ゆくと、おみやげの配布[1] 先は三十とか五十とかいった膨大[2] な数にのぼることになる。
物的人就膨胀到三十、五十了。
となると、値段の制約[3] から、まず、ひと包み[4] 五百円の菓子折[5] 、というようなことになる
这样,虽然由手价钱的限制,不过是500日币左右一包的盒装点心之类的东西,
のだが、数が数だから、テレビ受像機[6] 一台分ぐらいの大きさと重さ[7] になってしまう。
但数量到底不少,加在一起大小分量就和一台电视机相当了。
新婚さんたちが、これでぐったり[8] するのは、考えてみれば当たり前のことといわなけ
这样想来,新婚夫妇们因此而疲惫不堪也就理所当然的了。
ればならないだろう。
お土産というのはドライ[9] にいえば、お餞別[10] に対する反対給付[11] である。むかし「講[12] 」
要是直说的话, 土特产就是对饯别的报偿。 以前,人们组
というものが組織[13] され、それぞれの講は交替[14] で代表者をたとえば伊勢[15] だの、熊野だの
织了“互助会”, 各个互助会轮流派遣代表去参拜伊势或熊野神社[16] 。
の参詣[17] に送った[18] 。参詣先、ないし信仰[19] の対象[20] によって、講には伊勢講だとか白山講
根据参拜对象以及信仰的对象不同, 将互助会起名为伊势互助会
だとかいった名前がつけられた。代表者はその属する[21] 講を代参[22] する代表者であり、
或白山互助会。 由于代表人代表的是其所属的互助会,
しかもその旅費[23] などは、無尽[24] 方式[25] で講のメンバー[26] が全員[27] で負担[28] してくれたわけだから、
而且他的旅费也是以互助形式由互助会全体负担的,
代参をすませた[29] 代表者は、行った先の神社?仏閣[30] で、故郷に待つ講の仲間に持っ
所以结束参拜后,代表人在目的地神社或寺院为在故乡等待的互助会的伙伴购买带回去的礼
てかえるものを買い求めた。それはお守りをはじめとする宗教的色彩[31] をおびた[32] もの
物, 主要是护身符等带有宗教色彩的东西,
であることが多く、したがって、神社で求めた、という意味で「宮竹司」という字がそ
因此“宫竹司”就成为其词源,因为它是在神社里购得的意思。
の語源[33] になっているらしい。「土産」というのは後世[34] の当て字[35] である。
而“土产”则是后来的借用字。
そうした共同体[36] の制度、ないし[37] 習慣には奥ゆかしさ[38] と、人間らしさがあって、
我认为这样的共同体制度以及习惯有其奥妙亦有人情味, 是非常美妙的。
[1]配布◎①【はいふ】【名】【他动·三类】
散发(配って広行き渡らせること)。
△道をく人に散らしを配布する/向路上行人散发广告单。
△宣伝ポスターを配布する/散发宣传画。
[2]膨大◎【ぼうだい】【名·形动·自动·三类】
肿胀,肿···,膨胀,庞大,巨大。(ふくれて大きくなること。)
△膨大な予算。/啪嗒庞大的预算。
[3]制約◎【せいやく】【名·他动·三类】
(1)条件,规定。(制限や条件をつけて、自由に活動させないこと。)
△時間の制約を受ける。/受时间限制。
△行動の自由を制約する。/限制行动自由。
(2)限制,制约。(物事の成立に必要な条件や規定。)
△課長になるには営業経験が3年以上という制約がある。/当科长要有三年以上营业经验的条件。
[4]包み◎【つつみ】【名】
包,包裹,包袱。(くるむことまた、くるんであるもの。)
△むしろ包み。/草包。
△綿ひ包み。/一包棉花。
△包みにる。/包成包。
△包みを解く/解开包袱。
△ふた包みに分る。/分成两包。
△弁当の包を広げる。/打开饭盒包。
△きな包みを手に持つ。/手里提着大包袱。
△食後にひと包みずつ飲む。/饭后各服一包。
[5]かしおり【菓子折り】
点心盒
[6]じゅぞう‐き【受像機】‥ザウ‥
テレビジョンを受像する装置?
[7]重さ◎【おもさ】【名】
(1)重量,分量。(重いこと。また、その程度。おもみ。)
△重さをはかる。/称重量;衡量轻重。
△手で重さをはかる。/用手掂分量。
(2)重要,重大。(重さ。)
△彼には話の重さが理できなかった。/他没能理解此事关系重大。
[8]ぐったり③【ぐったり】【副】
筋疲力尽『成』,精疲力竭『···』,十分疲乏。(疲れ、病気などで力の抜けたさま。)
△ぐったり疲れる/累得筋疲力尽。
△ぐったりと椅子に座る/十分疲倦地坐在椅子上。
△高熱でぐったりする/因发高烧,浑身没劲儿。
△植物がぐったりする/植···低低地垂下了头。
[9]ドライ [U]
* [2]〔英dry〕
I.〈名〉
(1)乾いていること/指干燥?
△~フラワー/干燥花?
(2)洋酒で?からくちのこと/西方酒中,指辣酒?烈性酒?
△~ジン/烈性杜松酒?
II.〈形動〉人情にとらわれないで?さっぱりと割り切ってものごとを行なうようす/不讲情面,做事果断的样子?铁面无私?
△~な性格/铁面无私的性格?
【反】ウエ?ツト?
[10]餞別 [U]
せんべつ
[0]〔×餞別〕〈名〉
遠い所に旅行?転任?引越しなどをする人に対して?別れのしるしに贈るお金や品物/作为临别纪念赠送给去远方旅行?调动工作或迁居的人的钱或物品?临别纪念(品)?
△それは~としてくれたのだ/那是作为临别纪念送给我的?
[11]給付◎①【きゅうふ】【名·他动·三类】
(1)付给,供给,发放。(物品などを支給すること。)
△反対給付。/(对供给的)补偿,报偿。
△女子社員に制服を給付する。/对女职工供给制服。
△付加給付。/附加供给,补贴。
△年金を給付する。/付给退休(养老)金。
[12]講①【こう】【名】
(1)讲,讲解。(講ずること。講義すること。講義。)
△休講。/停课。
(2)讲会。以僧人讲读佛典、说法为中心的佛事。(僧による仏典の講読や説法を中心とする仏事。法華八講·最勝講など。)
(3)僧人、信徒集合起来举行的各种佛教仪式。(僧や信徒が集まって行う各種の仏教儀式。涅槃(ねはん)講·地蔵講·報恩講など。)
(4)为举行佛事、神事而结社。(中世中頃以後、民衆のあいだで作られた仏事や神事を行うための結社。寺院·神社などを維持したり、集団参詣を行なった。近世になると、行楽を主目的として名山·霊場などへ集団参詣するためのものも生まれた。富士講·伊勢講など。)
[13]組織①【そしき】【名】【他动·三类】
(1)组织,组成···組み立てること。また,組み立てられたもの)。
△内閣を組織する/组织内阁。
(2)构造,构成。
(3)〈生〉组织(生物体を構成している単位の一つで,同一の機能と構造とをもつ細胞の集団)。
△表皮組織/表皮组织。
(4)系统,体系。
△組織立て··/使成体系;使系统化。
(5)制度。
△現在の経済組織/现在的经济制度。
[14]交替◎【こうたい】【名·サ変自】
交替;轮流。(互い··かわりあうこと。また、入れかわること。)
△交替で勤務する/轮流上班。
[15]伊勢①【いせ】【名】
(1)伊势(今三重县的大半),日本地名。(旧国名。今の三重県の大半。勢州。)
[16]れいじょう【霊場】
(寺院,庙宇所在的)灵地língdì.
▲ ~に詣でる/朝山cháoshān拜庙bàimiào.
▲ ~めぐり/周游灵地.
[17]参詣◎【さんけい】【名】【自サ】
朝山;参拜
[18]送る◎【おくる】【他动·一类】
(1)送;寄,邮寄;汇寄。(先方に届くようにする。送付する。)
△商品を送る。/送货。
△書類を本庁に送る。/把公文送交本部。
△荷物は車で送ります。/东西用车送去。
△本を郵便で送ってください。/请把书邮来。
△航空便で送るとなん日かかりますか。/寄航空件要多少天(能到)?
△電報為替で金送る。/用电汇寄款;电汇。
(2)派,派遣,打发。(派遣す。)
△兵を送る。/派兵。
(3)送(人),送行,送走;伴送。(去りゆくものに、別れがたくてついて行く。)
△お客さんを戸口まで送る。/把客人送到门口。
△駅へ友人を送りに行ってきた。/到车站送了一趟朋友。
△友だちを駅まで送った。/把朋友送到了车站。
△彼はわたしを家まで送ってくれた。/他把我送到了家。
△お宅までお送りしましょうか。/我来送您回家吧·
(4)度过。(過ごす。)
△幸福な晩年の生活を送る。/过幸福的晚年生活;欢度晚年。
△寂しい月日を送る。/打发寂寞的岁月;过凄凉的日子。
(5)传送;传递;依次挪动。(順次に次へ移し動かす。移し送る。)
△バケツを手で送る。/手传递水桶tong。
△席を順に送。/依次移动座位。
△前行へ1送る。/往前行窜一个字。
(6)用假名标写,标上假名。(文字がみやすいように漢字の下に仮名をつける。送りがなをつける。)
△活用語尾を送る。/用假名标写活用词尾。
[19]信仰◎【しんこう】【名·他动·三类】
信仰。(特定の···象を絶対のものと信じて疑わないこと。)
△信仰の自由。/信仰自由。
△イスラム教信仰者。/信仰伊斯兰教的人。
△特定信仰を持たない。/没有固定的信仰。
△信仰を深める。/加深信仰。
△信仰生活に入る。/进入信仰宗教的生活。
△信仰心が厚い。/信仰虔诚。
△ある動機があって彼は信仰を捨てた。/出于某种动机,他抛弃了信仰。
△信仰心。/信仰之心。
[20]たいしょう【対象】
对象duìxiàng.
▲ 課税の~/课税kèshuì的对象.
▲ この本は小学生を~としたものだ/这本书是┏以小学生为对象的〔面向小读者的〕.
【注意】“对象"は?恋人,夫〔妻〕?の意でも広く用いられる.
[21]属する③【しょくする】【他动·三类】
(1)托。嘱托。(相手を見込んで、何かを頼む。)
(2)托付。带口信。(ことづける。伝言する。)
△手紙を属する。/带个信儿。
[22]代参◎【だいさん】【名】【自サ】
代人参拜神,佛(的人)
[23]りょひ【旅費】
旅费lǚfèi,路费lùfèi;差旅费chāilǚfèi.
▲ ~は自分持ちだ/旅费自己负担.
▲ 東京までの往復~を払う/支付去东京的往返wǎngfǎn路费.
[24]無尽◎【むじん】【名】
无穷尽;会(一种按期平均缴款,分期轮流使用的民间互助组织)
[25]方式◎【ほうしき】【名】
(1)方式。(形式。)
(2)手续。(手続き。)
(3)方法。(やり方。)
△方式を立てる。/使条理化,使系统化。
[26]メンバー①【メンバー】【名】【英】member
成员,分子。(団···を構成する人。)
△バスケッ···のメンバーをそろえる。/凑齐篮球队的队员。
[27]全員◎【ぜんいん】【名】
全体人员。(所属しているす···ての人。)
△クラス全員が参···する。/全班同学都参加。
△···員一致で採択した。/全体一致通过了。
△全員そろいました。/人都齐了。
△全員無事目的地に到着。/全体平安到达目的地。
△被災者は全員体育館に収容された。/灾民全都被收容在体育馆。
[28]負担◎【ふたん】【名·他动·三类】
(1)承担,负担(··责任,义务,工作)。(身に引き受けること。)
△費用は買い手のほうで負担する。/费用由买主负担。
△負担が重すぎる。/负担过重。
△負担を軽くする。/减轻负担。
△負担に感ずる。/感到是个负担。
△わたしには負担だ。/对我来说是个负担。
△負担にならないようにする。/使之不成为负担。
△荷···を負担する。/背行李。
(2)负;···(行李等)。(負う。)
△荷···を負担する。/背行李。
[29]済ませる③【すませる】【他下一】
做完,完成。(すます。···
△夕食を済ませる。/吃完晚···。
[30]仏閣◎【ぶっかく】【名】
佛堂;寺院
[31]色彩◎【しきさい】【名】
(1)颜色,色彩,彩色。(いろ。また、色のとりあわせ。)
△色彩を帯びる。/带颜色;带色彩。
△色彩をつける。/上色;着色。
△色彩に富んでいる。/色彩丰富;艳丽。
(2··倾向,色彩,特色。事物的性质、倾向。〔物事の性質·傾向。〕
△保守的色彩。/保守倾向。
△官僚的色彩。/官僚色彩。
△地方的色彩。/地方色彩。
△偏った色彩のない人。/不偏颇的人。
△宗教的色彩が濃厚だ。/宗教色彩浓厚。
△政治的色彩を帯びる。/带有政治色彩。
△まっ白な。/白苍苍。
△まっ暗な。/黑乎乎,黑洞洞,黑茫茫,,黑漆漆。
△まっ黒な。/黑油油。
[32]帯びる②◎【おびる】【他动·二类】
(1)佩带;携带。(身につける。腰にさげる。)
△剣を帯びる。/佩剑。
(2)担任,担负,负重。(引き受ける。担当する。)
(3)··有,含有。(含む。保つ。)
△赤みを帯びた色。/带点红色的颜色。
△マイナスの電気を帯びる。/带负电。
△うれいを帯びた顔。/带愁容的脸。
△殺気を帯びている。/杀气腾腾。
(4)围绕,靠近。(めぐらす。)
△東に川を帯びた丘。/··面围绕着河的山冈。
[33]語源◎【ごげん】【名】
语源;词源。(ある単語の、も···の形や意味。)
△語源を調べ···。/查语源。
△この語の語源···ラテン語である。/这个词来源出于拉丁语L。
[34]後世①【ごせ】【名】
来生,后世。(死後の世界。来世···来世での安楽。)
△後世を願···。/祈祷后世。
△後世を弔う···/超度。
[35]当て字◎【あてじ】【名】
(1)借用字,音译字,假借字。〔借字。〕
(2)别字,白字。〔誤用した字。〕
[36]共同体◎【きょうどうたい】【名】
共同社会
[37]乃至①【ないし】【接】
(1)到,至。(…より…まで。)
(2)或,或者。(あるいは。)
△東乃至東南の風。/东风或是东南风。
[38]おくゆかしい【奥ゆかしい】
高雅