日本における化粧や装身についても、その起源は宗教的なものに求められるのだが、しかし、现代の女性たち、時には男性たちにとって、化粧という行為[1] は恐らく宗教的なものとはいっさいかかわりがなくなっているはずである。それは、美しく在りたいという願望[2] の现われであり、その願望[3] を満たすために、クリーム[4] だの口紅だのが用いられるということになる。化粧品によって、人はその素顔[5] ではないもう一つの颜をつくろうと努力するのである。そうした願望は、仮に変身願望と呼んで良いものであるのかもしれぬ。
そして、不思議なことに、装身や化粧によって外面的に自らを変えることは、微妙な仕方で人间の内面[6] をも変える。女性の化粧を笑う男だって、例えば、紺[7] のスーツに身を固め、ネクタイをきっちりと締めた[8] ときの気分と、浴衣[9] がけで座敷にあぐらをかいているときの気分との間に、驚くべき相違[10] があることを経験的に知っているはずである。いくら外面がかわっても内面が変わらないと言う人物がいるとすれば、それは、よほどの道徳的抑制によって精神が硬直[11] している人间か、さもなければ、よほど鈍感な人间であろう。ちょっとした彩り[12] の違い、そして、ちょっとした顔の手入れ[13] ――そのことによって、人の気分が変わり、精神が変わる。「別人のような」という表現が。こうした変化の感覚を表すのに最も適切であろう。そして、そうした感覚は程度の差こそあれ、我々のすべてが共有[14] し、かつ求めているものなのではないか。
[1]行為①【こうい】
【名】
行为,行动,举动。(おこない。)
△道徳的行為。/道德的行为。
△不法行為。不法行为。
△考えを行為に表す。/把思想表现在行动上。
△口先でなく行為で示す。/不是用口头,而是以行动来表现。
[2]願望◎【がんぼう】
【名·他动·三类】
愿望,心愿。(ねがいのぞむこと。ねがい。がんもう。)
△願望する。/希望;愿意; 愿。
△願望をとげる。/达到愿望。
△願望がかなう。/如愿以偿。
△父母の願望を実現する。/实现父母的愿望。
[3]願望◎【がんぼう】
【名·他动·三类】
愿望,心愿。(ねがいのぞむこと。ねがい。がんもう。)
△願望する。/希望;愿意; 愿。
△願望をとげる。/达到愿望。
△願望がかなう。/如愿以偿。
△父母の願望を実現する。/实现父母的愿望。
[4]クリーム②【くりーむ】
【英】cream
(1)奶油,乳油;乳脂。(牛乳から分離採取した脂肪分。料理·菓子に使用。乳皮。乳脂。乳酪。クレーム。)
△クリーム·ソース。/奶油调味汁。
△クリーム·ソーダ。/雪糕苏打水;冰激凌汽水。
△生クリーム。/鲜奶油。
△クリーム·シチュー。/奶油菜汤。
△クリーム·チーズ。/奶油乳酪。
(2)乳霜,雪花膏。(白粉下おしろいしたあるいは肌や髪の手入れに用いる乳状の化粧料。)
△コールド·クリーム。/冷霜。
(3)皮鞋油。(くつずみ。)
△靴の革を保護するためクリームを使います。/为保护鞋革使用鞋油。
[5]素顔①【すがお】
【名】
(1)平素的面孔,不喝酒时的面孔。不施胭脂的脸,清水脸。(化粧していない顔)
△あの娘は素顔のほうが美しい/那个姑娘不施脂粉倒好看。
(2)原状,本色,本来面貌。(ありのままの状態)
△写真より素顔のほうがいい/本人比相片好看;相片不如本人好看。
△北京の素顔/北京的本来面貌。
△スターの素顔/明星的平时容貌;明星的真实面貌。
△この伝記の中に魯迅先生の素顔を見ることができる/在这本传记里可以看到鲁迅先生的真实面貌。
[6]内面◎【うちづら】
【名】
对自家人的态度。(家族や内輪の人に見せる顔つきや態度。)
△内面のいい人。/对自家人和颜悦色的人。
△内面が悪い。/对自家人的态度不好。
[7]紺①【こん】
【名】
藏青;藏蓝;深蓝。(紫色を帯びた濃い青。暗い紫みの青。濃い藍色)
[8]締める②【しめる】
【他動】
(1)勒紧,系紧;束紧;绷紧。(固く結ぶなどして、ゆるまないようにする。)
△縄を締める/勒紧绳子。
△帯を締める/系带子。
△ネクタイを締める/系领带。
△ボルトで締める/用螺丝拧紧.。
△財布のひもを締める/勒紧钱包(不花钱)。
△靴のひもを締める/系紧鞋带。
△三味線の糸を締める/绷紧三弦的弦。
△ベルトをきつく締める/束紧皮带。
△ふんどしを締める/束紧兜裆布;下定决心;认真对待。
△たがで締める/用箍紧箍着。
(2)合计;结算。(その時点で一区切りとして、それまでの収支の合計を計算する。)
△帳面を締める/结帐。
△勘定を締める/结算。
△売り上げを締める/合计销售额'。
(3)严责,教训。(心や行動の弛みをなくす。緊張させる。)
△部員を締める/管教(部属)队员。
△あいつは生意気だから一度締めてやろう/那家伙太傲慢,要教训他一顿〔给他点厉害看看〕。
[9]浴衣◎【ゆかた】
【名】
(1)浴衣。(おもに白地に藍色で柄を染めた、夏季に着るも木綿の単衣。)
△浴衣を着る。/穿浴衣。
△浴衣地。/做浴衣用的布料。
(2)ゆかたびら的略语。(「ゆかたびら」の略語。)
[10]相違◎【そうい】
【名·サ変自】
不同;悬殊;差异。(物事の間に違いがあること。同じでないこと。)
△年齢の相違/年龄的悬殊。
△非常な相違がある/有很大差异。
△この記事は事実と相違する/这条消息与事实不符。
[11]硬直◎【こうちょく】
【名】【自动·三类】
(1)僵直,僵硬,硬直。(骨格筋が収縮しつづけ、自由に動かせなくなった状態。)
△手足が硬直する。/手足僵硬。
△すでに死後硬直の状態にあった。/已处于死后僵直的状态。
(2)死板。(身体などが、硬くなること。考え方などが、こわばって柔軟性のないこと。)
△この国が硬直した体制をとっている。/这个国家采取的是死板的体制。
[12]彩り◎④【いろどり】
【名·自动·三类】
(1)上色,着色,彩色。(いろどること。)
△この絵は彩りがおもしろくない。/这张画的彩色不好。
(2)配色。(色彩の配置具合。配色。)
△彩りに凝る。/讲究配色。
△彩りにきゅうりを添える。/为了配色添上黄瓜。
△ポスターの彩りがよい。/招贴画的色彩配得漂亮。
△料理の彩りが上手だ。/各种菜肴搭配得很好。
△彩り豊かなメニュー。/花色丰盛的饭菜。
(3)装饰,点缀;(增添)趣味;(换样使有)变化。(物事に変化を与え、面白みや興味を増すこと。)
△余興が会に彩りをそえる。/余兴给集会增加趣味。
△大勢の名歌手が出演して、その音楽会に彩りをそえた。/好多名歌唱家的出演给音乐会增添了色彩。
[13]手入れ③【ていれ】
【名·他动·三类】
(1)拾掇,修整,维修;修剪。(手を加える;修理保全)
△文章の手入れ。/修改文章。
△庭木の手入れをする。/修整庭园的树林。
△頭髪の手入れを怠る。/懒得梳理头发。
(2)检举,搜捕。(現場に踏み込む。)
△麻薬ルートの手入れをする。/搜查麻药流传的途径。
[14]共有◎【きょうゆう】
【名·他动·三类】
(1)一物有多数人所共有。(二人以上が一つの物が共同して所有すること。)
△村の共有地。/村子的公有地。
△これは共有物だ。/这是公物。
△財産を共有にする。/财产归为共有。
(2)法律上的共同所有形态之一。(共同所有の一形態で、あるものの所有権が各自の持分として数人に帰属する状態。)
正文后面是不是少了五段左右呢
你猜对了,的确有不少错误,我一般只保证生词不要错,其他的就不认真了~