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第二页有解说和日本语豆知识,不要错过哟^_^)y ——《新编日语阅读文选》第一册
《新编日语阅读文选》第一册
季林根 陆静华编
上海外语教育出版社
很温馨的一篇文章
ここに来て早いもので半年が過ぎる。美しい風景。うまい空気。豊
一转眼来到这里已过去半年了。 美丽的风景、 新鲜的空气,这里
かな自然環境に恵まれたここは本当にすばらしい。いい絵が描き[1] たく
拥有丰富的自然环境,非常的完美。 当初只是为了想要画
て思い切ってここへ来たが、本当に来て良かった。散歩や買い物に出ても、
些好画,才下了很大的决心来到这里。可到这里来后我感到实在是太好了,不管是出
写生[2] に出かけても、みんながごく[3] 気軽[4] に声を掛けてくれる。小さな村だか
去散步、购物,还是外出写生,大家都会非常轻松愉快地向我打招呼。因为是个小村
ら、当たり前のことといえば当たり前だが、村全体が大きな家族といっ
子,要说打招呼也是理所当然的, 但我感到这整个村子就像是个大家
た感じがする。突然現れた私に対しても、東京のような大都会
族。 即便是对于我这个突然出现的陌生人,每一个人都像是对待自己的家
では考えもできないことだが、一人一人みんなが自分の家族のことのよう
人一般关心照顾我,这在东京那样的大城市是无法想象的。
いつだったか、風邪を引いて寝込んだ[6] 時にも、早速八百屋のおばあさんが
不记得是什么时候了,有一回我得了感冒躺在床上,菜店的大娘马上就来了,一
やってきて、“とってもよく効くから”と言いながら、匂い[7] の強い野菜ジュー
边说着: “这东西很有效的!” 一边为我做刺鼻的蔬菜汁给
スを作ってくれた。体力も弱まり[8] 、高い熱で一人暮らしの心細[9]
我喝。 那时我体力很弱, 又发着高烧,因为是在我最深刻地感受到
さを感じていた時だけに、人の心の暖かさがしみじみ[10] ありがたかった。
独居生活的孤独时候, 所以我更深刻地感受到人心的温暖。
東京を離れるとき、画家[11] 仲間からは、“お前のようにわがまま[12] で、付き合
在我离开东京时, 那些画家朋友们曾经告诫我:“像你这样一个任性、不善交
いの悪い男には、田舎暮らしは無理だよ”と言われていたし、自分でも
际的人, 没法适应乡村生活!” 的确,我自己
心の中では、人間づき合いのわずらわしさに音を上げる[13] かもしれないなと
心里也曾担心, 也许我会受不了那些麻烦的人际交往。
思っていた。
ここに来た当初[14] は、確かに、“画家先生、元気か”と、ひとが寝てい
初到此地时, 的确, 不管你是要睡觉还是在考虑事情,
ようが、考え事をしていようが遠慮なく家の中をのぞき[15] 込む人たちに、
人们会毫无顾忌地向家里探视,并询问:“画家先生,你好吗?”
ちょっと違和感[16] を感じさせられたが、それもお互いの健康をチェックしてい
虽然我曾对此感到过别扭, 但后来有人告诉我说那只是在互相确认健康,
るのだと聞かされて、納得できた。そういえば、お隣のゲンじいさんがいう
我听后也就理解了。这么说来,就像隔壁邻居严大爷所说的那
ように、どの家にも鍵というものがかかって[17] いない。誰でもいつでも戸[18] を開け
样, 大伙出门都不上锁, 谁都可以进去看,
て中をのぞけるように[19] 、昔からそうしているのだという。“画家先生、
据说这个习惯很久以前就有。 只要习惯了那句
元気か”のあいさつも、それなりに[20] 慣れてしまえば、何ということもなく、何か
“画家先生,你好吗?”的问候语, 也就没什么了。 相反,
の都合でいつもの顔が見えない時などは、逆にこちらの方が、どうしたの
在某种情况下看不到那张平时常见的面容时, 反而会为他担心。 我自己也感
だろうと思うようになるから不思議だ。
到不可思议。
もっとも、若い連中[21] は、そんな関心の持ち合いがわずらわしくて、
不过, 年轻人则对这种相互间的关心感到厌烦,
都会出ていくのだという。いつだったか“先生、慣れない独身[22] 生活は
说他们都去了城里。 记不得是什么时候的事了,结束了工作的年轻人们拿着鱼、
大変でしょう”と仕事を終えた若い連中が野菜や魚を持って訪ね
菜来探望我。当时他们就说:“先生,过不惯这种单身生活,够受的吧!”
てくれた。私の方は、お礼にとっておき[23] のワイスキー[24] を開け、その日は飲め[25]
而我则打开威士忌以礼相待, 那天又喝又唱
や歌えの大騒ぎ[26] をしたのだが、“みんなが仲良く暮らしているなんて、大
的十分热闹。 当时我就说:“你们大家能那样地和睦相处,真
都会で生まれた僕に[27] はうらやましいよ”という私のせりふ[28] に、酔っ払ってち
让我这个大城市出生的人羡慕啊!” 可对于我的言辞, 一个已有点喝醉,
ょっと舌の回り[29] が悪くなった一人が、“よそから来て、少しの期間だけ
舌头不太听使唤的人说:“对于那些从外地到这儿来仅作短期生活的人来说,
生活する人には、そうだろうけど、おれのように、生まれてずっとここという
可能是那么一回事,但对于像我这样生来就一直生活在这里的
村中のみんなお互いに何でも知っている。おれなんか、隣のヨシがイタリ
人来说,可就受不了喽!村子里的人,大家互相之间什么都知道。就说我吧,连隔壁
や製のシャツ何枚持っているかまでしっているからな”と、冗談を交え[30]
邻居有几件意大利产的衬衫我都知道噢!” 他夹杂着笑话叙说
ながら村の生活のプライバシー[31] のなさ[32] を訴え[33] ていた。周りのみんなも
了毫无隐私的村庄生活。 大家在一边也都各说
口々[34] に、どこかの何とかさんが隣村[35] の誰々ともうすぐ結婚する、どこ
各的, 有的说:某地方的某人马上就要和村里的某某人结婚了, 某地
どこではもうすぐ離れ[36] を増築[37] すると、村ではみんなが他の人のことをよく
又要新建一个独宅。 他们对我说,村里大家对别人的事都十分了解,
しっているので、いかに個人の生活が難しいかということを私に話し
所以要过隐私生活有多么的困难哪!
てくれた。
その日は聞き役[38] に回っていたので、自分の意見を差し[39] はさむ[40] ことはしなか
那天因为我一直在听别人讲, 没有发表自己的意见,
ったけれども、わたしは頭の中で、どうなってるんだろうとおもっていた。一
但我脑中在想:“这到底是怎么了?” 不
つの大家族のような生活をしている田舎でも、鉄のドアを閉め切って[41] 隣
管是像一个大家族般生活的农村, 还是关着铁门全然不知邻家在
の人が何をしているかなと全然知らない都会の生活でも、みんながそれ
干些什么的都市生活, 大家都认为自
ぞれにいつも誰かに見られていると思って生活している。私の経験か
己一直在什么人的注视下生活着。 就以我本人的经历
ら言えば、子供の中学校、高校へ進学[42] しようとする時には、ちゃん
来说, 在孩子要升入初中、 高中之时, 私塾补
と塾への案内書が届いたし、子供が大きくなってちょっと家が手狭[43]
习学校的简介就会寄到; 孩子长大后,当你刚感到这个家有些小时,
になったなあと思うと、新築[44] マンシュンの案内が来た。マンシュンを買おう
马上就会收到新建公寓房的简介; 刚决定购买公寓,
と決めた途端[45] に、ダイレクトメール[46] が来てインテリア[47] や電気製品の売り込む[48] が
邮寄广告就来了,于是室内装饰、电气制品的推销和兜售就开始了。
始まるに至っては、“一体どんな方法で?”を通り越して[49] 、気味[50] が悪く
他们是如何得知的,这不仅令人费解, 甚至让人极不
なってしまった。私なんかは、どうせ[51] 、自分のことをしられるのなら、ここで
愉快。 但我认为, 反正不能守住自己的隐私, 与其丝
の生活のように、周りの人に自分のことをしられているのだろうということ
毫不知道被什么地方收集去了自己的信息,还不如像这儿的生活似的,至少我自己还
が自分にもはっきり分かっている方が、全然知らないところで、情報[52] を
能知道周围的人都对自己的事了如指掌。
集められているよりまし[53] だ。口には出さなかったが、そんなことを考えなが
当然这些话我并没说出口,只是一边想着,边听着大
らみんなの話を聞いていた。
家的谈话。
今のところ一人住まいの“画家先生”は、“元気か”とのぞいてくれる
现在一个人独居的“画家先生”,对于这种有人一边问着: “你好吗”一边向屋
人のいる生活が気に入っている。誰かにみられているという気持ちしないで
内探视的生活感到很满意。 并不是没有那种被什么人注视着的感觉,
はないが、いつもそばに誰かがいてくれるということは、何かがあった時のこ
而是自己身边一直有什么人关注, 万一有什么事时反倒可
とを考えると、安心して生活できるということでもある、確かに、“少
以安心生活。 的确, 对我
しの期間だけ生活する人”に本当のところは何も分からないのかもしれ
这“仅作短期生活的人”来说也许还什么都不明白,
ないが、もうしばらく、ここのすばらしい自然に囲まれて写生生活を続け
那就暂且再待一段时间,让我继续过这优美自然环境中的写真生活吧!
てみよう。
「上級で学ぶ日本語ワークブック」による
摘自《高级日语学习指导书》
[1]描く【えがく】②【他五】画,绘,描绘。
[2]写生 [U]
しゃせい[0]〔写生〕〈名?他サ〉指把实际状态如实地写成文章或画成画?写生?写实?
[3]極①【ごく】【副】
非常,极;至,最,顶(一番すぐていること。また,最もよいもの)。
△極簡単だ/极其简单;挺容易。
△極ないしょの話/极密的话。
△極上等の品/最高级品。
△極まれなこと/极为少有的事;稀少的事。
[4]気軽◎【形动】轻松愉快,舒畅,爽快,随随便便
気軽に、気軽な
[5]気にかける [U]
〈句〉
心配して心にとめる?心になやむ/惦记着,牵挂在心上?惦记?挂念?挂心?介意?
△少しも~にかけない/一点儿也不放在心上(毫不介意)?
[6]寝込む②【自五】入睡;熟睡(同ねいる);卧床不起
[7]匂い【におい】②【名】味儿,气味儿。
[8]弱まる【よわまる】③【自五】变弱;衰弱(同弱くなる)
[9]心細い⑤【形】心中没底,心中不安。孤独,沮丧。
反义词 心強い
[10]しみじみ③【副】痛切,深切。
[11]画家◎【がか】【名】画家。
[12]我が儘③④【わがまま】【名】【形動】
任性;恣意
[13]音を上げる [U]
〈句〉
つらさにたえられずに?声を立てる/禁受不住艰辛以至呼叫起来?告饶?发出哀鸣?
【類】弱音をはく?
[14]当初①【とうしょ】【名】【副】
当初,最初。(物事のめの頃。最初のうち)
△当初らのメンバー/最初的成员。
△当初の予定を早める/提前实现当初的预定。
△当初から話しておいた/一开始就告诉他了。
△結婚当初は何も知らなかった/刚刚结婚的时候什么也不懂。
△当初予算/原始预算。
[15]覗く◎【自他動】窥视,探视。看一看,瞧瞧。
[16]違和感②【名】合不来;不相容的感觉;不调和〔不谐调〕的感觉
[17]这里用自动词表状态
[18]戸◎【と】【名】
门;玄関の]大门;[引き戸]拉门[まど]窗户;板窗。(家の内と外を隔てたり、家の内部を仕切るための、開閉できる建具。)
△1枚戸/单扇门。
△両開き戸/两面开的门。
△雨戸/木板套窗; 防雨板。
△ガラス戸/玻璃窗。
△網戸/纱窗。
△食器戸棚の戸/餐具橱柜的门。
△戸を下ろす/放下(百叶)窗。
△戸を開ける/开门。
△戸を閉める/关门。
△戸が閉まっている/门关着。
△戸がすこし開いている/门稍微开着。
△戸は全部外側へ開く/所有的门都向外开。
△人の口に戸は立てられない/人嘴是封不住的。
[19]为了,便于
[20]それなり [U]
[0]
I.〈名〉十分とはいえないが?それにふさわしい程度や?それに見あうだけのことはあること/虽说不够充分但还具有相应的程度或与之相称的内容?相应?一定?
△~の価値がある/有一定的价值?
△~に意義がある/有一定的意义?
II.〈副〉それきり?そのまま/就那样?就那样至今?
△~に済んでしまった/就那样结束了?
△話し合いは~になった/交谈就那样中断了?
[21]連中◎【名】伙伴,同伙,一伙的人。有粗俗的感觉
[22]独身【どくしん】◎【名】独身,单身。
[23]とっておき [U]
[0]〔とって置き〕〈名〉
とくに必要なときに使うために?大切にしまっておくこと?また?そのもの/指为了到特别需要时使用注意地收藏起来?也指这种东西?珍藏(品)?收藏(品)?
△~の品/珍藏品?
△~の話/早已准备好的话?
[24]ウイスキー③
威士忌(酒)?
[25]命令形
[26]おおさわぎ【大騒ぎ】③
大吵大闹,大吵大嚷;大混乱?
[27]僕にとっては
[28]台詞【せりふ】◎【名】台词,道白,说白。说法,说辞。
[29]舌が回る 口齿流利?
[30]交える [U]
まじえる[3]〔交える〕〈他下一〉
互相接触?交?交换?
[31]プライバシー②【名】【英】 privacy(他人の干渉を許さない、各個人の私生活上の自由。)
[32]なさ【無さ】
无,没有?
[33]訴える
【うったえる】④③【他动?二类】申诉,诉说,呼吁。
[34]每个人的嘴,各张嘴
[35]りんそん【隣村】◎邻村?
[36]離れ◎③【名】离开主建筑的独立建筑物。
[37]増築◎【名】【他サ】增建;扩建
[38]聞き役◎【名】听别人说话的人
[39]差し◎【名】
二人相对。
[40]挟む【はさむ】②【他动·一类】夹,掖。插
[41]閉め切る【しめきる】③◎【他五】届满;截止;封闭;紧闭
[42]進学【しんがく】◎【名?自动?三类】进,升学。
[43]手狭◎【名】【形動】(房间等)狭窄
[44]新築【しんちく】◎【名】【他サ】新修;新建的房屋
[45]途端◎【名】正当……时候,刚一……时候,一……就……。
[46]ダイレクトメール⑥信件广告,邮寄广告,直接邮寄的广告?
[47]インテリア③【名】【英】 interior室内装饰,室内用具。
[48]売り込む③【他动?一类】兜售,推销,销售。
[49]通り越す④ 【自五】走过;通过;渡过;闯过(危机);超过;越过
[50]気味②【きみ】【名】
(心身所受的)感触,感受;心情心绪,情绪。(心身に感ずること。不快、快の気持ち。きび。)
△気味が悪い/令人不快;令人作呕';可怕;令人毛骨悚然。
△気味の悪い顔つき/可怕的孔。
△気味の悪い笑い/邪恶的笑;狞笑。
△気味の悪い静け/死一般的寂静。
△このごろ地震がひんぱんで気味が悪い/近来地震很多令人害怕。
△気味がいい/活该。
[51]どうせ◎【副】终归,归根到底
[52]情報◎【名】同:インフォメーション
情报;消息,信息
[53]増し◎【まし】【名·形动】
(1)增,增加,增多。〔増すこと。〕
△支出が月に2割増になる。/一个月支出增加二成。
△日増しに暖かくなる。/一天比一天暖和起来。
△増し払い金。/附加付款;追加付款。
△増し賃。/另收费用,追加费。
(2)(比)好〔强〕些(与其……)不如(宁可)……;胜过,胜于。(他と比べて勝っていること。)
△ないよりは増しだ。/有胜于无。
△こんなものなら,ないほうが増しだ。/这样的东西,不如没有〔没有反倒好〕。
△どっちもどっちだが,まだこのほうが増しだ。/两个都不怎么样,但还是这个好些。
△出かけるよりも家でテレビ見ているほうが増しだ。/与其到外边去,不如在家看电视。
△もっと増しな服はないのか。/有没有更好一点的衣服?
△もう少し増しなことを言え。/你再说点象样的话!
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