[1] やきまり[2] のようなものがある。「このたびは不思議なご縁で」と言えば婚礼のときの、「だ
的习惯和规律。 “这次喜结良缘真是不可思议的缘分”,这是婚礼上的用语;
んだんとおさみし[3] ゅうございます。」と言えば初七日[4] ときの、それぞれ慣用[5] あいさつこと
“令人渐渐觉得寂寞起来”,这是头七祭礼时的用语。 这些都是惯用的寒暄语。
ばである。これらをいちいち覚えて使いこなす[6] のはたいへんだ。それに、こうした慣用句
这些用语要逐一掌握并做到运用自如并非轻而易举。 况且这些惯用语可谓是千
はいわば紋切り型[7] になって、白々しい[8] 感じを相手に与えることにもなる。「どうも」こ
篇一律, 令人感到枯無之味。 可见“DOMO”
の一語[9] のほうにどれほど情感[10] がこもることか。
一词中包含着多么丰富的情感。
「どうも」は、あとに続くことばを皆いわなくても、それを使う時と場合、あるい
“DOMO”的后续词即使全部省略, 根据使用的时间与场合或者借
は抑揚[11] のつけ方で、何を言おうとしているかがわかる。自分の置かれたさまざまな
助于言者的抑扬顿挫便可以知道对方要表达的意思。 它可以根据自己所处的状況而广
状況のいかん[12] に応じて、広く無限に応用[13] がきく。「どうも」というものは、それだけ取
泛地、无限制地运用。 单就“DOMO”一词而言,在含义上它
り出してみれば、意味の上では確かにあいまいなことばだ。しかし、あいまいだからい
的确很暧味。 但是, 因为它含义暧眛就
かん、という理屈は必ずしも[14] 成り立たない。実際の状況では、「どうも」のあとに続
说不行,这种论点未必能成立。 在实际使用中, “DOMO”的后续含义,
く意味は、わざわざことばに出さなくても、ちゃんとわかるようになっているのだ。言わ
哪怕不一一加以表明, 事实上听者也完全能够领会的。 一些
ないでもわかっていることをわざわざ言うのは、意味の明晰[15] 化ではない。それはむだと
不言而喻的话,特意再去说一番, 这并不是将含义明晰化,而是多余的表
いうものだ。それに日常言語というものは、ある程度のあいさつを潤滑油にして、動い
达。 并且日常生活中的语言是将一定程度上的寒暄作为润滑剂而被人们使用着,也
ている。「どうも」は、そういう潤滑油として、大変品質[16] が高いのである。つまり「ど
就是说“DOMO”将多元化的状态进行了抽象化的处理。人际关系越是复杂,它就越
うも」は、多元的状況を抽象[17] 的に処理することができるわけだ。人間関係が複雑
能够发挥其效应。
[1]しきたり◎【しきたり】【名】
惯例,常规,成规,老规矩。···以前からの慣わし。慣例。)
△家庭のしきたり。/家规。
△···常生活のしきたり。/日常生活的规矩。
△永年のしきたり。/多年的老规矩。
△古いしきたりに固執する。/因循守旧。
△しきたりを打ち破る。/打破常规。
[2]決まり◎【きまり】【名】
(1)规定,决定,道理,规律,规范,规则。确定下来的事情。(決められた事柄。規定。)
△決まりを作る。/定规定。
△決まりに従う。/遵守规定。
△決まりに反する。/违背规定。
(2)归结,结束,了结。事物的结尾。(物事の収まり。結末。決着。)
△決まりをつける。/结束,了结。
△そうすれば万事決まりがつく。/那么一来一切都解决了。
△決まり···つかない。/没有归结〔完结,着落〕;有待解决。
(3)收拾,整顿。(かたづけ。)
(4)常例,惯例。老一套。(いつものこと。お定まり。)
△朝食前に散歩するのが彼の決まりだ。/早饭前散步是他的老规矩。
(5)碍面子,难为情。(用··決まりが悪い」的形式)怕伤他人的情面。(ほかに対する面目。)
△普段着では決まりが悪い。。/穿着平常的衣服很难为情。
[3]寂しい③【さびしい】【形】
(1)寂寞,孤寂,孤单,凄凉,孤苦,无聊。(心細い。)
△友だちがなくて寂しい。/没有朋友感到寂寞。
△夫に死なれて,寂しく暮らしている。/丈夫去世,孤寂凄凉地过日子。
(2)荒凉,凄寂,冷清,空寂。ひっそりした。)
△冬の景色寂しい。/冬天的风景很荒凉。
△人のいない寂しい道を歩く。/在空寂无人的路上走。
(3)觉得不满足,空虚。(ものたりない。)
△口が寂しくなるとガムをたべる。/嘴馋的时候就嚼口香糖。
△ふところ寂しい。/手头紧;腰包空虚。
[4]初七日②【しょなのか】【名】
死后第七日;头七(同しょなぬか)
[5]慣用◎【かんよう】【名】【他サ】
惯用
[6]使いこなす⑤【つかいこなす】【他动·一类】
运用自如。纯熟··握。操纵。(使って十分に役に立たせる。うまく使う。)
△日本語を完全に使いこなす。/完全掌握日语。
△新しい機械を使いこなすのは難しい。/操纵新机器很困难。
△このコンピューターは私にはまだ使いこなせない。/这个电子计算机我还操纵不了。
[7]紋切り型 [U]
もんきりがた
[0]〔紋切り型〕〈名〉
(1)紋の形を切り抜くための一定の型/刻制家徽用的模式?家徽模式?
(2)きまりきったやり方?型どおりの方法/固定的方式?老一套的方法?老一套?千篇一律?
△~のあいさつ/客套式的寒暄?
△~の演説/老一套的演说?
[8]白白しい⑤【しらじらしい】【形】
佯装不知的;显而易见的;扫兴的样子;发白的
[9]一語 [U]
いちご
[2]〔一語〕〈名〉
一つの単語?また?短いことば/一个单词?也指短语?一(个)词?一言?一句?
△~も聞きもらさない/一句话也不听漏?
△彼を評すれば?無能の~に尽きる/若论他,一言以蔽之?无能?
[10]情感◎【じょうかん】【名】
情感;心情
[11]抑揚◎【よくよう】【名】
(音调的)抑扬;褒贬
[12]移管◎【いかん】【名】【他动·三类】
移管,移交(管···管轄の権限を他に渡すこと)。
△事務を地方公共団体に移管する/把工作移交给地方公共团体。
△県から市に移管する/从县移交到市。
[13]応用◎【おうよう】【名·サ変他】
应用,适用;实用,··用,利用。(理論やすでに得た知識を、事柄に当てはめて用いること。)
△理論を実践に応用する/理论用于实践。
△その発明は応用範囲が広い/那项发明应用的范围很广。
△応用科学/应用科学。
△応用問題/应用(问)题; 应用习题。
[14]必ずしも④⑤【かならずしも】【副】
不一定。(かならず…で···るとは限らない。)
△人は金···あるからといって必ずしも幸福とはかぎらない。/人不一定有钱就幸福。
△必ずしもそうとはかぎらない。/也未必是那样。
△光るものは必ずしも金では··い。/发光的东西不一定都是金子。
[15]明晰 [U]
めいせき
[0]〔明×晰〕〈名?形動〉
明らかではっきりしていること/指明白?清楚?明晰?清晰?
△頭脳が~だ/头脑清晰?
△言語が~でない/语言不清晰?
[16]品質◎【ひんしつ】【名】
质量。(品物の質。)
△最上の品質/最好的质量。
△品質が劣る/质量低劣〔差〕。
△品質を調べる/检查质量。
△品質保証/保证质量。
[17]抽象◎【ちゅうしょう】【名·他サ】
抽象。理解事物或··象时,着眼于某种性质、共性和本质并将其抽出来。(〔abstraction〕事物や表象を、ある性質·共通性·本質に着目し、それを抽(ひ)き出して把握すること。その際、他の不要な性質を排除する作用(=捨象)をも伴うので、抽象と捨象とは同一作用の二側面を形づくる。)
△抽象化する。/使……抽象化。
△抽象概念。/抽象概念。
△抽象名詞。/抽象名词。