工場見学に際し、まず自分の会社の製品の特徴とその特徴のもたらす利益、たとえば売れ行き?信用度、市場におけるその製品のシーアなどをはっきりたわかりやすく紹介する。しかも、先方の会社、っまりライバル同士という関係を考慮して、嫌味のないようにスマートに説明するのがよいだろう。
そのほかに、実際に使ってみせてのデモンストレーンョン、さらに必要に応じて、実験の結果を相手に説明できるようにする。また市場調査の結果、売上の記録がいかに伸びているかなどを具体的資料で、自信をもって相手に説明する。実際の見学に際して、工場によっては見学のコースが一定のとしろもあるが、出来れば相手の希望を聞いて、なるべくその意に添うょうにするのがょいだろう。「企業秘密」かあれば、相手に納得できるように、その理由を十分説明するように努めるべきである。説明しないでいるとかえって不信感をよび、商談に逆効果になることもある。
また相手に中国企業のそれぞれの特徴、職場や役職を説明するのに、日本も同じ漢字だからとそのまま示しても、理解してもらえない場合がよくある。やはり、ありくかじめ日本の実情に示しても、日本語に訳しておく必要がある。たとえば“计划部门”を「企画部門」、“公司领导班子”を「企業の経営陣」、“董事”を「取締役」、“承包工场”を「下請工場」、“加班加点”を「残業」に訳すと、よく分かってもらえる。
「実践ビジネス中国語会話」塚本慶一より