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上外《日语综合教程》第四册
自己整理的课文解析,没有精校完,大家将就着看吧
第十一課 悲しみの復権
本文
私は、長いこと、現代人の「生と死」や「いのち」の問題を、人間一人ひとりが生きている現場、あるいは死にゆく現場で、わが身の問題として見つめ考えてきたものだから、そういう一人の人間の心のなかに投影[1] された時代の特質や変化の芽を読み取る[2] ほうに、頭が動いてしまう。一人の人間の心に芽生えた[3] 小さなことであっても、生身[4] の人間が生きていくうえで重要な意味を持っていたり、時代の変化の兆し[5] を示すものであったりすることが少なくない。「小さな動きの大きな意味」とでも言おうか。
最近、絵本[6] に関するフォーラム[7] に招かれて[8] 参加したら、司会者[9] の児童[10] 文学者が、ある雑誌に寄せた[11] 絵本についての私のエッセイ[12] を取り上げて[13] 、『フランダースの犬[14] 』などというセンチメンタル[15] な作品を柳田さんが評価し、その作品に新しい意味を見出したと書いているのは危ないすすめ方だ、と批判[16] した。どうやら、子どもの本というのは、読んで楽しいもの、明るいもの、ファンタジーが広がるものでなければならないと考えているらしい。
『フラングースの大』のあらすじ[17] は、こうだ。画家になりたかった主人公[18] の少年ネルロは、貧しさゆえに[19] 、これでもかこれでもかと不運[20] な目にあう。最後は住む家もなくなって、吹雪[21] の中をさまよい歩き,アントワープ[22] の大聖堂[23] に入りこんで飢え[24] と寒さ[25] で死んでしまう。それでもネルロは,死ぬ直前に、大聖堂に掲げて[26] ある、自分もあのようになりたいと思っていた尊敬[27] する巨匠[28] ルーベンス[29] の壁画[30] を、一瞬吹雪がやんで雲[31] の切れ間[32] からステンドグラス[33] 越しに差し込んだ[34] 月の光によって見ることができた時、「とうとう[35] 見たんだ。神様、十分でございます」と言った。わずか十五年の生涯[36] だった。
私は小学校五年から六年にかけて、この物語を何回も繰り返し読み、その度に涙を流した。終戦[37] 直後の貧困[38] の時代だったことも、この物語への感情移入[39] の要素
[1]投影 [U]
とうえい
[0]〔投影〕〈名?自他サ〉
(1)ある物に光をあてて?その形やかげを平面のものにうつすこと/指把光投到某物体上,然后把它的形状和影象映到平面上?投影?
△飛行機が地上に~している/飞机把影子投在地上?
(2)ある物事が他の物事に反映すること/指某事物反映在另一事物上?反映?
△公害に悩む住民の気持ちをそのまま選挙に~していた/苦于公害的居民的心情直接在选举上反映出来了?
【類】反映する?
[2]読み取る③◎【よみとる】【他动·一类】
领会,读懂,看明白···理解。(読んで内容を理解する。また、外観から内面を推し量る。)
△策謀を読み取る。/看出计策。
△小説のあらすじを読み取る。/理解小说的梗概。
△目つきから人の心を読み取る。/从眼神看透人的内心。
△言··の意を読み取る。/理解到言外之意。
[3]芽生える③【めばえる】【自动·二类】
(1)出芽,发芽。〔芽が出る。〕
(2)开头,发生。〔きざす。〕
△信仰心が芽生える。/信奉之心萌发增长。
△ふたりの間に恋が芽生えた。/他们俩彼此爱上了。
[4]生身②【なまみ】【名】
真人,肉身,肉体,活人。(現···生きているからだ。生き身。)
△生身だから時には病気にもなる。/因为是活人,有时也会得病。
△生身の体にこんな過酷な労働が堪えられるはずがない。/活人怎么能忍受这样过度的劳动。
△いくら立派な人でも生身の人間である以上食べなければ腹がすくし打たれれば痛いに決まっている。/不管多伟大的人,只要是活人不吃饭就会饿,被打了也肯定会痛。
[5]兆し②【きざし】【名】
(1)萌芽。(草木が芽を出すこと。)
△新たな兆しがあらわれる。/有了新眉目。
(2)兆头,预兆。(物事の起きろうとする前触れ。)
△経済危機の兆し。/经济危机的先兆。
△豊年の兆し。/丰收的预兆。
[6]絵本②【えほん】【名】
(1)小人儿书,连环画,(儿童看的)图画书。(絵を中心にして簡単な文をつけた本。主として子供向けの本をいう。)
(2)绣像通俗小说。(江戸時代、絵···主とした読物。)
△絵本太功···。/木偶净琉璃剧目之一。
[7]フォーラム①【ふぉーらむ】【名】【英】forum
论坛;公开讨论··;集会场所。(古代ローマ市の中心にあった集会用の広場。転じて、集会所のこと。[forum=集会用の広場])
[8]招く②【まねく】【他動】
(1)招,招呼。(手を振るなどの合図をして近く来させる。手招く。)
(2)〔パーティーなどに〕招待,宴请。(相応の用意をして、人に来てもらう。客としてきてもらう。)
△結婚式に招かれた/被邀请参加婚礼。
△酒宴に招く/请赴酒宴。
△晩餐に招かれる/被邀去吃晚餐。
△親戚を招いて誕生祝いをする/邀请亲戚来庆祝生日。
(3)招聘,聘请。
△専門家を招く/聘请专家。
△医者を招く/请医生。
(4)招致,惹。(当然のこととして身に受ける。)
△わざわいを招く/招灾;惹祸。
△危険を招く/惹出危险。
[9]司会者②【しかいしゃ】【名】
主持人。(進行係。)
△ 今回、司会者をやらせていただいた木村です。/我是这次的主持人木村。
[10]児童①【じどう】【名】
儿童;学龄儿童(身体·精神と···にまだ十分に発達していない者。普通,小学校に在学する者をさすが,児童福祉法では一八歳未満の者をいう)。
△児童向··の小説/童话故事。
△児童画··儿童画。
△児童期/童年。
△児童文学/儿童文学。
△児童教育/儿童教育。
△児童劇/儿童剧。
△児童心理学/儿童心理学。
[11]寄せる◎【よせる】【自他动·二类】
(1)使……靠近,使……挨近,移近,挪近。〔近づける。〕
△車を左に寄せる。/让小汽车向左靠近。
△机をもっと壁のほうに寄せてください。/请把桌子再挪近墙些。
(2)召集,聚集,收集。把东西集中到一起。(一点に物などを集める。)
△不要品を一か所に寄せる。/把无用的东西归到一个地方。
(3)加,加数。(数を加える。)
△4と6を寄せると10になる。/四加六等于十。
(4)寄身,寄居,投靠。〔他人の家に···緒に住んでその世話になる。〕
(5)寄送,投寄。(送る。)
△手紙を寄せる。/寄信。
(6)借口,托故。不言明而假托的理由。(はっきりそれと言わずにことよせる。)
(7)寄托(思慕),寄予(同情),表示(关心等)。表示善意或同情。(好意や同情の気持ちを向ける。)
△同情をよせる。/给予同情。
[12]エッセイ①【エッセイ】【名】【英】essay
小品文,随笔;(··笔式的)短论文。(随筆。随想。)
△ブログでエッセイ書いてみよう!/在博客上试着写随笔吧!
[13]取り上げる◎④【とりあげる】【他动·二类】
(1)拿起,举起(···にとる)。
(2)采纳(採用する);接受(受け入れる);受理(受けつける)。
△緊急な課題として取り上げられる。/作为紧急课题被接受。
(3)(武力で)夺取(奪う);(···制的に)剥夺;(証明書などを)吊销。
△汚職事件にかかわって職を取り上げられた。/牵连贪污事件被撤职。
(4)没收(没収する);(税などを)征收。
(5)提出,提起(問題とする);(···聞·雑誌で)报道,登。
△取···上げて論ずるほどのことでもない。/不值得提出来讨论的事情。
(6)(子を)接生。
△男の子を取り上げた。/接生了一个男孩子。
[14]フランダース‐の‐いぬ【フランダースの犬】
(A Dogof Flanders)イギリスの女性作家ウィーダ(Ouida1839~1908)の小説?1872年刊?フランダース産の愛犬パトラッシュに対する老人と孫の愛を描く?
[15]センチメンタル④【センチメンタル】【形动】【英】 sentimental
多情···感(的),易动情感(的),感伤(的)。(ちょっとしたことにも感じやすいさま。涙もろいさま。感傷的。)
△センチメ··タルな話。/感伤的话。
△セ··チメンタルになる。/感伤起来。
△彼女はセンチメンタルで小説など読んでもすぐ涙ぐむ。/她易动情感,看小说也会马上眼泪汪汪的。
△センチメンタルな娘。/多情善感的姑娘。
[16]批判◎【ひはん】【名·他动·三类】
批判;批评;评论。(正当に評価。)
△自己批判。/自我批评。
△無批判に。/无批判地。
△人を批判する。/批判别人。
△批判の余地がない。/无可批评;无批评的余地.
△批···を受ける。/受到批评.
△批判者。/进行批判(批评,评论)的人。
[17]粗筋②【あらすじ】【名】
概略,概要。(あらましの筋···。概略。特に、事件の経緯や書物·演劇などの内容のあらかたの筋道。梗概。)
△前号までの物語の粗筋。/目前为止的故事概要。
[18]主人公②【しゅじんこう】【名】
主人公,主人翁。(小説···脚本などの中心人物。ヒーロー·ヒロイン。主人の敬称。)
△劇の主人公。/剧中的主角。
△小説の主人公。/小说的主人公。
△新中国では人民が国家の主人公となった。/在新中国人民成了国家的主人(翁)。
[19]故に②【ゆえに】【接】
因此;从此时起;从此时。(前···述べた事を理由として、あとに結果が導かれることを表す。)
△ 貴君の功績は大きい。ゆえにこれを賞する。/都是你立下的功劳,因此要奖赏你。
[20]不運①【ふうん】【名·形动】
不幸,背运,倒霉,晦气···(運が悪いこと。)
△不運な···ぐり合わせ。/坏运气。
[21]吹雪①【ふぶき】【名】
暴风雪。(降雪に激しい風の伴···たもの。)
△花吹雪。/落英···纷。
△吹雪をついて救出に向···う。/迎着暴风雪前去营救。
△列車が吹雪のため立ち往生する。/列车因暴风雪而抛锚。
[22]アントワープ④【アントワープ】比利时的安特卫普港
(英) Antwerp
[23]聖堂 [U]
せいどう
[0]〔聖堂〕〈名〉
(1)孔子を祭った建物/祭祀孔子的庙?圣庙?
【類】聖廟?
(2)キリスト教で?教会堂/基督教中指教堂?教堂?
[24]飢え◎【うえ】【名】
饥饿。(飢えること。)
△ 飢えと寒さにやられる。/饥寒交迫。
△ 飢えをしのぐ。/勉强充饥··
[25]寒さ①【さむさ】【名】
冷,寒冷,寒气。(寒いこと。···た、その程度。)
△身を切る···うな寒さ。/寒冷刺骨。
△飢···と寒さにさいなまれる。/饥寒交迫。
△寒さにたえる。/耐寒。
△寒さを避ける。/避寒。
[26]掲げる◎【かかげる】【他动·二类】
(1)悬,挂,升起,···起,打着(人目につくように高く上げる)。
△看板を掲げる/挂招牌。
△国旗を掲げて祝う/挂国旗庆祝。
(2)···起,挑,掀〔まくり上げる〕。
△すだれを掲げる/挑〔掀〕帘子。
(3)刊登,载,登载(新聞·書物などに載せる)···
△新聞に広告を掲げる/在报···上刊登广告。
(4)提出,揭出,指出(主義·方針などを示す)。
△三つの問題を掲げて責任者にせまる/提出三个问题追问负责人。
△公共の福祉をモットーとして掲げる/把公共福利提出来作为口号。
[27]尊敬◎【そんけい】【名·他动·三类】
尊敬,恭敬,敬···。(他人の人格·行為などを尊び敬うこと。)
△尊敬をうける。/受到尊敬。
△尊敬をはらう。/尊敬。
△彼は尊敬にあたいする人物だ。/他是值得尊敬的人物。
△尊敬語。/敬语。
[28]巨匠 [U]
きょしょう
[0]〔巨匠〕〈名〉
芸術の分野で非常にすぐれた人/艺术领域中非常杰出的人?巨匠?泰斗?
【類】名匠?大家?泰斗?
[29]ルーベンス【Petrus Paulus Rubens】
フランドルの画家?バロック絵画の巨匠?華麗で迫力ある構成?豊富な色彩で独自の境地を開拓?作?マリー=ド=メディシスの生涯??パリスの審判?など?リュベンス?(1577~1640)
[30]壁画◎【へきが】【名】
壁画
[31]雲①【くも】【名】
云,云彩。(大気中の水分が細か···粒となって、白く見えるもの。)
△雲のきれめ。/云彩缝隙。
△空一面の雲。/满天密云。
△雲が晴れた。/天晴了;云散了。
△雲におおわれる。/被云彩遮住;层云密布。
△いまは心にかかる雲もない。/现在没有覆盖在心灵上的云彩了;现在没有精神上的负担了。
△雲にかけ··し。/达不到的愿望,高攀不上;办不到的事。
△雲に臥す。/山居云深处; 居住在深山中。
△雲は竜に従い,風は虎に従う。/云从龙,风从虎;圣天子之下必有贤臣辅佐。
△雲をかすみ··。/一溜烟地跑得无影无踪。
△雲をかすみと逃げ去った。/一溜烟地逃掉了。
△雲をつかむ。/ 虚幻无实;不着边际『成』;虚无缥缈『成』;茫无头绪『成』。
△雲をつかむような話。··不着边际的话;不可置信的事;摸不着头脑的事;荒诞的事。
△雲を衝(つ)く 。/顶天;冲天。
△雲をつくような男。/顶天大汉;个子高的男子。
[32]切れ間③【きれま】【名】
间断;缝隙(同たえま)
[33]ステンドグラス⑤【すてんどぐらす】【名】【英】stained glass
彩色玻璃。(さまざまな着色ガラスを組み合わせて模様·画像などを表した板ガラス。また、その技法。教会堂の窓などに用いる。)
△教会のステンドグラスの窓。/教堂的彩色玻璃窗。
[34]差し込む◎③【さしこむ】【自动·他动·一类】
(1)突然剧痛,绞痛。(胸·腹などが物を突っ込んだように痛む。胃痙攣を起こす。癪(しゃく)を起こす。)
△差し込むような痛み。/绞着似的痛。
△急に胃が差し込む。/突然胃部绞痛。
(2)插入,扎进。(突き入れる。差し入れる。)
△プラグを差し込む。/插上插头。
△錠に鍵を差し込んで開ける。/把钥匙插进锁里开开。
[35]とうとう①【とうとう】【副】
终于,到底,终究,结局。(···終的な結果として物事が実現した、あるいは実現しなかったという意を表す。ついに。結局。)
△とうとう雨になった。/··底下起雨来了。
△3時間待った···、彼はとうとう来なかった。/等了三小时,但他终于没有来。
△いそがしくて、その映画はとうとう見に行けなかった。/忙得终于没能去看那部电影。
△··うとう酒で死んだ。/终于死在酒上了。
[36]生涯①【しょうがい】【名】
(1)一生,终生,毕生,一辈子,终身。(人が生きている間。)
△生涯の友。/终生的朋友。
△社会奉仕を生涯の仕事とする。/把为社会服务作为毕生的事业。
△幸福な生涯。/幸福的一生。
△20歳でがんのため短い生涯を終える。/二十岁时得了癌症结束了短促的一生。
△生··を福祉事業に捧げる。/把终身献给福利事业。
△自分の生涯で最も得意なとき。/自己一生中最得意的时候。
△生涯自然とともに生きる。/毕生与自然为伴。
△生涯教育。/终生教育。
(2)一生中的某一阶段;生涯。(一生の一時期。)
△芸術家の生涯。/艺术家的生涯。
△外交官としての彼の生涯は華々しいものであった。/他当外交官的那一段干得很漂亮。
[37]終戦◎【しゅうせん】【名】
停战
[38]貧困◎【ひんこん】【名·形动】
(1)贫困,贫穷。(貧しくて生活に困ること。)
△貧困と闘う。/与贫困斗争。
△極度の貧困に陥る。/陷入极度的贫困之中。
△貧困を脱する。/摆脱贫困。
(2)贫乏,极度缺乏。(必要なもの、大事なものがとぼしいこと。)
△貧困な知識。/贫乏的知识。
[39]移入◎【いにゅう】【名】【他サ】
运入;引进;迁入;转入