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《新编日语阅读文选》第一册
季林根 陆静华编
上海外语教育出版社
私たちは、悪意[1] からのみ[2] 人の悪口[3] を言うとは限らない。それどころ[4]
我们说别人坏话时未必都出于恶意。 甚至有时候
か、悪口が友情の表現[5] である場合がしばしばある。人間というも
说坏话也是友情的一种表现。 一般来说关系越
のは、親しくなればなるほど、相手に対して注文[6] が多くなるのが普通で
密切我们对对方提的要求就越多,
あり、また当然[7] である。そして、その注文は常に悪口の形で
这也是很自然的。 而且这种要求常常会以坏话的形式加以表现。
表現される。自分にとってどうでもいい人間の悪口などを言う興味
不过我们绝无兴趣说那些与自己毫不相关的人的坏话。
は全くない。したがって、友人の悪口には常に耳を傾ける[8] べき[9] であ
因此, 应该经常听听朋友说的坏话。
って、あいつは俺の悪口ばかり言ってやがるから、もう絶交[10] だと早まって[11]
やがる②【补助动词】干某事(大声责问)
这家伙说我的坏话, 所以就急于跟他断绝来往,
はいけない。もちろん、友情の一欠片[12] も含まれて[13] いない、悪意のみに貫[14]
这是不可取的。当然, 有的坏话不带一丝一毫的友情, 充满了恶意。
かれた悪口も存在する。世評[15] というものは、ことごとく[16] と言って良いほど、
几乎可以说所有的社会评论都属于这类坏话。
この種の悪口だといって良い。したがって私は、誰にも評判がい
因此比起社会上评价很高的人物,
い人物より悪評を一身に背負っている[17] 人間のほうに興味がある。
③【名】一己;自身 背負う②【他動】担负,背负;担当
我倒是对背了一身坏名声的人更感兴趣。
あれだけ悪口を言われるからには、相当な人物に違いあるまいと考
那种程度地 相当◎【自动?三类?名?形動】 相当,颇
因为我觉得既然他被别人讲了那么多的坏话,肯定他也是个相当了不起的人物。
えるからである。原敬は、今でこそ大政治家であると言われているが、生
原敬到了现在大家才称他为政治家, 但他活着
きている間は悪口ばかり言われていた。しかし彼は、決して言い訳[18] をし
的时候,别人却尽说他的坏话。 可是他从不辩解,
ないという事を信条[19] としていた。それは、言い訳をすると、必ず自分
并以此为信念。 因为,一旦辩解势必会伤害别人。
以外の誰かを傷つけることになるからである。これは全責任を一身に
所有的责任由自己来承担,
引き受ける[20] 、真に[21] 男らしい態度であって、彼の生前[22] の悪評は、こ
这是一个真正的男子汉的气度。 可以说他生前的坏名声就来自于这
の男らしさから発していたと考えても不当[23] であるまい。話は脇道[24] に
种男子汉的气质。 虽说我偏离了话题,
それた[25] が、人と付き合う上で大切なことは、いくら友人の悪口を言っ
但人与人的交往重要的是始终以友情为基础,在这个基础上无论你怎么说
ても構わないが(なぜなら、悪口を言うのは人間の本能[26] であるから)、そ
朋友的坏话都无妨(因为这是人的本能〉。
れには常に友情が根底[27] になっていなければならぬということである。
友情から発した悪口なら、それが相手の耳には言っても少しも困ら
出于友情才说的坏话, 即使对方知道也无所谓,
ないだろうし、むしろ、そのほうを好むはずである。そのためには当人の前で
倒更希望本人知道。 为此就必须在本人面前也能够
も、同じ悪口を言うことが出来なければならない。そういう悪口は、
重复同样的坏话。 说这样的坏话只会加深友情,
友情を深めこそすれ、相手に疎まれる[28] ようなことは決してあるまい。だが、
而不会被朋友疏远。 然而,
その場合考えなければならないことは、自分が相手からそ
此时此刻必须要考虑的一个问题是:
のようにあけすけ[29] と悪口を言われても、それに耐えられ[30] 、進んでは、それに
当别人毫不掩饰地说自己坏话时,自己是否能忍耐,甚至对此表
感謝できるだろうかということである。友人に注文の多いのは結構
示感谢。 对朋友多提些要求当然可以,但不可忘记
だが、自分にも足りないところがどっさり[31] あることを忘れてはならない。それを
你自己也存在许多缺点。 只要牢
忘れない限り、悪口が単なる悪意と取り違えられることはないであろう。
记这一点, 就不至于会把坏话误解为单纯的恶意。
もっとも、これは原則論だから、常にこの通りゆく[32] とは限らない。
不过, 这是就原则而言, 所以实际未必都是如此。
人によっては、苦言[33] を喜ぶ人もあれば、甘言[34] を喜ぶ人もある。自分
有的人爱听坏话, 有的人则喜欢听好话,总之因人而异。
には耐えられるが、相手には我慢のできない侮蔑[35] と感じられる場合も決し
有时候自己受得了,可别人却认为这是难以容忍的污蔑,这种例子并不少见。
て少なくない。したがって、よくも知らない人の悪口は謹んだ[36] ほうが良い。
因此, 奉劝大家不要轻易地去说那些不相识的人的坏话。
第一軽薄[37] である。と同時に、人から悪口をあまり言われない人は、
至少这样做显得有些轻浮。同时很少被别人说坏话的人也要反省一下,
自分には、通りいっぺん[38] の友人しかないのではないかと反省[39] してみること
是不是自己结交的尽是些极为一般的朋友呢?
が必要である。
河盛好蔵の「悪口について」による
摘自河盛好藏的《关于坏话》
[1]悪意①②
【名】恶意
[2]のみ①
【副助詞】只,仅,只有,光
[3]悪口②
【名】坏话,诽谤,骂人
[4]其れ処か③【連語】【副】【接】相反地
[5]表現③【名?他动?三类】表现
[6]要求,向对方表示自己的希望或条件
[7]当然◎ 【形動·副】理所当然『成』
[8]傾ける④【他動】倾注
耳を傾ける/倾听。
[9]可き
应该,应当,理应,合适
[10]絶交◎ 【名】【自サ】绝交
[11]早まる③【自五】仓促;轻率;过早;提前
[12]一欠片②【名】一小片;一小碎片
[13]含まれる◎【自动一类】含有;包含
[14]貫く③ 【他动·一类】贯彻
[15]世評◎ 【名】社会上的评论
[16]ことごとく③【名·副】所有,一切
[17]背負う② 【他動】 担负,背负;担当
[18]言い訳◎ 【名?自动?三类】分辩,辩解
[19]信条①
信念,信条
[20]引き受ける 日 【ひきうける】 【hikiukeru】④ 【他動】承担,负责
[21]まことに ◎【副】衷心地;真诚;事实
[22]生前③ 【名】生前
[23]不当◎
【形動】不正当,不当
[24]脇道②
不正确的道路,歧途;弯路
[25]逸れる②【自动?二类】脱离正轨,歪向一旁
[26]本能
ほんのう[1][0]〔本能〕〈名〉
[27]根底◎【名】根底,基础
[28]疎む②
【他五】疏远;怠慢
[29]明け透け◎【名】【形動】露骨;不客气
[30]耐える②【自动?二类】忍受
[31]どっさり③很多,好些
[32]行く◎
【自動】进行;进展
[33]苦言◎【名】忠言;忠告
[34]甘言③◎【名】花言巧语
[35]侮蔑◎【名】【他サ】侮蔑;轻视
[36]謹む③ 【他五】谨慎;慎重
[37]軽薄◎ 【名】阿谀;奉承【形動】轻佻;轻浮
[38]通り一遍⑥◎【形動】偶然路过;泛泛;肤浅
[39]反省◎
【名·他动·三类】反省,检查自己