2、たちどころに(立ち所に)立刻,马上,不一会儿
副詞。あることをするとすぐ結果が出るようす。その場ですぐに、即座に、時間を置かずに、大きく変化したり、ある状態になったりするという意味を表したり、また、未来に表現する行為を表したりする。
①. 社長の息子が警察に捕まった話はたちどころに社内に知れ渡った。(社长的儿子被警察逮捕的消息立刻传遍了整个公司。)
②. 空に打ち上げられた花火はたちどころに様々な美しい花々に変わりながら広がって、やがては大空の暗闇[1] に吸い込まれるように消えてゆく。(烟火在夜空中变成绚丽多姿的花朵,并不断扩散,不久就像被吸收了似的消失在夜幕中。)
③. 彼は非常に決断力のある人間で、どんなややこしいトラブノレでも、彼が行くとたちどころに解決する。(他是个决断力很强的人,无论发生什么麻烦的纠纷,只要他到场就会迎刃而解。)
④. 彼は切り紙[2] が上手である。1枚の紙と挟みを彼のところに持って行くと、たちどころにあなたにそっくりの横顔[3] の切り紙をしてくれるのである。(他剪纸的手艺很高明,只要给他1张纸和1把剪刀,立刻就能剪出和你侧面一模ー样的剪纸来。)
まとめ
「たちまち」も「たちどころに』も短時間に大きな変化や事態が起こるという意味ではニ語共通している。[たちまち」は、人の意志と関係のない革柄や他人の行為にっながりやすく、自然現象が短時間に起きたときに使い、ある状況.変化が目の前で、あたかも見ているかのように、短時間のうちに起こることを表現するのに用いられ、話し……いても人間以外のものについても使う。
「たちどころに』は、自然的、生理的な変化には使わない。「たちどころに」
は、人間の意思や行為が何らかの形で関与して、立っているその場で、その事態が即座に変わることを表現するのに使い、人間について用いることが多い。また、「たちまち』よりも時間的には短いという感じがあり、「たちまち』という意味のほかに、「たちどころに解決する』のように、未来に実現する行為についても使えるが、「たちまち』のほうは、そういう未来に実現する行為にはつながりにくい一面がある。
[1]暗闇◎【くらやみ】【名】
(1)漆黑,黑暗。(暗いこと。また、暗い場所。)
△電灯が消えて暗闇となった/电灯灭了一片漆黑。
△外はまっ暗闇だ/外边黑咕隆咚的。
(2)暗处。(人の目につかないところ。)
△自分の悪事を暗闇に葬る/把自己作的坏事隐藏起来。
(3)黑暗状态',···世。(前途の見通しがはっきりせず、将来に希望が持てないこと。)
△むかしの世の中は暗闇だった/从前的社会漆黑一团。
[2]切り紙◎【きりがみ】【名·自动·三类】
裁开的纸,裁纸,剪纸。(切った紙。また、紙を切って細工すること。)
[3]横顔◎【よこがお】【名】
(1)侧脸,(脸的)侧面。(横から見た顔。)
△横顔はお父さんにそっくりだ。/侧脸象父亲一样。
(2)侧面象。鲜为人知的一面。侧影;人物简介。(あまり他人に知られていない一面。プロフィール。)
△新大臣の横顔···/新大臣的另一面。
△新進作···の横顔を紹介する。/做新作家的简介。
△横顔を描く。/画一个侧面象。