三 高が知れている有限的,没啥了不起的
「たか」は「高」で、程度や値打ちのことを言う。「たかが知れている」は、どのくらいの程度か、大体わかる,たいしたことはないという意味になる。
①. ひとりの人間が持ち合わせている世界などは、高が知れたものだけれど、書物の中には、際限[1] もなく広がる豊かな世界がある。(1个人所拥有的世界是有限的。但是书本可以向我们提供无限广阔的丰富的世界。)
②. 私の逞しくした空想はこんなものであったが、しかし、詩人の奔放[2] な空想[3] だってぬが知れている。(我的丰富的想像虽然就杲这类东西.然而,即便是诗人的奔放的遐想也不过如此。)
③. あの人とは小さい頃からの友達だから、大きなロをたたいても高が知れている。(我和他是青梅竹马的朋友很了解他,口气再大,也没什么了不起的。)
④. 精巧にできているとはいえ、イミテーション[4] にすぎないのだから、たとえ値段が高いといっても高が知れている。(虽然做得很精巧,但毕竟是仿制品,价钱再贵也贵不到哪儿去。)
⑤. 代理店に比べれば、大手量販店の数なんて高が知れている。商品の更新頻度は月ごとになるか、週ごとになるかはわからないが、当番制にして定期的に量販店の販売価格を調べるのはそう難しいことではない。(和电器代理店相比,大卖场的数量是有限的。我不清楚它们是每个月还是每周更新商品,但是轮流定期地进行其商品价'格的调查并不是件难事儿。)
四 尾を引く拖个尾巴;影响尚存
尾のように後ろに長く伸ばす。比喩的に、何かが済んだ後までもその影響が残るという意味を表す。
①. この鐘は出来たてのころは、余韻[5] が3分35秒だったが、一年の間朝夕[6] つき鳴らしているうちに4分5秒も響きが尾を引くようになったというのである。(听说这个钟刚造好时,打钟的余音有3分35秒。一年里每天早晚两次打钟后其余音也变长了,有4分5秒呢。)
②. 夕陽で焼けた野原に、人の影が長く尾を引いている。寂しくもあり孤独でもある。(被夕阳染红的原野上长长地拖着个人影,看上去是那么地寂寞和孤独。)
③. しかしこの夜、妻の口を通じて聞かされた母のふたつの言葉は、あとあとまで強く尾を引いて私の心に残った。(但是这天晚上从妻子嘴里听到的母亲这两句话深深地留在了我的心里,久久地影响着我。)
④. あの事件がまだ尾を引いていて.その影響が完全に消えるまでにはまだ時間がかかるものとみてよい。(那件事的影响尚在,可以认为其影响要完全消失还需要一段时间。)
⑤. ことが終わった後も、そのことから受けたショックはいまでも尾を引いている。そのため、私はしばらくの間何をするのにも元気を奮い起こすことができなかった。(事情是过去了。可是这件事给我的打击至今还存在。为此我很长一段时间做什么都打不起精神来。)
[1]際限③【さいげん】
【名】
边际,止境。(移り変わっていく状態の最後のところ。きり。かぎり。はて。)
[2]奔放◎【ほんぽう】
【名·形動】
奔放。(常識や規範にとらわれないで、自分の思うままに振る舞うこと。また、そのさま。)
△奔放な生活。/奔放的生活。
△自由奔放。/自由奔放。
[3]空想◎【くうそう】
【名】【他サ】
空想,幻想;假设,假想。(現実からかけ離れていることを想像する。)
△空想にふける。/耽于空想。
△空想を描く。/空想,幻想。
△空想をたくましくする。/异想天开,胡思乱想。
△空想的な物語。/假想的故事。
△空想科学映画。/科学幻想影片。
[4]イミテーション③【いみてーしょん】
【名】【英】imitation
(1)模仿,仿造。(模倣。まね。)
(2)仿造品,模制品。(模造品。まがいもの。にせもの。)
△イミテーションの真珠。/假珍珠。
[5]余韻◎【よいん】
【名】
(1)余音。(鐘などを鳴らしたとき、あとまで残るひびき。)
△鐘の余韻が残る。/钟的余音缭绕。
△余韻嫋嫋(じょうじょう)としている。/余音袅袅。
(2)余味,余韵。〔余情。〕
△余韻を残す。/留下余味,余韵不尽。
△あの映画の感激の余韻がなかなかさめない。/那部影片动人的余韵久久不散。
△この詩にはことばに尽くせぬ余韻がある。/这首诗里含有无法形容的余韵。
[6]朝夕①【あさゆう】
【名】
早晚,朝夕。(朝と晩。)
△朝夕の日課。/早晚的功课。
△朝夕なれ親しむ。/朝夕亲近。
箱書き 这里的意思是“分场景要点”