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《新编日语阅读文选》第一册
季林根 陆静华编
上海外语教育出版社
今天,我第一次戴眼镜去上学。
朝から、うれしいような、はずかしいような、なんだか、変な気持ちでした。
从早上开始,就有一种不知是高兴还是难为情的奇怪感觉。
かばんを持って玄関へ行き、くつをはきかけましたが、また、部屋に上がり、
我拿着书包走到门口, 穿上了鞋。 然而又重新回到屋子里,
鏡[2] の前に座ってみました。めがねのふち[3] は、あめ色[4] がかった[5] 赤です。自分
坐在镜子前面审视自己。 镜框是带点米黄的红色, 尽管
では、とてもよくにあうと思っていました。けれども、まだ心配なので、も
我自己认为戴这颜色很合适, 不过还是有点担心。为了证实这一点,
う 一度、父の所へたしかめに行きました。
我再次向父亲的房间走去,问道:
「ほんとうに、よくにあう。」
“这副眼镜真的配我吗?”
ときくと、父は、
父亲说:
「ああ、よくにあうよ。それを見たら、みんなも、めがねをかけたくなると思うよ。」
“是啊!很配啊!看见你戴眼镜这么好,大家都会想戴眼镜的呀!”
と言いました。ゆうべから何度も聞いたことばです。「うわあ、お父さん、
从昨晚开始,这话父亲已说了好几遍了。 我想:“啊呀,父亲又在说好听
また、うまいことを言って……。」と思いました。でも、わたしは、ほめられる[6] と
话了。 虽然我是这么想的, 可我还是爱听好话,听到父亲的
好话就很开心。于是,我快捷地穿上了鞋子。
玄関の戸[8] を開けようとしましたが、いつものように元気よく開けられませ
开门时我没能像平时那样爽快地一下推开门,
ん。二十センチほど開けて、何か悪いことでもしたように、そうっと[9] おでこ[10]
而是先将门推开20公分左右,像是干什么坏事似的,悄悄地把脑袋探出门外,
だけ外につき出して[11] 、まず右を見ました。毎朝よく顔を合わせる[12] 、となり
看了一下右边, 没看见那个早上经常碰面的隔壁叔叔;
のおじさんも見当たり[13] ません。すぐ左を見ましたが、だれも歩いていません。
马上又看 了一下左边, 一个行人也没有。
太好了!我迅速跳将出来,关上了门。
「朝の忙しい時に、あなたのめがねなんか見ているような、そんな暇な
这时我听到姐姐笑着说:“早上这么忙的时候, 谁有空来注意
人はいないわ。」と、姉がわらいながら言うのが聞こえました。
看你的眼镜呢。”
早く学校へ行きたいような、行くのが少し恐いような、妙[15] な気がし
真是奇怪,我既想早一些到学校,又有些怕去学校,
て、胸がどきどき[16] してきました。十五分で行ける道が、三十分も
心在咚咚地跳着。 平时15分钟就能走完的路,今天我感觉好像走
四十分のかかったような気がしました。うら[17] 門に着いた時には、思わず[18] 、
了三四十分钟。 走到学校后门的时候,情不自禁地松
了一口气。
いつもは、校門[20] を入ると、にぎやかな運動場を、顔を上げて、
平时走进校门后, 我总是从热闹的运动场上迎着同学们悠然自得地
ゆうゆう[21] と歩くのですが、今日だけは、あまり人のいない倉庫[22] の横[23] を、こ
走过去。 但今天不一样,我悄悄地从不太有人的仓库边上走过去,
そこそと走っていきました。それから、あまり人の通りない西の階段[24] を、
然后急匆匆地从很少有人通过的西边楼道拾级而上。
急いでかけ上がりました。
教室の前まで来ました。「みんな、なんていうだろうか。」と、ちょっと
终于来到了教室门前,我有些担心:“大家会说什么呢?”
心配でしたが、思いきって[25] ドアを開けました。まだ早いので、組の友達は
我一狠心推开了门。 因为还早,班里的同学只来了三分
三分の一ぐらいしか来ていません。
之一左右。
「あ、めがねかけたの。」
啊!戴眼镜啦!”
「いいわ。とてもよくにあうわ。」
“不错嘛!挺配你的。”
「それ、よく見えるの。」
“戴上后,看得清楚一些了吗?”
「あたりまえよ、よく見えなければ、だれがかけるもんですか。」
“当然了, 要看不清楚, 还有谁去戴眼镜啊!”
みんなは、わたしの周り集まってきて、かって[26] なことを言い合っています。
大家聚集到我周围, 随意地评论着,
けれども、冷やかした[27] り、悪口を言ったりする人は一人もいません。みんな
并没有人取笑我或说我的坏话。 大家都
觉得很新奇, 说这说那的。
朝のあいさつがすむと、先生は、わたしに、
早上课前的寒暄过后, 老师对我说:
「あ、もうめがねをかけたのか。よかったね。」とおっしゃいました。このこと
“啊,你戴眼镜了,不错。” 听了这话,
ばを聞いて、わたしは、ほっと安心しました。今までの心配が消えてしま
我总算安心了。
いました。難しい試験問題が、先生に出すまぎわ[30] になってから、やっと
先前的那种面临老师出的难题,好不容易在考试时间结束前的一刻才做出
できた時のうよな気待ちです。
来的感觉一下子消失了。
昨日までは、黒板のはし[31] のほうの小さい字が少し見えにくいので、目を
昨天以前, 黑板上那得眯缝着眼睛看的像小星星似的字,
細めて見ていました。でも、今日はよく見えました。文字が頭にすうっと[32] 、入
今天一下子看得很清楚了,文字一下子进入了我的大脑。
ってくるようでした。
みんなも、初めはめずらしくて、あれこれと言っていましたが、昼休みに
开始的时候,大家都很新奇, 又说这又说那的。 但到了中午
なると、もう、だれも何も言わなくなりました。それで、少し気ねけ[33] がして、一人
休息时,已没人再对我的眼镜作任何评论了。 我反倒稍感茫然若失。 对自己
で心配ばかりしていた自分が、おかしくおもえた[34] り、くやしく[35] 思えたりしま
所有的担心觉得有些可笑和后悔。
した。めがねをかけるという、私にとってたいへんな問題も、もうすっかり
“戴眼镜”这个对我来说很难处理的大问题, 现在已完全解
决了。
放課後[37] に、町田さんと屋上に上がってみました。運動場で遊ん
放学后, 和町田同学一起来到屋顶上, 站在屋顶上可以很清
でいる人の、洋服のもよう[38] がはっきりみえました。山川さんたちが、
楚地看到在运动场上玩着的同学穿的服装样式, 连山川同学他们在玩躲球游
ドッジボール[39] をしているのもよく見えました。なんだか世界が明るくなったよう
戏也看得一清二楚。 我觉得这个世界一下子明朗清晰起来
です。朝からの心配や、みんなのことばを思い出すと、ひとりでに[40] 、にこに
了。 想起大家的话和自己一早开始的那些担心, 不觉暗自好笑。
下校[42] の時は、朝と反対に、胸をはり[43] 、両手[44] を振って、校門を出ま
下午离开学校时,与早上来到学校时完全相反,我挺着胸膛,摆动着双手,大跨
した。
步地走出校门。
[1]登校◎ 【名·自他动】上学;到校
[2]鏡◎
【名】镜子
[3]縁②
【名】边,缘;框;檐
[4]飴色あめいろ米黄色
[5]がかる
〔…おびる〕稍带,带点
[6]褒める②【他动?二类】赞扬,称赞
[7]さっさと①【副】赶快地,迅速地
[8]戸◎【名】门;玄関の大门
[9]そうっと静悄悄(形容动词)悄悄地
[10]おでこ②额头,额角,额骨
[11]突き出す③突出;伸出;探出;挺起
[12]合わせる③【他动?二类】合起;合并
顔を合わせる:碰面
[13]見当る
④找到,看到,看见
[14]占めた①【連語】【感】正中下怀
[15]妙①【名】【形動】奇怪,奇异。格外,分外,异常
[16]どきどき①【副·サ変自】(心)七上八下『成』,忐忑不安『成』
[17]裏②【名】后面 裏の出口/后门。
[18]思わず②【副】 禁不住,不由得
[19]ため息◎
【感叹词】叹;惋;惋叹
[20]校門◎【名】校门
[21]悠悠③◎【副】【形動】悠悠;不慌不忙;绰绰有余;
[22]倉庫①
【名】仓库;货栈
[23]横◎ 【名】侧面
[24]階段◎ 【名】楼梯,阶梯
[25]思い切る③【他動】断念,死心,想开
[26]勝手◎
【形动】任意;随便
[27]冷やかす③【他动?一类】嘲弄,戏弄,嘲笑
[28]がる
【接尾】觉得,感觉
[29]彼是② 【代】【副】这个那个,种种
[30]間際①【名】正要…时候
[31]端◎【名】边。边缘。框。角
[32]すうっと [副]动作,变化连贯
[33]気抜け◎【名】【自サ】失神;茫然自失
[34]思える
おもわれる 想,认为
[35]悔しい③ 【形】令人懊悔;令人气愤
[36]片付く③【自五】收拾整齐;处理好
[37]放課◎
【名】下课;放学
[38]模様◎
【名】花样;花,花纹;图案
[39]ドッジボール④ 投球戏,躲避球
[40]独りでに ◎【副】自行;自动地;自然(而然)地
[41]笑える◎
〔笑えてくる〕自然地笑起来
[42]下校◎
【名】【自サ】放学
[43]張る◎
伸展,延伸。
[44]両手◎ 【名】两手,双手,双臂