ変他】培养,培育,培训,扶植,扶育。
[67]やがて【やがて】◎③【副】不久;马上。
[68]生える【はえる】②【自动?二类】生,长。
[69]上流[0]【じょうりゅう】上流
[70]無尽蔵【むじんぞう】②【名】【形動】无穷尽;取之不尽;用之不竭
[71]成育【せいいく】◎【名】【自サ】成长;发育
[72]破壊【はかい】◎【名?自他动?三类】破坏。
[73]荒廃【こうはい】◎【名】【自サ】荒废;失修;颓废
[74]公害【こうがい】◎【名】公害。
[75]脅かす【おびやかす】④【他动·一类】威胁,威慑。
[76]後世【こうせい】①【名】后世;将来;后代;子孙
[77]定着【ていちゃく】◎【名?自他动?三类】固着,附着,定居。
[78]小泉八云(KOZUMI YAKUMO,1850-1904) 原名拉夫卡迪奥·赫恩(Lafcadio Hearn),1850年生于希腊,长于英法,1890年赴日,小泉八云是著名的作家兼学者,写过不少向西方介绍日本和日本文化的书,乃是近代史上有名的日本通,现代怪谈文学的鼻祖。
[79]穏やか
[2]〔穏やか〕〈形動〉
(1)没有什么变故平静的样子?平静?平稳?
△~な海/平静的海面?
△風が~に吹く/风温和地吹来?
(2)静かでおちついているようす/安静而平和的样子?和蔼?温和?
[80]纏う②◎【まとう】【自五】
缠,裹,穿(同からまる,まきつく)