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第七課 文章について
本文
文章を書くことは苦しい。しかしまた楽しい。書きたいテーマは脳中にあって早く文字化されることを待っている。頭の動きの調子のよいときには、目白押し[1] で待っているといってもそれほど言い過ぎではない状態になる。
しかし、ひるがえって[2] 思うに、文章をかくことは恐ろしい。書くなどということは、恐れるべく、慎む[3] べきことである。
人は、自分の持っているものを文章化する。それによって他人を益する[4] こともあれば、世に刺激を与え、問題を投ずる[5] こともできよう。けれども、ひとが「持っている」物は高が知れている[6] 。「持っていない」もののほうがはるかに多いのだ。
知識、思想、表現力、人格的感化力――どれをとってみても、各人の持っているものは知れている。他人を益するだの、問題を投ずるだのと、楽天的[7] に構えてばかりはいられない。書くことは、おのれの足らざる[8] ところを人に示す行為である。隠すより現れる。内にあふれるものが行間[9] に読み取れることもある代わりに、内に何が欠けているかが見えすいて、読者の気持ちを寒々[10] とさせることもある。人は、あまりにしばしば、書いて自己の貧困[11] を世にさらす。
足らざるを露呈[12] するだけではない。思いの内容を過不足[13] なく言葉に表すこと、これがまた容易ではない。事実関係の再構成[14] に手間どる[15] 、どこかにすき間[16] が残る。それを文字化する、またすき間がある。言葉足らざるもどかしさは、いつまでも尾を引いて[17] こころが平らか[18] でない。
けれども、また思うに、これは、表現すること、更に人が生きることの背負っている宿命[19] というものかもしれない。――人間は、自分の考えを他者に伝えたくて、言語という記号(シンボル)を創りだした。言語は記号であって、考えそのものではない。選び出された言葉の列が、考えを映しているに過ぎない。ちょうど、実際の風景と、カメラで写した風景とに違いがあるように、実際の考えと、言語によるその表現との間には、常に微妙なずれ[20] がある。
[1]目白押し◎【めじろおし】
【名】
(1)拥挤,一个挨着一个。(多くのものが隙間なく並ぶこと。)
△目白押しの群衆。/拥挤的人群。
△予定が目白押しだ。/日程排得满满的。
(2)挤香油游戏。孩子们排成一排互相挤,被挤出队列外的排在队尾重新挤的游戏。(子供が一列に並んで押し合い、列外に押し出された者が列の端について押す遊び。)
[2]翻って③【ひるがえって】
【副】
反过来,回过头来看。(これとは反対に。これとは別に。)
△翻ってわが国の現状を見るに。/反过来看看我国的现状。
△翻って考えると。/反过来考虑。
△私は悪人の死を望まない。翻って生きよ!/我不认为坏人都应该去死,反倒希望他们活着!
[3]慎む③【つつしむ】
【他動】
(1)谨慎,慎重,小心。(過ちがないように用心する。)
△言行を慎む/谨言慎行。
△身を慎む/举止谨慎。
△口を慎む/说话小心。
△今後は二度とそのようなことをしないように行動を慎みます/今后慎重行动避免再有这种事。
(2)节制。(度が過ぎないように控えめにする。)
△酒を慎む/节酒;节制饮酒;少喝酒。
△病気中はたばこを慎みなさい/病中要少抽烟。
(3)斋戒。〔謹慎する。〕
△家に慎むこと/在家斋戒。
(4)恭谨,有礼貌。(相手を尊敬する態度をとる。)
[4]益する③【えきする】
【他动·三类】
有益,裨益。(利益を与える。役に立つ。)
[5]投ずる③【とうずる】
【自动·三类】
(1)乘机,投机取巧。(つけいる。つけこむ。乗ずる。)
△機に投ずる。/抓住机会。
(2)投降。(降参する。投降する。)
△敵軍に投ずる。/向敌军投降。
(3)投宿,住。(やどる。とまる。)
△宿舎に投ずる。/住在宿舍。
(4)一致,投合。(あう。一致する。投合する。)
△意気相投ずる。/意气相投。
△球を投ずる。/扔球。
△水中に身を投ずる。/投身于水中。
(5)投票。(投票する。)
△一票を投ずる。/投一票。
[6]高が知れる【たかがしれる】
程度がわかる。
大したことはない / 没什么了不起。
[7]楽天的◎【らくてんてき】
【形动】
乐观(的),乐天知命(的)。(物事にくよくよしないでいつも明るいほうに考えていくさま。のんきなさま。)
△楽天的な性格。/乐观的性格。
[8]不足
[9]行間◎【ぎょうかん】
【名】
行间,字行。行间距。字行的间隔;字里行间。(文書中の行と行の間隔。横書きの場合、行の最下部から次の行の最上部 までの距離。)
△行間の設定をしたい。/想设置行距。
△行間を読む。/体会作者字里行间流露出的感情。
[10]寒寒③【さむざむ】
【副】【自动·三类】
(1)冷冰冰,冷飕飕。( いかにも寒そうなさま。)
(2)萧索,凄凉。(心が冷えるさま。殺風景なさま。)
△寒々とした景色。/萧索的景象。
[11]貧困◎【ひんこん】
【名·形动】
(1)贫困,贫穷。(貧しくて生活に困ること。)
△貧困と闘う。/与贫困斗争。
△極度の貧困に陥る。/陷入极度的贫困之中。
△貧困を脱する。/摆脱贫困。
△貧困家庭。/贫穷家庭,穷户。
(2)贫乏,极度缺乏。(必要なもの、大事なものがとぼしいこと。)
△貧困な知識。/贫乏的知识。
[12]露呈◎【ろてい】
【名·自动·三类】
暴露。(隠していたものをあからさまにあらわすこと。また,あからさまになること。)
△内部の対立が露呈する。/内部对立暴露出来。
△弱点を露呈する。/暴露出弱点。
△閣内不統一を露呈する。/党内的不统一暴露出来。
[13]過不足◎【かふそく】
【名】
过与不足,多或少。(過ぎたことと足りないこと。多すぎることと足りないこと。過不及。)
△過不足なく説明する。/适当地说明。
[14]再構成【さいこうせい】
重新构成,重新组成,重建.重新构成,重新组成,重建
[15]手間取る③【てまどる】
【自动·一类】
费事,费工夫,费时间,耽误。(予想外に時間や手数がかかる。)
△あんがい仕事が手間取った。/想不到工作很费事。
△手間取らないようにしなさい。/请勿耽误。
△思わぬことで手間取ってしまった。/在意想不到的地方,费了很多时间。
[16]空き間◎【すきま】
【名】
缝隙;闲暇
[17]尾を引く【おをひく】
拖个尾巴,留个痕迹
表示事件结束后还受到持续的影响
[18]平らか②【たいらか】
【形动】
(1)平,平坦。(高低や起伏がないさま。たいらなさま。)
△平らかな土地。/平坦的土地。
(2)平稳,平安,和平。(おだやかなさま。)
△心中平らかでない。/心中不平静。
[19]宿命◎【しゅくめい】
【名】
宿命,注定的命运。(前世から定まっており、逃げられない運命。)
△宿命の恋。/前世注定的爱情;上帝安排的恋爱。
△宿命的な出会い。/决定命运的邂逅〔相逢〕。
△宿命と思ってあきらめる。/认命而死心。
△彼の早世は宿命だったのだ。/他的夭折是命中注定的。
[20]ずれ②【ずれ】
(1)背离,偏差。指偏离,脱离基准或常识等。(ずれること。基準や常識からはずれていること。)
(1)背离,偏差。指偏离,脱离基准或常识等。(ずれること。基準や常識からはずれていること。)
△時間的ずれ。/时间的不一致。
△文化的ずれ。/文化方面的差异。
△意味のずれ。/意义的差异。
△方向のずれ。/偏离方向。
△意見のずれがある。/意见有分歧。
△印刷の色の重なりにずれがある。/套色套得不准确。
△テレビの画像のずれがひどい。/电视显像的重影严重。
△生産高と計画額との間にいっそうのずれを生じる。/产量和计划数量之间产生越来越大的差距。
△計画にずれが生じた。/计划产生了偏差。
△父と子の間には考え方のずれがあった。/父子之间想法不一致。
(2)错位,偏移,位移,失衡。逆方向的两力在某平面的上下平行起作用产生的变形。(物ある面の上下に平行で逆方向の力がはたらいて生じる変形。)
箱書き 这里的意思是“分场景要点”